月刊 さわいはじめ 2023年12月
1月もすでに半ば過ぎ。前月分の「月刊」投稿がどうしてもこの時期になってしまいます。月初には締め切りの”ヤマ”があることが多く、ひと通りこなして一息つくと、どうしても月初から3週間目みたいな時期になってしまうのです。本来は月初に前月の「月刊」を投稿したいのですが、ある意味このタイミングになってしまうのが平常進行、なのかも? 言い訳です。
■ 仕事
【私が原稿を書いた雑誌が発売されました】
TVステーション25号(12月6日・水発売)
▽名芝居セレクション
「下剋上球児」
「今日からヒットマン」
▽ CM調査隊
(資生堂 / 反町隆史、松嶋菜々子)
(サントリー / 大泉洋、広瀬すず)
(ガンホー ・オンライン・エンターテインメント/ 二宮和也)
TVステーション1号(12月20日・水発売)
▽ スター豪華グラビア
「不適切にもほどがある!」阿部サダヲ インタビュー記事
▽ 冬ドラマ相関図特集
「不適切にもほどがある!」
「グレイトギフト」
▽ CM調査隊「2023年総括SP」
ダ・ヴィンチ1月号(12月6日・水発売)
▽ カルチャー ダ・ヴィンチ「お笑い」ページ
さらば青春の光
DVD「すご六」リリースについて
▽ その道のプロに聞く ダ・ヴィンチ なんでもランキング
週末北欧部 chika さん インタビュー記事
「冬の季節に読みたい、北欧の本10選」
▽ 電子書籍の沼にハマって眠れない!!
LINEマンガ 松田卓さん、玉置元喜さん インタビュー記事
◆ 執筆&取材 はみだしメモ
ダ・ヴィンチの「お笑い」ページでは、さらば青春の光さんの取材を。過去にも事務所独立直後、DVD発売時、森田哲矢さんのエッセイ発売時など、度々取材させていただいたことがあり、ライター歴のなかで取材回数が一番多いタレントさんです。タレントさん側は、数多のメディアから取材を受けているので、聞き手の顔なんて覚えてなくて当たり前だと思っていますが、今回の現場ではマネージャーのヤマネマサヒロさんが「お久しぶりです」と声をかけてくださいました。本当にこちらのことを覚えてくれているのか、または誰にでもそう言っているのかーー、実際のところはわかりませんが、めちゃくちゃうれしいですし、自分のなかでのさらばさんへの特別度は俄然アップします。人の顔と名前を覚えるのが苦手は私ですが、ヤマネさんのように振る舞いたいと思わされました。
【合唱祭動画の編集をしています!】
12月中は、知人づてに紹介していただいた業者さんから依頼を受け、中学校の合唱祭の動画編集をさせていただきました。在宅ワークでの副業、使用ソフトはAdobe Premiere Proです。仕事があるのは2月までなので、3月以降、動画編集のお仕事があったらお声掛けください。難しいことはできませんが。
■ 趣味、気付きや学び
【音楽活動】
◆ サンバチーム・サウーヂの一員として、横浜市で開催された国際交流イベント「金沢ラウンジフェスティバル」のステージに出演しました。普段通りのサンバパフォーマンスの他に、この日は楽器紹介のコーナーがあり、私もスルドを携えてパートリーダーと2人でステージの前方に歩み出てかけあいのお披露目を。広くてきれいなホールに音を響かせることができて気持ち良かった! クライマックスではMCにうながされてステージに上がってくれたお客さんもいました。客席で一緒にリズムをとって踊ってくれる人もたくさんで、楽しい時間を過ごせました。
◆ 20代の頃、自主制作CDリリース、全国ツアー、主催イベントなどなどを次々手がけ、プロになるべく人生をかけて活動していたロックバンド「TRANSE」。2003年12月の活動休止以降、きまぐれにライブ1回、ミニアルバム1枚という活動状況でしたが、ふと思うところがあって楽器隊の4人で久しぶりにスタジオに入りました。みんな、年齢相応に衰えている部分はあるものの、アンサンブルは驚くほどしっくりくる。なんとも言えない心地よさに、思わずニヤけてしまった。2024年はライブをやる予定、多分。ステージクオリティに持っていくためにリハビリが必要だけど。
◆ 年末に開催された「DOMA MUSIC FESTIVAL VOL.1」に、ASADO ASAKAWAで出演。今後シリーズ化を予定しているというフェスの第一弾にて、光栄なことにトップバッターを務めさせていただきました。また、フェス中盤には打楽器セッションの時間を設けていただき、ゲストにドマのマスター・廣井さん、サウーヂのもゆるくん、その師匠でもあるサンバ界の巨匠・フランシスを迎えて大所帯で演奏を。めっちゃ気持ち良かったー!
