ひよこ先生

田舎の中学校で教務主任として働いているひよこです。 中学校から始めた吹奏楽(トロンボー…

ひよこ先生

田舎の中学校で教務主任として働いているひよこです。 中学校から始めた吹奏楽(トロンボーン)との出会いによって音楽の教員を志すことに。

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2023/05/21 中学生のための感情表現の練習方法:より自信を持ってコミュニケーションする方法

はじめに感情表現がうまくできない生徒に対して、どんなアプローチができるのか? 今自分が教員として生徒にできることは 『経験を増やす』 というところに着地しました。 ※ちなみに余談ですが、chatGPTさんに「感情表現するためのアクションプラン」考えていただいたら、以下のようにご教授くださいました(あくまでも参考です) ということで、ひとえに『感情表現』と言ってもやることがたくさんあります。しかも、学校教育、とりわけ授業の中で『感情表現』に特化した授業はほぼ無い(道徳

    • 【無理に笑顔を作ること、そして本当に大切にすべき笑顔とは】

      これまで私は「笑顔でいなきゃ」とか「まずは自分から」という姿勢で過ごしてきました。特に、公立中学校で教員として生徒に接していると、「GIVE」の精神でいることが当然だと思っていました。自分が先に与えることで、生徒が少しでも良くなればと思っていたんです。 教室に入る度に、明るく元気な声で「おはよう!」と言い、廊下ですれ違う生徒には必ず笑顔で声をかける。そうすることで、生徒たちの心を少しでも和ませることができるのではないかと信じていました。 でも、気づいたら、その姿勢が自分の

      • 2024/05/18 新しい環境での試練:部活動指導の1ヶ月半を振り返る

        新しい職場、新しく受け持った部活の指導も、1ヶ月半ほどが経過しました。 まだまだわからないこと、見えないことはたくさんありますが、その中でも気づけたことがあったので、今回書き出しておきたいと思います。 実力のあるチーム、実績のあるチームだとしても、人間関係に課題はたくさんあって、顧問が変わったことによる影響が相まって、子どもたちの精神状態も、年度当初はかなり不安定になっていたのかな?と思います。それに加え、力のあった前任者に依存しているようなことがあるとより面倒なことが多

        • 2024/04/16 異動の波に揺られて:新たな環境での挑戦と成長

          新年度も半月がすぎました。 新しい環境での生活。 昨年度まで、あんだけ 「新しい環境でがんばりたい」 と大口叩いていたのに、いざ環境が変わると、ことごとく変わった環境に打ちのめされ、メンタルがボロボロになっています。 どんな環境になっても頑張りきれるように勉強し、朝活をやってきたつもりでしたが、ほぼほぼ意味なかったのかな?なんて思ってしまう始末。 教務主任から副担となり、身の置き方もわからないし、今までのやり方や考え方も合わない。 異動あるあるですが、 部活の

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        2023/05/21 中学生のための感情表現の練習方法:より自信を持ってコミュニケーションする方法

          2024/01/27 練習の新たなフロンティア:挑戦と成長の道

          (ミーティングで生徒に伝えた内容です。備忘録として、残していきます) 今日は練習時間を使って、練習の方法について話しました。新しい練習や普段はやらないことに挑戦することで、うまくいかないこともあるでしょう。しかし、足りない部分を補うための練習なので、体力的に辛いことも当然です。慣れたら次のステップに進んでいく必要があります。継続的に練習していくことで、楽器の扱いが上手くなったり、叩きやすくなったりすることが目標です。練習の成果は実際にやってみないと分からないものです。 ま

          2024/01/27 練習の新たなフロンティア:挑戦と成長の道

          2024/01/15 希望の課題:吹奏楽新人戦で見えた成長への道

          2024/01/14 吹奏楽コンクールの新人戦が終了しました。 結果は銀賞。 合同バンドでの参加ということもあり、なかなかうまくいかなことは多くありましたが、内容としてはある程度満足(納得)しています。 いろいろな課題がありますが、気になった課題が大きく2つあったので、ここに書き記しておきたいと思います。 課題① フィジカルを高める 今回の演奏の課題として、 ・楽器が鳴らない ・弱奏ができない ・強奏もできない など、「ブレスコントロール」 に課題があると思いま

          2024/01/15 希望の課題:吹奏楽新人戦で見えた成長への道

          2024/01/13 一発逆転!ふせんブレストレーニングで勝負だ!

          2024が明けました。 本年もどうぞよろしくお願いいたします🙇‍♂ ということで、明日は吹奏楽部の“コンクール新人戦”に参加してきます。 前日の指導にも関わらず、今日行った練習は 「ブレストレーニング」 が中心の練習でした。 通るかどうかも危ういところなのにも関わらず、ブレストレーニング…。 完全にとち狂っています笑 でも、必要があると思ったし、どうしてもやっておかなければいけないと思ったので、意を決して実施してみました。明日の結果にどこまで反映できるかは非常に

          2024/01/13 一発逆転!ふせんブレストレーニングで勝負だ!

