映画「ALWAYS 三丁目の夕日」 (日本映画)🇯🇵
昭和の風景が懐かしい。
ですが、それは、ちょっと昔の映画を見れば、その画面の中に見て取れるもの。CGではなく、その時の現実の風景として。
例えば向田邦子さんのドラマには、旧式の都電荒川線が出てくるし、小津安二郎監督の映画にも東京近辺の風景がたくさん出てくる。
この作品には懐かしさを感じつつも、CGでつくられた風景には、特に心を動かされなかった。
それよりも、人の描き方に感銘をうけた。
当時、その場所で暮らしていた人の雰囲気を再現しているように見えるあたりがすばらしいし、心惹かれる。
そして、ラストの夕日は見事。
ただ、懐古主義に陥ってはいけないと思う。
昭和30年代は高度成長期へ向かう、人々の気持ちが上向きだった時代。未来は広がっていたのだ。
しかし。
あのころは良かったなんて言ってもしょうがない。
昭和30年代の夕日もきれいだっただろうけど、、
今も夕日はきれいなのだ。
いつの時代も大切なのは、心の持ち方だ。
作品から、そんなことを学んだ。
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