【2023年12月の見たり聞いたり】
◆ 12月4日、ドマで開催されたトークライブ形式の講演企画「ライフスタイル神社学」に参加しました。講師は、30年来自らの足で神社や日本の神様についてリサーチし、著述や講演を展開している中村真さん。神社を通じて見えてくる、古代から続く日本人の暮らし、大自然とのつながりなどを、実に分かりやすく説明してくれました。「怪しい宗教イベントなのでは?」と勘違いされることもあるようですが、内容はいたってカジュアル。それでいて、質問すれば詳しくディープに答えてくれるので、とても楽しいイベントでした。自分自身、いつごろからか神社や日本神話に興味があり、知識のつまみ食いをしてきたので、中村さんの話を聞いて頭のなかがだいぶ整理できた気がします。そして、いままで以上に神社への興味が深まりました。
▽ 今月も、琉球唄三線の演奏家として活動している妻、まちゃのマンスリーライブ「明神町de唄三線」を鑑賞。フライヤーに記載されているコラボ相手「M&M」はASADO ASAKAWAの親子メンバー、まさやくんとみやびちゃん。出演メンバー3人がそろって烏煙しているFC東京にちなんだ曲や、クリスマス&お正月ムードが漂う選曲など、らしさ満点なステージに。まちゃが風邪気味だったので、歌声はややセーブ気味でしたが、そういう状況でもやり切った姿が頼もしかったです。
【フットサル(応援)】
◆ 応援している女子フットサルチーム・VEEX TOKYO Ladiesは、2023年の関東女子フットサルリーグを4位で終了。12月に入った段階で、他力ながら優勝できる可能性もあり、自力で3位以内に入れば地域チャンピオンズリーグへの出場権を獲得できる状況にあったのですが、勝ち点を伸ばせず、今季初の黒星もあり悔しいフィニッシュに。とはいえ、今季はチームの立て直しとリーグ中位以上が目標だったと聞いているので、シーズンを通じて優勝争いに絡めたのは想定以上の大収穫。むしろ、優勝に手が届きそうだったおかげで味わえた悔しい思いが来季につながるはず。サポーターとしてはだいぶポジティブです。選手のみなさんお疲れさまでした!
◆ 国内女子フットサルシーンの動向を丁寧に報じてくれる、国内で唯一のメディア「PANNA-Futsal」さんが、8月に行ったクラウドファンディングの返礼品が手元に届きました。写真で見るよりも実物の方がかっこいいです! 先ごろのクラファンは、9月にライで開催された国際公式大会の取材費用の確保が目的でした。当初の目標額は早い段階で達成することができたようです。そして女子日本代表は大会で優勝。チームの様子はPANNA-Futsalさんのおかげで日本にいながら知ることができました。クラファンの良さは、支援する側にもされる側にも(そして今回は取材されたチーム側にも)メリットが生まれるという仕組みにあると思っていますが、今回がまさにそれでした。参加して良かった!