          音楽の挑戦:金賞を逃した先に広がる可能性

          アンサンブルコンテスト県大会が終了しました。 結果は金賞。しかしながら、上位大会への推薦はいただけませんでした(いわゆるダメ金てやつ)。 比較的学力の高い2年生でチームを組み、部員は少ないため、5人中3人が管楽器からのコンバートで編成した打楽器5重奏でしたが、力及ばずあと一歩で予選から去ることになりました。 選曲は問題なし。生徒の素質も十分にあり、練習時間も十分だったので、あとは指導者である私にすべての原因があります。 子どもの主体性を重視するといって、子どものペース

          音楽の挑戦:金賞を逃した先に広がる可能性

          2023/12/05 目指す未来は?:県大会に向けて子どもたちが探しているもの

          県大会まであと10日ほどとなりました。 ミーティングで部長からの振り返りでは、 ・移動や準備が終わる時間が遅い ・もっと周りを見て行動する必要がある といった、至極当たり前なことでした。 県大会を間近に控え、チームの士気が上がっていないのか? はたまた、私がそう見てしまっているだけなのか? 判断に迷うところ。 学力は高いが、自己表現や感情表現が消極的なチームなだけに、なかなか手強さを感じています。 良く言えば“淡々と”こなし、悪く言えば“積極性や主体性”に欠け

          2023/12/05 目指す未来は?:県大会に向けて子どもたちが探しているもの

          コロナ禍の代償:子どもたちの経験不足が引き起こす課題

          失った代償は非常に大きい。 コロナ禍によって本来得られているであろう経験が得られていないことによって起きている問題ってたくさんある(気がする)。 コミュニケーションを取ることが制限されるような数年間をすごしてしまった子どもたちは、どのようにコミュニケーションをとったよいかもわからないし、何よりお手本・モデルになる人達もいない中で生活をしているんだと思う。 もちろん怒られたり、理不尽なことを言われる“経験”そのものが少ないから、それを受け止める耐性もできるわけもなく、

          コロナ禍の代償:子どもたちの経験不足が引き起こす課題

          教員のジレンマ:教育への情熱と現実のはざまで

          ぐるぐる、ぐるぐる 燃え尽きているわけでもありませんが、なんというか、虚無感みたいなものに襲われています。 音楽の楽しさ、部活の楽しさ、吹奏楽の楽しさを伝えたいと思い、今まで一生懸命にやってきました。 でも、それは私の「エゴ」以上の何物でもないのかな?と。 一生懸命にやることが好きで、負けず嫌いで、何度打ちのめされても立ち上がって頑張る。 それがいいと思っているし、そうしないと“いけない”と。 自分が教育に、指導に関わるからには適当にはやれないし、どうにかして“正

          教員のジレンマ:教育への情熱と現実のはざまで

          2023/08/19 教員としての力を最大限に:主顧問と副顧問の資質と発揮する方法

          主顧問と副顧問 このような言い方はあまり聞かれなくなりましたが、私の勤務校や部活を運営する中でまだまだ使われている言葉の一つです。 その競技や部活の運営を専門的に経験したり学ばれている先生方は、いわゆる “主顧問” になることが多いのかなと思います。それに対して、その競技や部活の経験がなく、技術的な指導ができない方が、いわゆる “副顧問” になることが多いかもしれません(あくまで感覚値です)。 主顧問として部活に関わるか、副顧問として部活に関わるかは、主に年度当

          2023/08/19 教員としての力を最大限に:主顧問と副顧問の資質と発揮する方法

          2023/08/15 音楽の表現力と基礎の結びつき―コンクールからの教訓

          今年度のコンクールが終わりました。 総勢12名の小さなバンドの大きな挑戦。儚くもあっさりと終わってしまいました。 「自分たちの演奏が上手であれば周りは関係ない。」 そう言い聞かせて、自分たちの演奏と向き合いながらどうにかこうにか頑張ってきましたが、やはり30人バンドと12人バンドでは 「力の差」が埋められなかったことは事実です。 非常に悔しい結果となりましたが、今年いろいろと試行錯誤していくなかで手応えのあったことがいくつかあったので、ここに書き残しておきたいと思い

          2023/08/15 音楽の表現力と基礎の結びつき―コンクールからの教訓

          2023/07/07 "吹奏楽部向け:姿勢と自己対話で技術を高める"

          ①いい姿勢を作る意味 ②自分に対して「意見」を言う ということについて、ミーティングで話をしました。 ①いい姿勢を作る意味なぜいい姿勢が必要なのか? その答えは至極シンプルで、 いい音を出し、いい演奏をするため です。 こういう話をすると、「プロはどうなんだ?プロは姿勢の悪い人が多い」と言われることが多いですよね。 おさえておきたいポイントととしては、 初心者や学生が「姿勢を悪くしたまま上手に吹く」ことには限界がある ということです。 姿勢が悪いままでも

          2023/07/07 "吹奏楽部向け:姿勢と自己対話で技術を高める"

          2023/06/29 努力の山岳探検―達成感と満足感を求めて

          毎日練習をしているけど、なかなか成果が上がらない。思うようにいかないと思い悩んでいる人に向けて、少しでも前向きになれるような内容になっていると思います。ぜひお読みください👍 努力の先に見える景色とは、目標を達成することを指します。これは山登りに例えることができます。 山登りは、単に山を登る行為だけでなく、登る過程と登頂後の景色を両方大切にするものです。 登山にはさまざまな困難が伴います。雨が降ったり、転んでケガをしたり、道を間違えたり、時には一緒に登るメンバーが離脱した

          2023/06/29 努力の山岳探検―達成感と満足感を求めて

          2023/06/28 記事を書こうと考えているのですが、 なんにも出てきません。 思いはあるはずだし、思ったこともいっぱいあるはずなのに。 この感覚、嫌なんだよなぁ。

          2023/06/28 記事を書こうと考えているのですが、 なんにも出てきません。 思いはあるはずだし、思ったこともいっぱいあるはずなのに。 この感覚、嫌なんだよなぁ。