廣瀬 隆彦

企業、ベンチャー、起業家が挑戦できる未来をつくる | CX Value Lab株式会社…

廣瀬 隆彦

企業、ベンチャー、起業家が挑戦できる未来をつくる | CX Value Lab株式会社代表、株式会社CAQNAL CSMO、熊本県苓北町CIO補佐官 | exエイベックス、メルカリ | グロービス経営大学院大学経営学修士(MBA) |グロービス卒業生の会 会長

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プロフィール / ポートフォリオ

廣瀬 隆彦 1977年名古屋出身 / 糸島市在住 CX Value Lab株式会社 代表取締役 マネージング・ディレクター ※随時更新中 出身校 / 主な職歴└ 出身校 1993年 名古屋学院中学校 卒業 1996年 名古屋学院高校 卒業 2000年 愛知学院大学 経営学部 経営学科卒業(学士) 2020年 グロービス経営大学院大学 経営研究科 経営専攻卒業(修士) └ 主な職歴 2000年 HMVジャパン株式会社 入社 2001年 株式会社エイベックス・ディストリ

    • 共感こそ世界を救う

      夏の終わりにOAされる、日本テレビさん恒例のチャリティ番組「24時間テレビ・愛は地球を救う」。小学生の頃、夏の宿題の追い込みをしながら、つい手を止めてしまって、最初から最後まで寝ずに見た、そんなことを思い出します。子供ながらに、自分の見えていない、接していない世界には、不足し、助けを求めている方々がいるのだなと感じた記憶があります(その後宿題はなんとかやり抜きました)。そんな他者への共感こそ、AIで助けてもらえる時代に磨くべき能力なのではないか、最近ふと感じています。 共感

      • 熊本県苓北町のCIO補佐官に就任しました

        2024年6月1日付で、熊本県天草郡苓北町のCIO補佐官として任命頂きました。2023年7月に熊本県天草市と進出協定を締結し、その後も何度か対話を重ねながら、満を持しての着任となりました。 苓北町ってどんなところ?熊本県の西部、天草諸島の北西部に位置する人口約7,500人の町です。熊本市内から見ると最も西にある地域で、天草下島の北西端に位置し、西は天草灘、北は千々石灘に面した美しい海に囲まれた、まさに秘境です。歴史的には、数百年にわたって天草の中心地として栄え、江戸時代には

        • 永遠に答えが見つからない気持ち悪さと付き合う

          人間は判断することで、思考と感情の整理を同時に行い、別の事柄に対しての注目に移行しようとする。ただしこの「判断」は便利なようで、危険もはらんでいる。判断を急くばかりに、適切な思考の時間やプロセスが得られず、振り返ったときに浅はかな判断であるという結果になることが多い。 浅はかだとわかっていてもつい判断を繰り返す。 なぜ判断しようとするのか。 原始仏教やブッダの教えについてわかりやすく解説する草薙龍瞬さんの著書には以下解説があります。 判断が人間の根源的な欲求である「承認

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        プロフィール / ポートフォリオ

          Xを始めとしたSNS経由でのアポ取りのテンプレは誰のためなのか

          ここ1~2年程度、SNSでセールス活動を行うのが流行。セールスを受ける側としては少し騙されたという感覚もあって、UXとしては最悪。結果、ブランド毀損につながっているのではないかと心配になるほど。 なぜ増えているのか(予想) THE MODELをベースに、アポ率のKPI達成がインサイドセールス等々の方のミッションであり、すでに使い古された手段(RPAを使ったフォーム投稿やリスト購入など)では到底そのKPIに到達しない、そのような状況もあってか、SNSでのフォロー→メッセージ

          Xを始めとしたSNS経由でのアポ取りのテンプレは誰のためなのか

          何もないけれど志はある

          アウトプット機会が多い。コンサルタントとしてはとても貴重でありがたいことなのですが、こと書き物となると、アウトプットで満腹となり、誰かに何かを伝えようという意欲すら削がれることがここ1年以上継続しています。 では今日、何をきっかけにnoteにアクセスし、こうして書き始めているのか。隔週の振り返り時間。かれこれ1年以上伴走して頂いているコーチとの対話で、想いや考えを伝えていく必要性、重要性に気づくことができたからに他ならない。さらに言えば、こうしてアウトプットすることで、私に

          何もないけれど志はある

          "あるべき姿" (tobe) を引き出す

          課題解決は"あるべき姿"が起点課題解決の基本形。すなわちあるべき姿と現在のギャップをアクションプランとしてタスク化していくというプロセスにおいては現在自分たちが置かれている環境やケイパビリティから積み上げて考えるのではなく、"あるべき姿"から考えるという思考が起点。 "あるべき姿"を言語化する勇気その"あるべき姿"を考え言語化するのは、実は勇気が要ることであったりする。特に企業内において"あるべき姿"を自分の利害関係なく想起・提案するためには、自分のこれまでの結果を一度棚上

          "あるべき姿" (tobe) を引き出す

          【コンパッション#3】思いやりということ

          久しぶりのアウトプットはコンパッションを読んでの3回目。ここ最近感じたことが書籍「コンパッション」で言う「共感」と「共感疲労」の境目であることを自身で認識できたので、その実体験を。 困っている友人を助けますか?小学生の頃、困っている友達の問題は、自分の力である程度助けになるケースが多い。教科書を忘れた、誰かと喧嘩した、グローブを借りたい、ジュースを飲みたいからお金を貸してなど。できないことは「できない」と突っぱねたとしても、小学生は社会的責任を果たすべき立場ではないからなお

          【コンパッション#3】思いやりということ

          そのオプションに手触り感はあるか?

