みっちー

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読書記録101(3000万語の格差)

<研究結果> 〇生後13可か月から36か月(1時間当たりの平均) 専門職に就いている家庭の子ども    487の発語を聞く 労働者層の家庭の子ども        301  〃 生活保護世帯の子ども         178  〃 上の結果を1年間に換算すると 専門職に就いている家庭の子ども    1110万語の発語を聞く 生活保護世帯の子ども          300万語  〃     → 1年間で800万語の違い 〇3歳の終わりまでに聞く言葉の数 専門職に就いている家庭の

    • 読書記録100(事実はなぜ人の意見を変えられないのか)

      ・運動が身体に良いというのはたくさんの研究で立証され、信じている人もたくさんいるが、悲しいことにその知識だけで人々を歩かせたり走らせたりすることはできない。 ・自分の意見を否定するような情報を提供されると、私たちはまったく新しい反論を思いつき、さらに頑なになることもある。これを「ブーメラン効果」という。 ・反対意見をもつ人々は頭から拒絶するか、必死になって反証を探そうとする。変化をうまく導くには、ゆえに共通の動機を見出せばよい。共通の目的を見つけたら次に必要なのはメッセージが

      • 読書記録99(イノベーション・オブ・ライフ)

        ・研究から、子どもが言葉に触れるべき最も重要な期間は、生後1年間という。その後の追跡調査から、子どもたちに語りかけられた言葉の数は、彼らが生後30か月に聞いた言葉の数とも、成長してからの語彙と読解力の試験の成績とも、強い相関がある。 ・「お昼寝の時間よ」「牛乳は全部飲みなさい」などの単純で直接的な会話は認知発達におよぼす影響は限定的である。その一方で子どもと面と向かって会話し、大人とまったく同じ、知的な言葉を使って、まるで子どもが話好きな大人たちの会話に加わっているかのように

        • 読書記録98(Deep Skill)

          ・人間心理と組織力学に対する洞察力。洞察に基づいた的確な行動力。この2つの能力を兼ね備え、人と組織を巧みに動かす実行力を身につけた人が「仕事ができる人」である。 ・多少の不利益を被ったとしても、真正直に対応し、自分を律し続け、周囲の人々からの「信頼資産」をコツコツと貯めることが、長期的には私たちに大きな力を与えてくれる。 ・精神状態が不安定なまま何か重要な判断をしようとすることはいけない。 ・「専門性の罠」に陥らないための2つのディープ・スキル ①普通の生活をすること。その生

        読書記録101(3000万語の格差)

          読書記録97(鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された“二度と下がらない”方法)

          ・自己肯定感という〝言葉〟は比較的新しい言葉で、 その定義は人によって様々。本書では、「自己肯定感が高いとは、ありのままの自分を〝無条件で〟受け入れ愛している」と定義。 ・「自己肯定感とは、何があっても自分の味方でいること。つまり、 自己肯定感を上げるとは、自分を世界一の親友にすること」  そしてもう1つ。 「自己肯定感は上がったり下がったりするものではない。ずっと上がったままにできるもので、一度高めたら二度と下がらない鋼の自己肯定感を育てる第一歩は、「それが自分にとって大事

          読書記録97(鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された“二度と下がらない”方法)

          読書記録96(ケーキの切れない非行少年たち)

          ・認知行動療法は「認知機能という能力に問題がないこと」を前提に考えられた ・認知機能とは、記憶、知覚、注意、言語理解、判断・推論といったいくつかの要素が含まれた知的機能を指します。人は五感(見る、聞く、触れる、匂う、味わう)を通して外部環境から情報を得ます。そして得られた情報を整理し、それを基に計画を立て、実行し、さまざまな結果を作りだしていく過程で必要なのが認知機能。 ・「見る力」「聞く力」を補う「想像する力」が弱いと、それらを修正することもうまくいきません。これが認知機能

          読書記録96(ケーキの切れない非行少年たち)

          読書記録95(夢を叶えるゾウ4)

          ・「健康に気を遣うんは、長生きするためだけちゃうで。これまでは面倒くさがってた健康を大事にする習慣を身につけられれば、自分の行動を管理して目標を達成できるようになる。つまり──夢をかなえられるようになるっちゅうこと。 ・「『やる』て決めたその瞬間から、やれることはなんぼでも生まれてくんねん。自分のやりたい仕事が分かれへんのやったら、色んな仕事について調べたり、人に相談のメール送ったりするんは今すぐできるやろ。なんなら、今日、自分が考えたことを日記にまとめとくだけでも、何か発見

          読書記録95(夢を叶えるゾウ4)

          読書記録94(夢を叶えるゾウ3)

          ・「人間は、一度でも自分の限界を超えて頑張れば、成長する」  ガネーシャはスクワットのスピードを上げた。 「成長すると、頑張るのが楽しくなる。楽しくなるともっと頑張れる。すると、ますます成長することができる。 ・何かをマスターするために大事なことは、自分のやり方を一度『捨てる』 こと。 ・一つの分野のマスターに挑戦する  1.うまくいっている人のやり方を調べる  2.一度自分のやり方を捨て、うまくいっている人のやり方を徹底的に真似る  3.空いた時間をすべてそれにつぎ注ぐ。

          読書記録94(夢を叶えるゾウ3)

          読書記録94(夢を叶えるゾウ2)

