理不尽な環境をチェンソーや刀でぶった切る銀ノ魂
執筆日:10月15日
「今日から年収3000万以上の人の税金は免除します」
そんな始まり方をする音声を聞いた。
政府からの公式発表でも何でも無く、ただの例え話ね。
要はそれを聞いてどんな感情を持つのかということを考えて欲しいのだ。
で、それを聞いたほとんどの人が
「ふざけるな。金持ちから金取らねぇってどうゆうことだ」
と、批判を言うだろうと。
こう思う人が世の中の80%。
「年収3000万以上か。僕には関係無いな」と思う人が19%。
「年収3000万以上!?よっしゃ3000万稼ぐにはまず何すればいいかな」と考える人が1%。
極端に分布させるとこうなるだろう。
そして発信者は、「20%の考え方、なるべく1%の考え方をしてほしい」と語っていた。
上の例って年収3000万以上の人にしか影響が無いのよね。
年収3000万未満の人の生活は変わらない。
だから不平不満をもらして、世の中をひっくり返しても自分達の収入は変わらないのだ。
起こった出来事に対して不平不満をもらすより、その環境でどうすれば幸せになれるかを考えた方が建設的である。
これはそのまんま『チェンソーマン』で言い換えられる。
借金を残して死んだ父親
「明日までに70万用意しろ」と言うヤクザ
後ろに悪魔が迫っている
この現状に不平不満を言っていたら、ヤクザに殺され臓器売買の駒にされるか、後ろの悪魔に食べられている。
どちらにしろ物語はそこで終わっていた。
だけど現状を飲み込み、「やっぱり死にたくない」という想いを持ったから、後ろの悪魔と契約して、ヤクザにデビルハンターとして雇って欲しいと頼んだ。
そうやって与えられた環境の中での在り方を考えたから、『チェンソーマン』という物語は始まったのだ。
「そんなのマンガの世界だけでしょ」と思うかもしれないが、現実も大抵そんな感じ。
2020年から始まったパンデミックに不平不満を言ったところで何か変わったか?
逆にパンデミックだからこそ、新しいことをし始めた人はどうなっている?
コミュニティを始めた人がいる
マッチングアプリを始めた人がいる
ネットで文章を書き始めた猿がいる
そいつら全員楽しそうに生きてるぞ。
いつも言っている。
環境を変えることはできない。だけど自分を変えることはできる。
物語はいつだって自分が主人公なのだ。
『鬼滅の刃』は、鬼に家族を殺され、妹を鬼に変えられた現状を受け入れたから、主人公が鬼を倒すため、妹を人に戻すためという目標を持ち、鬼殺隊として鬼と戦う物語。
『銀魂』は「サムライ魂を学ぶ」というメガネの初期設定が、主人公と引き合わせて物語が始まる。
振りかぶってきた環境を受け入れて前に進んでいくこと。
それが主人公の鉄則である。
それをするためには、理不尽な環境を別視点から捉えられる視座と、物事をユニークに捉える力が必要だ。
それを得るには結局アウトプットしまくるしかないのよね。
だから僕は、表現者という生き方を提唱している。
ということで終わり!読んでくれてありがとう。いいねやコメントよろしくね。
じゃあ、また。
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