見出し画像

韓国-高速バス DOLCE BITA G-DRAGONパパ

安国駅から地下鉄3号線に乗り、乙支路3街駅で2号線に乗り換え、江辺駅に到着。
13駅、32分の地下鉄の旅。
なんとこれだけ乗っても
T-money価格  1,350₩(約135円)
現金運賃     1,450₩(約145円)
T-moneyカードお得で便利だ。

「韓国ー地下鉄ーT-moneyカード!」

さて、江辺駅に到着し4番出口から東ソウルターミナルへ向かう。
横断歩道の先に大きなビルを発見!
ここは難なくクリア。

お次は、切符であります。
事前情報によりますと、全席指定。
チケット売り場のお姉さんに「イルドンまで下さい」と韓国語で伝えてみる。
「일동까지 주세요 (イルドンッカジ ジュセヨ)」
「イルドン」「イル」「ル」「 r 」「rrrrrrrr」が伝わらない!
舌を何回も巻いてみるがダメだった。
結構頑張ったよ。よくやった自分。

こういう時には文字です。
旅にはペンとメモ用紙が必要です。
「일동 (イルドン)」と書けば、瞬時で発券。
終了!!

売店で飲み物調達。
何度買ったかコーン茶。香ばしくて美味しい。

さて、大量の大型バスが並ぶ東ソウルバスターミナル。
電車や地下鉄は、乗り間違えても正直どうにかなる。
だが、バスは違う。
間違ったらどこに連れて行かれるかわからない。恐ろしい。昔から苦手だ。

【乗り場 35】

チケットに書かれた数字を頼りに移動。
「35」に着いたはいいが、大型バスが頻繁に出入りを繰り返している。

【時間 15:10】

いやいや、もうそろそろ時間だよ。
思い切って運転手さんにらしき人に、チケットを見せて確認してもらう。
合っているようだ。
本当に大丈夫か。信じきれない私。
乗ってからも、余裕があるように妹と写真なんかを撮ったりしてたが、内心落ち着かない。

1時間10分の高速バスの旅。
なぜか、途中でバスの中が暗くなった。
まだ、夕方なのに。
夜行バスじゃないぞ。

油断して寝てしまっていた時間もあったが、Googleマップで現在地を常に更新し続けていた。
おおお。なんか、あっちの看板に「일동(イルドン)」って書いてなかった?!
大丈夫なのか?!!と必死に窓の外を確認。

そんなこんなで、どんどん乗客も降車していき残りの人数が少なくなってきた。
次は、乗り越してないか心配になってきた。
小心者。

1時間20分程かかり、遂に無事「일동(イルドン)」到着。
はあ。ミッションクリア。

小さなプラットフォームの中に公衆電話ひとつ。
ここから、ペンション「DOLCE BITA」へピックアップ要請の連絡をしなければならない。
もちろん、予約サイトで送迎はお願いしてある。

目の前にいる人になら、ジェスチャーを交えて伝えられるが、電話は難易度高くないですか。
勇気を出していざコール。

後から知ったが、この電話の様子を妹が録画していた。
緊張してそうやったから、撮っといた!
とのこと。
必死に自己紹介し、返事をする私。
見てられない。

目の前のセブンイレブンで今晩のお酒とおやつを購入。
やっぱり、どこに行ってもコンビニは楽しい。
ガチャガチャ色々なものが敷き詰められてる感じが、宝物探しみたいでワクワクする。

夕食はペンションでBBQを予約している。
バルコニーでできる模様。

しばらくするとワゴン車が一台。
中年のおじ様が迎えに来て下さった。
その時はリサーチ不足であったが、どうやらジヨン氏(G-DRAGON)の伯父様だったようだ。

会話はオール韓国語で、わかる単語を必死で脳内から掻き集め、理解しようと努めました!
「저녁」「아버지」「함께」
「夕食」「お父さん」「一緒」
おおお!
「ジヨンパパと一緒に私たちは夕食を食べる!」いや「食べれる!」
と妹に通訳。

いやいや、事前に皆様のブログやInstagramで色々読ませていただきましたよ。
パパと一緒にご飯食べました。会えませんでした。などなど、色々と情報を頂いておりました。
そんな、運よくお会いできるなんて考えてもなかったです。
今考えると無欲すぎてビックリします。
無欲だからお会いできたのか。

15分程ワゴン車で山道を進むと、写真で見たDOLCE BITAが見えてきました。
湖畔に佇むペンション。
田舎の空気が少し懐かしい。
興奮しつつも、落ち着く空気。

部屋に案内してくれたのは、一人の若者。
「Tonight」私が予約した本日のお部屋。
BIGBANGの曲名がお部屋の名前になっているんです。

お部屋で写真を撮って、あちこち探検していたらインターホン。
ジヨンパパでした!ビックリ!
「아아아 안녕하세요!!!!! (アアア アンニョンハセヨ)」
「こここ こんにちは!!!!!」このへんが体育会系の私。
「今日は何食べたい?」
「ラム、サムギョプサル、BBQ」
3択だった。
頭混乱。BBQのお肉を選んでいいって事?
じゃあ、2択やん。

