マガジンのカバー画像

見聞録

7
旅だったり旅じゃなかったり、場所の記録です。
運営しているクリエイター

記事一覧

愛を込めて故郷・北海道帯広を語ってみた

愛を込めて故郷・北海道帯広を語ってみた

私が生まれ育った十勝・帯広の魅力を、地理学的観点から愛を込めて語ってみました。
自然地理学の授業で作ったプレゼンの二番煎じです。マンテカトゥーラ。

はじめに空港から出ると、乾いた風が頬を掠めた。
「ここだ」と身体が思い出す。私の幼少期は、この冷気と共にあった。

2023年末、私は地元・帯広に舞い降りた。小説っぽい書き出しを一回やってみたかった。
気温は-4℃。かなり暖かいほうだ。
母は「昨日な

もっとみる
ロシア留学記①モスクワでのちょっとした1か月

ロシア留学記①モスクワでのちょっとした1か月

とりあえず、いま、行ってみたかった。そんな感じ。
それが留学の動機を最もよく表している言葉だと思います。
私は2023年の7月末からおよそ1か月間、モスクワにあるプーシキン記念国立ロシア語大学という機関で短期留学をしました。いろいろあったので備忘録的に書き連ねていこうと思います。

大学についてはこちらから。

はじめに:私という偏りできるだけゆるゆる書きたかったが、情報の偏りについてだけは先に注

もっとみる
ロシア留学記②準備期間と入国後のカオス

ロシア留学記②準備期間と入国後のカオス

約1か月の語学留学について書こうと思ったら、ほとんどが愚痴になってしまいました。心優しい気持ちでお読みください。

前提はこちらから。

開始3日前に決まった渡航さっそくクラスやロシア語について語りたいところではあるが、それまでの道のりが波瀾万丈だったのでちょっとだけグチらせていただきたい。留学記①を読んですでにこの冗長さに飽き飽きしているマジョリティのあなたには、あまりおすすめしない。

まず、

もっとみる
ロシア留学記③ペテルブルク物語

ロシア留学記③ペテルブルク物語

前略

モスクワでの短期留学中、せっかくなので週末は遠出することにした。
2週目にサンクトペテルブルクとノヴゴロド、3週目にはカリーニングラードを旅した。
「どこよ」っていう方のため、地図を貼っておくので参考されたし。
※編集後記:3都市書くつもりでしたが、1つも終わりませんでした。

これまでの記録はこちらから。

サンクトペテルブルクへペテルブルクについて語りたい

まずは簡単にこの都市、サン

もっとみる
ロシア留学記④『罪と罰』聖地巡礼

ロシア留学記④『罪と罰』聖地巡礼

このnoteはドストエフスキー『罪と罰』について盛大なネタバレを含みます。これから読む予定がある方、あるいは文学なんて興味ないぜって方は、残念ながらご退場いただくほかない。万人にわかりやすく寄り添うことはできないし、何よりそのつもりはない。

『罪と罰』の説明をしない『罪と罰』は、多くの勇敢で向上心のある読者の心をへし折ってきたことで名高い、フョードル・ドストエフスキーの代表作である。
少々ご説明

もっとみる
ロシア留学記⑤ノヴゴロドとカリーニングラード

ロシア留学記⑤ノヴゴロドとカリーニングラード

前々回、前回とサンクトペテルブルクでのお話をしました。
ペテルブルクでの3日間を経て、次の日はノヴゴロドへ、次の週末はカリーニングラードを巡りました。ここでは、その時の思い出をつらつら書いていきます。

ノヴゴロド時は月曜日の朝。
クラスメイトは教室でロシアの衣服について学んでいるところだろう。彼らの中で私は、帰りの電車を逃して路頭に迷っている可哀想な日本人という認識になっている。
マトリョーシカ

もっとみる
ロシア留学記⑥ロシアの中の日本

ロシア留学記⑥ロシアの中の日本

ほかならぬ、プーチン大統領の言葉である。
毎朝、柔道の稽古をしてから大統領府での仕事をしていたとも言われる。
政治的な話は置いといて、彼はある程度の親日家として知られていた。
ちなみに、娘さん(ダンサー)は、東京ディズニーシーのパレードが大好きらしい。

ロシアは親日?概して、ロシア人は日本に好意的だといわれている。
おそらく、だいたいそんな感じなんじゃないかなと、なんとなく私も思う。副詞が多い。

もっとみる