クラファンに参加して良かった! と感じる一方で、日本サッカー協会に対しては大いに不満があります。クラファンがあという間に目標達成するほど国内には関心のある人が多い上、日本女子フットサルは国際的にも結果を出し続けているのに、協会のサポートが足りていない印象があり、メディア露出が少ない点も残念です。今回も現地取材したメディアはPANNA-Futsalさんのみだと聞いています。かつ、取材費用がクラファンで捻出されているという実状を日本サッカー協会がどう考えているのか。10年ほど前に、Fリーグの試合会場に来ていた日本サッカー協会フットサル委員会委員長の北澤豪さんに「女子フットサルは世界で結果を出し続けているのに、扱いがひどくないですか」と声をかけさせていただきました。2024年現在も委員長を務めている北澤さんの「協会も頑張っているので、これからも応援してください」という当時の言葉、10年経ったいまも忘れていませんので、頼みますよ、本当に、マジでマジで。
【面白かったコンテンツ】
◆ 都市ボーイズ・はやせやすひろさんの単著「闇に染まりし、闇を祓う」を読みました。発売されたのは前月でしたがようやく時間が作れたので一気読み。YouTubeチャンネルで、呪いや心霊をメインに都市伝説を追い、取材や実体験を通じてリアルなトークを繰り広げるはやせさん。YouTubeや配信イベントなどで聞いたことのある話も、活字で読むとまた違った味わいがあり、改めてゾクゾクするポイントがたくさんありました。はやせさんにしか語れないエピソードばかりの唯一無二の一冊でした。第2弾も読みたいです。
◆ 私が仕事をしている横で、妻が居間のテレビでNetFlixの韓国ドラマ「マスクガール」を見始めて……、気が付いたら私も仕事そっちのけで一気見してしまいました。ダ・ヴィンチでインタビューさせていただいたLINEマンガのスタッフさんから「『マスクガール』という漫画が韓国でドラマ化されて話題になっています」という情報を聞いていたので、なんとなく頭の片隅に引っかかっていた作品だったのですが、なるほど、これは面白い。ドラマ1話ごとにメインの人物が切り替わる作りや、不器用な男女の恋愛ドラマかと思ったら猟奇サスペンスだったり復讐劇だったりする多面性、息をつく暇もないほどのスピード感など、見たことのないタイプの作品で、思いっきり引き込まれてしまいました。型破りな作品を見たい人におすすめ。
◆ 年末はあちこちで大型企画がお披露目に。YouTubeではさらば青春の光が1年越しの大型企画を3週連続で配信していました。これが違法すれすれのとんでもない企画で、東ブクロさんをターゲットにした「1年半に及ぶ楽屋泥棒ドッキリ!! ブクロの財布から金を抜き続けバレずに100万円盗めるか!?」というヤバい内容。なかなか目標額まで到達できない森田さんたちが、あの手この手で東ブクロさんからお金をまき上げるべくぶっ飛んだ企画を仕掛け、奇跡的な展開もあり、そして3週目にはとんでもない結末へと向かっていく。バカバカしさとヒリヒリ感、見終わったあとに残る疲労感も、どこか爽快なのが不思議だ。
◆ お笑い好きは見逃せない、M-1グランプリ2023では令和ロマンが優勝!準優勝のヤーレンズもとんでもなく面白かったけど、23年のチャンピオンは令和ロマンで文句なしでしょう。私が令和ロマンを初めて知ったのは2020年3月にニューヨーク Official Channelで公開された「元学生芸人大集合!大学お笑いサークルってどんなとこ?」だったと思います。出演陣の顔ぶれも充実していて、いま見るとだいぶ感慨深い動画です。
その後もクルマさんは先輩コンビ・素敵じゃないかとのいざこざでニューヨーク Official Channelで爪痕を残し、面白さが際立つように。ケムリさんは、ルームシェアしている仲間との「僕らの別荘(YouTube・TikTok)」も面白く、令和ロマンがブレイクするのは時間の問題だろう、と思っていたらM-1優勝という大金星! 千鳥の「相席食堂」でのM-1決勝進出コンビがロケの面白さを競う「街ブラ-1グランプリ」で、1年前にオズワルドの代役を務めていた令和ロマンが、正式な出場資格を得た上で何を仕掛けてくるかも楽しみ。令和ロマンの時代が来る気がします。
◆ 令和ロマンもヤーレンズも面白かったし、敗者復活戦でのシシガシラにも爆笑しましたが、個人的に一番面白かったのはトム・ブラウンの敗者復活戦ネタでした。好き嫌いは別れるかもしれませんが、好きな人にはたまらないタイプ。「これは漫才なのか?」という問題はさておき、腹がちぎれるほど笑いました。中毒性がハンパないです。
【とっておきな話】
◆ VEEX TOKYO Ladiesのゴレイラ・イク(芹澤育代 選手)が、デフフットサル女子日本代表として11月に開催された第5回ろう者フットサル世界選手権大会(開催地:ブラジル)に出場。大会を勝ち進んだ日本代表は、決勝戦でブラジル代表を破って優勝を果たしました。イク、おめでとう!!! 本当にすごい、マジですごい。正真正銘の世界一、ハンパねぇ。そして試合会場にて、イクがわれらサポーターに金メダルをお披露目してくれました。ありがたや、ありがたや。手話を覚えてもっとイクとコミュニケーションを取れるようにならなければ。あらためまして優勝おめでとうございます!
