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敗れて消えたチームも負けた回数はたったの一度 〜 さだまさし 「甲子園」

3000幾つの参加チームの中で
たったの一度も負けないチームはひとつだけ
でもたぶん君は知ってる
敗れて消えたチームも負けた回数はたったの一度だって事をね

さだまさし「甲子園」より

小さいころ。
何気ない夏休みの日々の記憶の中に、確かにあるのがTVから流れてきた野球中継。

特に注意を払っていたわけではなく、たまたまTVがついていただけ。それなのになぜか印象に残っています。

どんな選手が、どんな活躍をして、どんなチームが優勝したのか、そういったことは全く記憶にないのですが、なぜかあの時期のあの風景は、いまだに色あせていないんです。

今年もまた、筋書きのないドラマが繰り広げられています。

そんなときに思うのが冒頭の歌詞。

そしてスラムダンクのことを思うんです。

一度も負けたことが無かった選手が、更に高みに上っていくために必要だったもの。

それは「敗北」の経験でした。

たったの一度の負けも、一度も負けなかったチームも。

彼らなりの経験を刻んでいくことでしょう。


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