シェア
ひつじ渚
2022年4月24日 21:31
僕も彼らにつられて下を見遣った。「あっ。」 僕は思わず声を上げ、その場に立ち上がった。その拍子に、隣のカップルもハンバーガーを貪る反対側の客もこちらに目を向け、「なんだ?なんだ?」と奇異な目で僕を見ていた。「すみません。」 小さく頭を下げ、肩をすぼませながら僕は腰を下ろした。それから、もう一度窓の先に視線を向けた。そこには一番街通りを甲州街道方面に向かって滑走するテクノさんの姿が