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思い出すのはあの優しい空の色

夏の終わり
とても優しい空の色を見た
そこにいるだけで穏やかになった

秋の始まり
淀んだ風が吹き、太陽が遠くへ行った
雨風が吹き荒れた空は暗闇で、光を失った

瞳を閉じると思い出す空がある
青でも水色でもない、とても優しい空色

隣には照れて笑う君がいて
澄み切った空気が香る

今にも届きそうなくらいの雲に包まれて
流れる時間に身を委ねていた

きっと来年も、再来年も、その先もずっと
私はその景色を思い出す

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