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音楽の挑戦:金賞を逃した先に広がる可能性

アンサンブルコンテスト県大会が終了しました。

結果は金賞。しかしながら、上位大会への推薦はいただけませんでした(いわゆるダメ金てやつ)。

比較的学力の高い2年生でチームを組み、部員は少ないため、5人中3人が管楽器からのコンバートで編成した打楽器5重奏でしたが、力及ばずあと一歩で予選から去ることになりました。


選曲は問題なし。生徒の素質も十分にあり、練習時間も十分だったので、あとは指導者である私にすべての原因があります。

子どもの主体性を重視するといって、子どものペースで練習させてしまったこと、強いリーダーシップはなかったので、そこを補填してあげる指導をもっと考えてあげられていれば、可能性は十分にあったと思います。

考えればキリがないですが、うじうじ言っていても仕方ないので、備忘録も兼ねて、これから何をしていくべきかを書き残しておきたいと思います。


1、フィジカルの強化
表現力を高めるためには、「自分のイメージした音が出せる」ことが重要になります。至極当たり前なことを言っていますが、簡単に言うと、

“大きい音や小さい音”の幅を広げたり、“高い音や低い音”の幅を広げるためには、それなりの“力”が必要になります。

管楽器で言えば“息(ブレス)”のコントロール、打楽器も腕を中心とした“体全体の動き”のコントロールが必要です。よくわかんない腹筋や腕立て伏せ、ランニングとかではなく、体幹トレーニングや、持久力を持たせられる筋力強化をもっとやっていく必要があると思いました。

2、表現(思考)力の強化
出したい音のイメージもより深く、たくさんできる必要があります。一つの曲を演奏するにしても、様々な音色や雰囲気、表情が求められます。

『色』で例えるとわかりやすいですが、「青」と言っても、

・青
・藍色
・水色
・スカイブルー
・紫に近い青

など、いろんな色があります。それぞれのイメージに「音色」も変わってきます。この「色」のイメージがたくさんできるかで演奏の幅も大きく変わってきます。そして、そのイメージをどのように表現(演奏)するかは今はちょっとおいておいて、まずはこの表現の幅を広げるために、例えば「絵本の読み聞かせ」や、リトミック、映画鑑賞などが効果的なのかなと考えています。

表情の『引き出し』を増やし、それを表現するための『力』を身につける。

時間をかけて少しずつ力をつけていければ、これからの演奏活動も充実してくるのではないのかなと思います。

ということで、簡単にですが、アンサンブルコンテスト県大会の振り返りでした。子どもたちの成長、そして、さらなる可能性の幅を広げるためにも、これからのオフシーズンでしっかりと『充電』していきたいと思います。

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