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人美のアートたち
2018年10月4日 22:28
一匹のたまごがいました。そのたまごは、誰から生まれたのかどこで生まれたのか兄弟はいるのか何も分かりません。名前も、まだありません。たまごは、太陽の照る日も曇りの日も雨の日も雪の日もただただ、そこにいました。数日経って、たまごは歩き始めました。どこへ向かうのか何のために向かうのかどのような道を辿って向かうのか分からないけれど、てくてく、歩き続けました。
2018年10月31日 22:16
一匹のたまごがいました。そのたまごは、誰から生まれたのかどこで生まれたのか兄弟はいるのか何も知りません。名前も、まだありません。だけど、そのたまご はこんなことを思っていました。「ボクは王様だ。 この世で一番偉くて、強い王様なんだ。」と。たまごの王様は、歩き始めました。すると、ある動物が話しかけてきました。鳥です。「どうして君は、空を飛ばないの?」自
2018年11月30日 02:04
一匹のたまごが歩いていました。そのたまごは、いつから歩き始めたのかもう覚えてないくらい、歩き続けていました。たまごが歩いていると、ある動物が、話しかけてきました。鳥です。「どうして君は、空を飛ばないの?」「それは、羽が無いからだよ。」たまごは、当たり前なことを答え、当たり前なことのように歩き続けました。また、ある動物が話しかけてきました。魚です。「どうし
2019年1月2日 16:18
一匹のたまごが歩いていました。そのたまごは、自分がどこから来たのかどこに向かうのか知っているらしく堂々と歩いていました。たまご が歩いていると、木が現れました。その木の枝には、一休みしている鳥がいます。たまご は鳥に話しかけました。「君は、どうして休んでるんだい?今日は恰好の狩り日和なのに。」鳥は答えます。「そうだね。狩りはしているよ。」たまご は、不思議そう
2019年8月3日 05:39
一匹のたまごがいました。その たまご の目はキラキラと輝いていました。たまご は空を見上げながら走っています。ゴールの見えないどこまでもどこまでも続く長い道を走っています。たまごが走っていると、ある動物に出会いました。それは、鳥です。たまご は立ち止まって話しかけます。「こんにちは!」鳥は、びっくりした様子で答えます。「おや・・・?!」「驚いた。 誰かに
2020年11月2日 17:50
ある日ボクは包まれていた。それはまるで温かなベールのようだった。「あぁ、なんて幸せなんだろう。」そう思った。安心と幸福がボクを包み込んでいた。いつから包まれていたのかどのくらい包まれていたのかなぜ包まれていたのか・・・何も分からなかった。ただそれは温かく幸せな気持ちにさせてくれるものだった。ここは暗かった真っ暗で何も見えない感覚だけがあってそれが研ぎ澄まさ
2023年7月30日 18:44
一匹のたまごが眠っていました。そのたまごは、太陽の照る日も曇りの日も雨の日も雪の日もずっと眠り続けていました。たまごが眠っていると、ある動物が、話しかけてきました。鳥です。「どうして君は、木の枝ではなく、大地で休んでいるの?」「眠っているたまごだからだよ」たまごは眠りながら答えました。鳥は飛んでいき、そのままたまごは眠っていると、また、ある動物が、話しかけてき