協会の公式サイトにはデフフットサル女子日本代表の試合レポートが掲載されています。YouTubeで配信された試合動画のアーカイブも。助かります。
【まぁまぁどうでもいい話】
◆ 12月2日、フットサル観戦のために茨城県常総市へ。最寄り駅から会場までの移動で、久しぶりに自転車に乗りました。10年以上ぶり、いや、20年以上か? それくらい、前にいつ自転車に乗ったかが思い出せません。これまで常総市でのフットサル観戦の際は、応援仲間が運転してくれる車に便乗させていただいたり、実家の車を借りたり。しかし今回は仲間の都合が着かず、私も自分で運転するのが億劫だったので、妻と2人で電車移動+駅前で借りられるレンタサイクル(無料!)という初めての選択をしてみました。
お借りした自転車はギアなしのママチャリ。全然スピードが出ないけど、その分安全? いや、久々の自転車なので、よろよろふらふら。バランスを取るためには意外と腕力が要る。それにしても笑っちゃうくらいスピードが出ない。そしてサドルが固くてケツが痛てぇ。最寄り駅の関東鉄道常総線・水海道駅か常総市水海道総合体育館まで、片道約4.5キロ。往復約9キロ。いい運動になりました。もう何年も原付バイクのお世話になりっぱなしだけど、たまには自転車もいいもんです。真夏と雨の日以外なら、水海道ではこれでいいかも。
それにしても、水海道駅前のブラジルスーパーにあったイートインコーナーがなくなっていたのは非常に残念だった。コロナ禍の影響だろうか。私自身コロナ禍はフットサル観戦を控えていたため水海道は2019年以来。その間、少しもお店の力になれなかったのが申し訳ない。Todosバーガー食べたかったなぁ。
■ エピローグ
年末ならではのイベント、年末ならではのエンタメなど、12月は割といろんなことがありました。仕事に遊びに、おもいっきり過ごせた気がしています。友人トミーくんと続けているリレーエッセイも、以前から温めていたネタで書くことができました。リレーエッセイ、最近は2か月に一度自分のターンが回ってくるような、ゆうくりしたペースになっていますが、続けることに意義があると信じて書いていこうと思っています。
年の瀬に、FC東京のゴール裏で熱い時間を一緒に過ごした仲間・ぴーこちゃんのお葬式に行ってきました。72歳だったそうです。親族や友達とのお別れとはまた違った寂しさがあり、涙が止まりませんでした。私がサンバ活動を機にゴール裏に通えなくなり、コロナ禍だったこともあって、もう何年も会えなかったのが非常に悔やまれます。同じくFC東京サポーターのぴーこちゃんの息子さんから連絡をいただけたことがとてもありがたかったです。会いたい人、しばらく会ってない大事な人にはもっと積極的に会うようにしなければいけませんね。ぴーこちゃんが、そう教えてくれた気がします。
そして迎えた24年1月。年始早々引いてしまった風邪がいっこうに治らず。その話は来月書きます。では以上です。
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