          かく言う私も机上の理想や空論を投げかけて、「あるべき姿」はこうであると述べるタイプ。したがって自分へ日々問う言葉として「(いま自分が伝えたことにについて)相手は手触り感を感じたか?」を使います。 論者や識者は求められていない経営やマーケティングを客観的に見ていると、ついついいつの間にか既存の枠組みに半ば自分が陶酔し、「こうあるべきだ」「どうしてこうなれないのだろう?」と論じ始めるが、これはぐっとこらえてアウトプットせず、その上に逆の視点から物事を捉えようとします。つまり、「

          そのオプションに手触り感はあるか?

          レキシで家族団らんの時間が楽しく豊かになったよという話

          レキシがついにサブスク解禁という話を聴きまして軽く小躍りをしました。 (ハナレグミも好きです) 以前エイベックスに一時期在籍されていた頃からサウンドと世界観が大好きだったんですが、その後サブスクの世になり、僕がハードロックカフェでの仕事をしていた関係で、どちらかと言えば洋楽偏重となっていた時期もあり、2ndアルバム以降は追えてなく、Apple Musicのサブスク会員になってからは自分が過去持っていたライブラリー中心(SKAとかRocksteadyとかReggaeとか)で

          レキシで家族団らんの時間が楽しく豊かになったよという話

          「謙虚さ」ということ

          はじめに大学院での3年間、リーダーや組織、志のクラスに触れる度に、ベースとして「謙虚さ」について考える機会が多くあり、言い換えると「謙虚さ」とその対照的な語彙である「傲慢さ」と向き合ってきた3年間であったとも思います。2015年までの私は「謙虚」があった人間とは呼べず、下手に出る姿勢や言動をもって、相手に美徳としての「謙虚さ」を表現するということはありましたが、内面は逆の「傲慢さ」が支配していました。 自身の未熟さもあって未だ「謙虚さ」について本質的な理解には至っておらず、

          「謙虚さ」ということ

          コンパッション #2

          自社サービスの設計や拡充、またクライアントの会議も入り、メルカリ退職後の期間も休むことなく充実した毎日を過ごすことができている一方で、連日アウトプットが多く、インプットの時間が取れない、インプットとアウトプットのバランスがつい先日まで大学院に通学していた頃と比較して変わってきている、そんな毎日を過ごしています。その移ろいゆく時間において、この本と対話する時間は豊かなものとなっています。 前回ではコンパッションの定義、特にこの本を通じて問われる「エッジステート」について感じた

          コンパッション #2

          (今さら聞けない?)マーケティングの定義とは?

          ここ数日マーケティングとはなにかの定義を改めて考える機会がありましたが、様々な先生が多くの持論を投げかけていたり、立ち位置や時代背景によって変遷があったりして、これはきちんと示す必要を感じました。 マーケティングの定義マーケティングの定義は様々な方々が様々言っていたりで、どれも文意がことなるためより複雑に考える人が多いのではないかと思います。例えば有名なのはピーター・ドラッカー先生で、 「マーケティングの役割は、販売の必要性をなくすことだ」 と仰っていて、これは理解でき

          (今さら聞けない?)マーケティングの定義とは?

          あるべき姿ではなくあるべき世界のレンズを持とう

          自分自身も使っていた「あるべき姿」というゴール設定、これが正しいのかクリティカル的に考えてみました。 前提:ここで言うあるべき姿の意味あるべき姿はイシュー(いま解決するべき問い)が明確化された状態で、イシューの解決を実現できる状態を指し示します。ここで、「あるべき」の「ある」はイシュー解決策を指し、「べき」は当然ながらマストを表現、「姿」は世界観を表現しています。 「ある」「べき」は適切か?それまで分析し、明確化したイシューの解決策として妥当であれば、「ある」は存在してお

          あるべき姿ではなくあるべき世界のレンズを持とう

          メルカリを退職します(した)

          2020年4月30日をもって、1年10ヶ月間お世話になった株式会社メルカリを退職します。本日4/22が最終出社日でした。いや、すでにメルカリは全社WFH体制(Work From Home / 在宅勤務)でしたので、正しくは4/22が最終在宅勤務日。withコロナならではのこの退職スタイル、これからのスタンダードになると思いますので、先んじて体験ができました(と強がってみたけど、在宅が解除されたらみんなでわいわい記念写真を撮りたい)。 どんな仕事をしていたの?カスタマーサービ

          メルカリを退職します(した)

          コンパッション #1

          読中のレビューを書くということは今までそれほど機会がないのですが、自分の魂を揺さぶる本に出会った、そんな想いを持って拝読しているのが、こちらの「Compassion(コンパッション)――状況にのみこまれずに、本当に必要な変容を導く、「共にいる」力」。いまこの状況にこの本と出会えたこと自体が運命ではないかと。 コンパッションとはコンバッションとは以下として定義されています。 人が生まれつき持つ「自分や相手を深く理解し、役に立ちたい」という純粋な思い。自分自身や相手と「共にい

          コンパッション #1