2023/05/21 中学生のための感情表現の練習方法:より自信を持ってコミュニケーションする方法
はじめに
感情表現がうまくできない生徒に対して、どんなアプローチができるのか?
今自分が教員として生徒にできることは
『経験を増やす』
というところに着地しました。
※ちなみに余談ですが、chatGPTさんに「感情表現するためのアクションプラン」考えていただいたら、以下のようにご教授くださいました(あくまでも参考です)
ということで、ひとえに『感情表現』と言ってもやることがたくさんあります。しかも、学校教育、とりわけ授業の中で『感情表現』に特化した授業はほぼ無い(道徳が一番近いかもしれませんが、今回の趣旨とは少し違う感じがしています)といえます。
そんな状況で私が生徒にできることとは何があるのかを考えた結果、次の2つのアクションプランにたどり着きました。
1️⃣感情プレイリスト
中学生に限らず、大人の方もジャンルごとの選曲は日常的にしていると思いますが、『感情』に合わせた選曲というのはあまりしていないかと思います
。自分の感情に合わせて、例えば、「気分をアゲたい」「落ち込んでいるから」といった具合に選ぶことが多いと思いますが、「感情」にフォーカスし、その曲を聞いてどんな感情になるかという聴き方はあまりしていないのかな?と思いました。
自分の感情が上手く言語化できない中学生に向けて、「(仮称)感情プレイリスト」を作り、その曲を聞いて“どんな気持ちになったか”を言語する練習をしていければと考えました。
やりかた
やりかたは非常に簡単です。
①リストに書かれた曲を聴き、どんな気持ちになったかを言葉にする
これだけです🙆♀
感情【喜び・悲しみ・怒り・緊張・平穏・驚き・恐怖】ごとにリストアップしているので、項目を伝えてから曲を聴くでもOKですし、クイズのようにして、曲を聴いてから感情を答える。でもOKだと思います。
これがある程度数をこなしてできるようになったら、今度は
「感情」に合わせた曲を探してくる
をやってみると深まるかもしれません👍
「感情プレイリスト」(ダウンロードはこちらから)
2️⃣感情日記
自分の気持ちを表現していくためには、やはりアウトプットが重要。ということで、
【感情日記】
を取り組んでいきます。
やりかた
こちらも方法としては非常にシンプルで、
『その日起きた出来事に合わせて、自分が感じた気持ちを書いていく』
だけです。
ですが、「ただ書いてこい」だと自分の気持ちに迫ることが難しい生徒もいるので、取り組みになれるまでは以下の「(仮称)感情表」を参考にして、当てはまる感情を見つけていきます。もちろん、表に書かれてるものはあくまで参考ですので、他の言葉を見つけてきてもいいですし、あえて違う言葉で表現させることがあってもいいと思います。
「感情表」(ダウンロードはこちらから)
おわりに
とにかく生徒たちに「経験を積ませる」を多くやっていきたいと思っています。オンラインの普及によって、さまざまな情報が溢れていますが、それを正しく得る技術や方法がまだ持てていないこともあって、こちらが思っている以上に、「感情が動く、または自分の気持ちと向き合う経験」ができていないと感じています。
非常にアナログなやり方ではありますが、少しでもプラスに働けばいいなぁと思います。
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