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北海道発・内地との年末年始の食生活の違い 〜 「雪の降る街を」 石原裕次郎

北海道と東京の年末年始の食卓はかなり違う。

この違和感は、いまだに続いているので、文化の違いとしか言いようがない。それはどういうものかというと、、

年末と年始、どちらの食卓が豪勢かということである。

北海道では年末に、これでもか!というくらい食べきれない量の料理が食卓に並ぶ。オードブル状態。ジュースあり、酒あり、オードブルあり、家庭料理アリ、ザンギあり、ポテトサラダアリ、ケーキあり、茶わん蒸しあり、カニあり、エビフライアリ、である。

これらをたらふく食べた後、紅白歌合戦がフィナーレを迎えるころに、年越しそばを食べるのである。

そして、翌日。

元旦は、昨日の残りのそばつゆと具材に、餅をいれて、お雑煮にして、食べるのみ。家庭によっては、きな粉餅があったりするが、基本それだけ。

そして、正月の夜も、昨日の残り物である。

1年の計は元旦にあるのだが、旧年が去る方を食卓で祝うのが北海道なのだ。なので、当時、お節料理というものは、食べたことがなかった。冷たいし、美味しくないし。

翻って、東京では年末は質素。そばを食べ、乾物で酒を飲むがそれだけ。

正月に豪華なお節料理が並び、日本酒などで豪勢に厳かに食する。ただ、前述の通り、個人的には、お節料理は冷たく、温かくないので、あまり好みではない。

という具合である。

2022年が2023年になろうとしても、この傾向は続いている。というか変わらないのだろう。

でも、できることならば。内地に来た道民の皆様、こちらの慣例を打ち破って一度、年末、大晦日を家庭内料理で豪勢に祝ってみてはいかがだろうか。

東京で道民の集いをしても面白いのかも。なんてことを考える年末です。


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