          ・「最終的に成功する人間ちゅうのはな、『自分には才能がない』ちゅう『不安』を持ってる人間なんや。そういう人らが、人の意見に耳を傾けて、試行錯誤していくことで最初のころには想像もでけへんかったような成長をすることができる。 ・自分が困っているときに人を助けてあげられる人は、『困っている』という感情から抜け出すことができ、そのとき人は──大きく変わります。当たり前のように、人を喜ばせることができるように。 ・『いい人』というのは、他人を喜ばせるのではなく、他人から嫌われたくないと

          読書記録94(夢を叶えるゾウ2)

          読書記録93(夢を叶えるゾウ)

          ・「成功しないための一番重要な要素は『人の言うことを聞かない』。そんなもん、当たり前やろ。成功するような自分に変わりたいと思とって、でも今までずっと変われへんかったっちゅうことは、それはつまり、『自分の考え方にしがみついとる』ということ。 ・人を喜ばせたいちゅう気持ちを素直に大きくしていくことが大事やねん。そやから寄付すんねん。自分はとにかく人を喜ばせたいし、助けたい。そういう人間になる。 ・自分が頑張れてるの確認するんはめっちゃ大事な。 ・『成長したり頑張ることは楽しい』と

          読書記録93(夢を叶えるゾウ)

          読書記録92(BRAIN DRIVEN (ブレインドリブン) パフォーマンスが高まる脳の状態とは)

          ・本書は、神経科学の観点から「脳の中で何が起こっているのか(WHAT)」を解き明かし、それに関連する「なぜそうなるのか(WHY)」について知識を深める。 ・メタ認知は、「自分自身を、客観視、俯瞰視」した認知の状態で、自分に意識的に注意を向けない限り、自分の脳に自分の情報が書き込まれないのである。さらに 自分のことはよくわかっているという錯覚から、ほとんどの人は意識的に自分を見ようとしない。 ・自分の感じ方、考え方、振る舞い方を知れば、自分で感じ、考え、行動する、自律的な脳が育

          読書記録92(BRAIN DRIVEN (ブレインドリブン) パフォーマンスが高まる脳の状態とは)

          読書記録91(失敗の科学)

          ・研究によれば、人は失敗を恐れるあまり、度々 曖昧なゴール を設定する。たとえ達成できなくても、誰にも非難されないからだ。失敗する前から、面目を失わずに済むよう逃げ場や言い訳を用意しているので人は失敗を隠す。他人から自分を守るばかりでなく、 自分自身からも 守るため。 ・「クローズド・ループ」とは、失敗や欠陥にかかわる情報が放置されたり曲解されたりして、進歩につながらない現象や状態。 ・何か失敗したときに、「この失敗を調査するために時間を費やす価値はあるだろうか?」と疑問を持

          読書記録91(失敗の科学)

          読書記録90(サイコロジーオブマネー)

          ・モノではなく、時間こそが人生を幸せに導く。米国の高齢者1000人にインタビューし、彼らが大切にしていたことは、温かな友情、高貴で大きな目的のための活動への参加、子どもたちとゆったりと過ごす充実した時間などだった。 ・柔軟性は強みになる。知性の競争が激化し、従来の技能の多くがテクノロジーにとって代わられた世界では、競争で優位に立てるのは、コミュニケーション力や共感力など、数値で表しにくいソフトスキルを持つ人材である。なかでも柔軟性をもつことである。柔軟性こそ、知性だけでは勝て

          読書記録90(サイコロジーオブマネー)

          読書記録89(成長マインドセット)

          〇アイスバーグモデル ・成果(水面に出ている氷山)を生み出すには、成果の下の3つの項目「能力・スキル」「ふるまい・習慣」「意識・想い・人生哲学」(水面下にある残りの氷山)が重要である。 ・成長とは、アイスバーグを大きくすること。意識、ふるまい、能力をそれぞれ大きくすることを通じて、アイスバーグ全体が大きくなる。また、3つのバランスも大事である。バランスが悪いとアイスバーグは崩れてしまう。 ・アイスバーグを大きくすることだけを考えてしまうと、具体的な行動をイメージしにくくなるの

          読書記録89(成長マインドセット)

          読書記録88(独学大全)

          ・学ぶことは、つまるところ自分を変えること一つ新しい経験を積めば、わずかでも知識を獲得すれば、人は否応なく変化する。 ・自分が知っていることと知らないことの境界は、自分の知の最前線であり、学習が生じるべき境界である。知っていることを、やさしいことからより難しいことに向かって順に並べていくと、やがて自分の理解があやふやだったり、記憶が不確かであるところにも行き着く。これこそが学びなおしのスタートとすべき地点である。 ・挫折はメタ認知にとって一番の材料である。自分の見込みが違って

          読書記録88(独学大全)

          読書記録87(センスは知識からはじまる)

          〇センスとは、数値化できない事象を最適化することである ・数値化できない事象には、ありとあらゆるものがある。それを最適化するとなれば、多角的・多面的にものごとを測った上で「普通」を見つけ出し、設定する能力が必要である。 ・失敗を恐れず、縦割り社会組織に横串を刺せる人こそクリエイティブディレクターであり、それには3パターンある。①経営者もしくは経営陣がクリエイティブディレクターになること。②外部の人間が、クリエイティブディレクターになること。③企業の中に特区をつくり、そこで働く

          読書記録87(センスは知識からはじまる)