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抽象的な「信頼関係」の具体的な作り方のヒント!

営業の仕事をしていた時のことです。
ふと、周りを見渡すと時折こんな人がいました。

お客様にペラペラと媚びへつらう言葉を並べなくても・・・
初めて会った人に気の利いたお世辞を言わなくても・・・
出会って数分後に信頼感を持たれてしまう人。

目の前にいる人に催眠術か魔法をかけているのでしょうか?
そんなはずはありませんが(笑)羨ましいです。
(*´ω`)


「信頼関係を築く」ことは大切とはよく言われますが、具体的に何をやっているんでしょうか、この「魔法使いさん」は?

そのヒントは、言葉よりも威力のある「非言語コミュニケーション」にあるようです。

ニコラス・ブースマンの著書『90秒で好かれる技術』より、信頼のオーラとなる非言語コミュニケーションを3つ教わりました。
(^^♪

態度(Attitude)

態度ははっきりとふたつに分かれます。
「人を惹きつける、好印象を与える態度」
「誰の役にも立たない、反感を買う態度」

どうして態度はふたつにはっきり分かれると言えるのでしょうか?

たぶん、人間は初めて会った人を「好きか嫌い」で判断してしまうからでしょう。

「温かい・自信に溢れた・親切な・興味がある・リラックスした」などの好印象を与える態度を、意識して選択するのですね。

自分の態度はいつも自分で選択しているつもりですが、結構その時の気分のままに流された態度をとっているときもあるような気がします。
(^_^;)


ボディランゲージ(Body Language)

ボディランゲージというと、身振り手振りのことかな?と思ってしまいますが、相手から見える部分全体を指すようです。

姿勢・表情・目線・腕や足の動き、などなど。

「オープン・ボディランゲージ」は自分の心臓を相手に向けること。
自分は丸腰であるというメッセージを相手に送ると、安心感を持ってもらえるのでしょう。

ゆったりとした姿勢で相手に向かい、腕や足を組まない。
背筋は伸ばして、相手の話には身を乗り出す。
笑顔でアイコンタクト。

相手のしぐさをさりげなく真似ることも、安心感や親近感を持ってもらえます。
ボディランゲージは意識すれば具体的にできそうな気がします。


自己一致(Congruence)

あなたのボディランゲージ、声のトーン、そして言葉がすべて同じメッセージを伝えているなら、あなたの態度は完璧だと言えます。
つまり「自己一致」の状態です。

その態度に、あなたが信用できる人間であることが表れているのです。

言っていることややっていることが矛盾だらけの人は、なんとなく信頼できないと感じてしまいます。
もっと原始的な表現だと「安全じゃない」という判断になるでしょうか。

言葉では「良いですね」と言っても、声のトーンが低くて目線が落ちていれば、しぶしぶ感満載ですよね(笑)。
う~ん、この例は会社で仕事をしているときなどにやってしまいがちな「自己不一致」ですね。
(^_^;)

自分自身も気持ちと態度が一致している方がストレスもないでしょうし、相手から見ても矛盾のない表現をされている方が安心(=信頼)できるだろうと思います。

まとめ

周囲の人と短時間に打ち解ける人は、その要素を先天的に持っているようにも見えます。
しかし、もしかすると私の周りにいる「魔法使いさん」は自分をプロデュースする努力をこつこつとしていたのかもしれません。

信頼関係を築くというと抽象的な目標になりがちですが、具体的な行動を意志を持って選択することで、その道のりが見えるような気がしました。
(*´ω`)

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