妹と一緒に考え「ラムが食べたいです!」と答えた。
韓国歴が浅い私は、ヤンコチの存在を知らなかった。
なのに、ラムを選んだ不思議。
ジヨンパパにっこりして「私もラムが一番好きだよ」「6時30分にね」と言って帰って行った。
ジヨンパパは日本語がお上手。
単語だけど、伝わってきた。

ふむ。
意思疎通できていた、つもりだった。

6時30分まで外を散歩したり、お部屋で韓国放送のテレビを観てのんびりしていた。

6時33分

6時37分

いや、おかしいよね。と二人でソワソワ。
いや、これが韓国タイムなのか。


再びインターホン。

現れた伯父様が「빨리(パルリ)!!」「早く!!」と私たちを急かす。
また빨리(パルリ)だ。
(過去記事「韓国-仁川 ハリーくん」をご参照ください)
何事かわからない私たち。
急いで外に行くと、ワゴン車が用意されていた。

外食だった。

ジヨンパパ、怒っている。
時計を指さして「6時30分」って言っている。
とにかく車に乗り込み、沈黙。

親に怒られた子供のように丸くなっていた。
「죄송합니다 (チェソンハムニダ)」
覚えてきた韓国語で「申し訳ございません」と伝えてみた。
何か返して下さったが、分からなかった。
次の単語は分かった。
「배고파(ペゴッパ)?」
「お腹すいた?」

妹に伝えた。

姉妹「네 (ネ)!!!」「はい!!!」
みんな笑顔。
うんうん。良かった。良かった。

いや、本当はね、やっぱり、腑に落ちないところもある。
でもいいのよそんな細かいこと!!
ナニゴトモ楽しく行きたい、生きたい。

さーて到着。
どうやら、ジヨンパパ馴染みのヤンコチ屋さんのようで。
店員のおばちゃんもニコニコ迎え入れてくれた。

お酒は飲むか。と聞かれ「맥주 주세요 (メクチュ ジュセヨ)」とビールをお願いした。
ジヨンパパは韓国焼酎「참이슬 (チャミスル)」を注文。

ジヨンパパが色々と注文。
出てきた、これがラム?!ヤンコチ!!!
ちなみに、「ヤンコチ」とは「양(羊)」「꼬치(串)」=羊串の事であった。(あと調べ。)
初めてみる、ヤンコチにめちゃくちゃ感動!
串がクルクル自動で回る。
大人でも大はしゃぎ!めっちゃ面白い。
コロコロ〜コロコロ〜
自ら回りながら焼かれるヤンコチ達。

残念な事に動画を撮っていない私。
こんな事を書いているが、内心、めちゃくちゃ緊張していた。
ビールを飲んで、どうにかテンション上げたかったが、失礼のない程度にいい感じに酔わない。

「オンニ(お姉ちゃん)はビールが好きだね」とジヨンパパが笑いながら妹に話していた。
ジヨンパパもチャミスル2本目。
焼酎グラスがあいてるよ、コンコン。とお茶目なサインを出すジヨンパパ。
目上のおじ様とのお酒の席は日韓共通のようだ。
良い悪いは賛否両論あるこのご時世。長い刻を経て培われた文化だと思えば、なんだか楽しい。

私たちが姉妹だと知って、お互いの家族の話をしたり、今後の予定などを話した。
妹に子どもがいると伝えると、とても驚いていた。
同時にとても優しい笑顔になって、孫の様子を聞くおじいちゃんのお顔になっていた。
ジヨン氏のお姉様も当時はご結婚されていなかった。
親は孫が見たいと思っているんだな。と静かに考えたひと時であった。

突如「짬뽕 (チャンポン)」知ってるか。とジヨンパパ。
再び、韓国歴が浅い私たちは、チャンポンは日本にもありますよ。と安易に返答。

最後に出てきた「짬뽕 (チャンポン)」

強敵だった。
人生最高に一生懸命食べた。
長崎ちゃんぽんとは全く異なる赤い食べ物。
辛いものが、普通以上に食べれる訳ではない私たち。
ジヨンパパが外で電子タバコを吸いに行ってる間、一生懸命食べていた。
笑いが出てくる程、辛かった。

韓国文化では、余るほどお腹いっぱいいただきました。と食べ物を残す習慣があるようだが、日本文化が染み付いている私たちは、せっかく連れてきてもらったという使命感だけで、どんぶり一杯たいらげた。
郷に入れば郷に従えで良かったと思う。
しかし、ジヨンパパは日本文化もご存知なので、感謝の気持ちも伝えたかった。

今となっては、必ず思い出すエピソードである。

爆音のBIGBANGソングと共にペンションへ帰宅した。



この記事が参加している募集

#旅のフォトアルバム

38,986件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?