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レコードジャケット博覧会シリーズvol.2 / 絵画・イラスト編


さて、数多く聞いてきた音楽の中でも、これぞ!!というジャケットにたくさん出会いました。そんな記憶に残って、LPがあるならLPで持っていたくなるような、そんなジャケットを何回かに分けてご紹介してみます。

今回は、絵画・イラスト編。

Metallica - ...And Justice For All

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裁判所などにおいてある審判の女神像を印象的に配置したジャケットです。メタリカ史上もっとも印象的なジャケットといえるかもしれません。まだLP持ってないので、探そうかと思っております。

YES - Relayer

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YESというプログレバンドのもう一つの魅力がジャケット。著名なロジャー・ディーンという人物が手掛けるジャケットは、どこか架空の国のファンタジックな世界をこの世に蘇らせてくれます。プログレという音楽の複雑でテクニカルな構成のイメージをより深く理解するのに寄与しています。

常態の良いLPに出会えておらず。。。いつか手にしたい一枚。

King Crimson - In the Court of the Crimson King

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おそらく、レコードジャケットという話題の時に必ず出てくるジャケットではないでしょうか。こればかりは、CDサイズでは絶対だめです。このサイズでみるからこそ、伝わってくるものが必ずあります。無論、LPでも持っています。見るたびに感性を刺激される傑作です。

Miles Davis - Bitches Brew

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ありそうであり得ない世界をそのまんまジャケットにしてしまった感じですね。この時代、マイルスの音も、変幻自在で、自由奔放でしたので、その音とイメージがぴったりくるなあと思ったものです。これもできることならば、音も含めてLPで所有することをお勧めしたい1枚です。といっても、CDで音を聞きつつ、LPを眺めつつ、、というスタイルが多いんですが。笑

Robert Johnson - King of Delta Blues Singers

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十字路(クロスロード)で悪魔に魂を売る代わりにギターのテクニックを手に入れた黒人という伝説のモチーフとなった人。抱え込むように、ギターを弾くその姿を上部からとらえた、すばらしいジャケット。彼の魂の叫びが聞こえてくるようです。LPで保有。

Rush - Grace Under Pressure

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カナダ産プログレッシブハードロックバンドの80年代の名作。ジャケットからイメージを想起させる手法を長らくとっていて、このジャケットからストーリーや、アルバムの音を考えたり、聞きながらジャケットを見たりと、パッケージを含めて楽しめるバンドでした。こちらもLPにて。

Blackmore's Night - Dancer And the Moon

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月と踊り子。この中世的なジャケットに収められた音楽はまさに中世音楽。この音楽を、楽聖リッチー・ブラックモアが演奏すれば、楽曲にメリハリがうまれ、ともすれば単調になりがちな中世音楽も、それぞれの曲が個性を放ち始めます。そんな彩にあふれたアルバムにふさわしいジャケットですね。レコードでも販売してい欲しい。。。

Europe - Wings of Tomorrow

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北欧ハードロックバンドの名作2nd。明日への翼という言葉がぴったりのジャケットでしょうか。この当時、80年代初頭は、日本も近未来系のコミックが流行ってましたし(コブラとかAKIRAとか)、海外もそうで、SFという言葉が市民権を得たころでしたかね。そんな世相に当てはまるようなジャケットです。内容も、メタリックなハードロックで、なかなか聞きごたえあります。これはそういえばLPで持ってませんでした。

Chick Corea - Return to Forever

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LPで持っていたい筆頭のアルバム。写真をイラストにしたのか詳細は失念しましたが、イラストカテゴリで紹介します。このアルバムはジャケットの美しさと、spainという楽曲に代表されるようなエキゾチックな響きが相まって、素晴らしい効果を醸し出していますね。チック・コリアは先日亡くなったのですが、名盤を残してくれました。

Joni Mitchell - Turbulent Indigo

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ジョニ・ミッチェルは絵画をたしなむことでも知られていて、自分のアルバムジャケットもいくつか手掛けています。その中でも、このアルバムは、背景のグレーに額縁のゴールドが映えていて気に入っている一枚です。LPでは発売されていないようですが。。アルバムの内容も、後年のジョニにしてはわかりやすく、楽しめる1枚です。

Berndt Egerbladh - A Boy Full of Thoughts

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澤野工房という大阪にあるジャズレーベルは、埋もれていた逸品を見つけ出して、再度世に送り出してくれています。そんな中での出会いがこの1枚。物憂げな少年というタイトルの印象がそのままの、グレーにモノトーンの横顔。アルバムの内容も、ピアノの旋律が物憂げで、かつ美しく、おそらく澤野工房がリリースした作品の中でもTOPクラスの1枚ではないでしょうか。なお、LPでも発売されていて、購入いたしました!

Anthony Phillips - The Geese & The Ghost

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プログレ人脈の英国の詩人的ミュージシャンが発表したソロアルバムは、どれも牧歌的な彩に包まれておりますが、これは特に素晴らしい作品。英国カントリーの雰囲気を感じながら、アルバムの世界に没入できる1枚です。


というわけで、今回もありがとうございました!

皆さんのお好きなジャケットがあれば、ぜひコメントお寄せくださいね♪

次回は、写実・写真編となります!引き続きよろしくお願いいたします。

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