私の芸術運動152私の豊かさ

私の豊かさについて考えてゆきます。

まず私はそもそも豊かな人間か？と言いますと、私は豊かな人間だと思います、何不自由ない事が豊かさではないと私は考えていますから私の様な馬鹿な生き方をしていたとしても私は豊かだと思っています。

豊かですか？と聞くと、人は謙遜してかそんな事ないですよー人並みですよーという人は多いでしょう、けどそれは日常の生活水準が高いか低いか？つまり稼ぎが良くて大きい家に住んでいたり、趣味を何不自由なくやれる時間と余裕があったりする事を指している？のかもしれません。

私はそんな事はありません！！金だってその月暮らしですし、貯金も無いし、人脈がある訳でもなく、将来の見通しがある程度ついているなんて事も全く無い訳です。笑
むしろどう生きていこうか？とこの歳になっても考えているくらいですから。

だけど、これからどうしていこうか？と思える事は豊かさの一つだと私は思っています。これからの人生を自分がどうしていくか？について考えられるという事です、本を読めば色んな主人公がそれぞれの人生を歩んでいますし、映画を見てもそうです、人生は小説よりも奇なりといいますがなぜか不思議と周りの人の話を聞いていると普通に生きていけさえすれば良いと言います、私はみんなと違う人生を歩みたいと考えている訳じゃありませんが、皆さんが思う普通に生きていければ良いというその普通とはどういう事なのでしょうか？それは普通という括りで考え、そんな風に普通に生きていけるものなのでしょうか？普通に生きていけさえすれば良いというのはとても凄い事なんじゃ無いでしょうか？

私は色んなところに貧乏旅に出ます、旅先で色んなものを見て聞いて食べて感じて、それを絵にします、知らない街の路地や、駅や、山や、川、なんでも絵になります、私はそれに対して素晴らしいなぁーと心から感動します、楽しい、嬉しい、と感じます。

なんて事はないのかもしれませんが日常の中にそういう嬉しい楽しいものを見つける力が私にはある様です。

これはある意味で能力と言っても良いと思います、私はそのたわいも無いありふれたものを素晴らしいと感じて心が躍り出したり、物思いにふけたり、すこししんみりしながらもまた歩き出したり、ただ必死に耐え忍んだり、して生きていきたいのです。

そのきっかけを私の絵画は与えてくれます、これは私だけが思う特別な感情とは思えません、世界中でただ私1人がこの感情を得られる訳じゃ無いはずです、多分誰もがそういうことから豊かさを得られるはずです。

豊かと認識しなくとも、有意義な体験ができるはずです。。

瞬発力はなくても、じわじわと心の中に染み入る様な絵画を！芸術を！！