読書記録89(成長マインドセット)

〇アイスバーグモデル
・成果(水面に出ている氷山)を生み出すには、成果の下の3つの項目「能力・スキル」「ふるまい・習慣」「意識・想い・人生哲学」(水面下にある残りの氷山)が重要である。
・成長とは、アイスバーグを大きくすること。意識、ふるまい、能力をそれぞれ大きくすることを通じて、アイスバーグ全体が大きくなる。また、3つのバランスも大事である。バランスが悪いとアイスバーグは崩れてしまう。
・アイスバーグを大きくすることだけを考えてしまうと、具体的な行動をイメージしにくくなるので、「アイスバーグを分割」するのがよい。 ・アイスバーグを定期点検する。できるようになるまで継続することが必要であることから、定期点検があるよよい。

〇成長を阻害するブレーキ
誰もが成長したいからアクセルを踏みつつ、悩みながらブレーキを踏んでいる。この悩みを減らす5つの方法は以下のとおり。
1 ブレーキの存在を知る
悩みのブレーキを踏んでいることに気づいていない人は多い。解決できる、できない、どう解決するべきかを考える前に、まずは自分に悩みがあり、ブレーキを踏んでいるという認識をするだけでよい。

2 ブレーキを踏まない覚悟をする
 「このブレーキは踏まないほうが私の人生にとってプラスになるから、ブレーキを踏まないように努めよう」と決断する。覚悟を決めることは大事。この覚悟は期間限定がよい。悩んでいる人は、悩みの原因となる環境を変えても、次の悩みや新たな問題が発生したときに、思考パターンが変わっていないので、同じことを繰り返してしまう。

3 他責しない
当事者意識が高いと、自分の目先の損得というより、長期的な自分の成長やその成長によって、チームや会社、社会にプラスになるという視点で行動できるようになる。当事者意識100%の考え方が原落ちするすると成長の機会が圧倒的に増え、悩みもすごく減る可能性が高い。誰が悪い、損、得と考えずに、自分にできることは何だろうと考えて、小さいことでもいいので、やると決めて行動する思考と習慣を身に付けると悩みづらくなっていく。

4 結果は選択できないが、行動は選択できる
選べない結果に意識や関心が向きすぎて、行動や計画に意識が向かずにベストを尽くせていないという人が多い。選択できない結果にとらわれず、どんな結果でも受け入れる覚悟をもつ。

5 関心の輪と影響の輪
自分の悩みが「関心の輪」「影響の輪」どちらの輪の中にあるのかを把握する。関心の輪だと、自分にはどうすることもできない。関心の輪で悩みすぎないようにしたい。

〇大きな子供
定義:自己中心的、他者を理解しない、好ましくないプライド・執着、トラウマに影響されすぎている、正しい軸がない。
・「大きな子供」ブレーキは誰でももっている。それが仕事の中で出てしまうと、悪影響を与えることが多い(怒り、恐れ、見栄、妬み、自己顕示)

〇成長を促進するアクセル
・自分のアイスバーグを成長させるためにブレーキを踏まないと同時に、より成長を促進させるアクセルとしての自分軸をしっかりもつことがとても大事。自分軸とは、自分人生の哲学、ミッションやビジョン、バリューのこと。
・主体的体験学の積み重ねが必要。学んだことは実践しないと身につかない。「インプット」したものを「アウトプット」してはじめて価値がでる。知っただけ、読んだだけでは完全に使いこなすまでにはなっていない。情報や知識の「量」に満足するのではなく、より本質的で重要なものにフォーカスできる能力を高めると同時に、得た知識はできるだけ早く実践することが大切。




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