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300日後に校務分掌ICT主任を引き継がせたいアラフィフおじさんの引き継ぎ書の下書き 19 AT/AAC→ICT③
AT/AAC層とICT層の違いとは、あえて言えば、本人の身体的機能や能力のエンハンスメント的な面と、学習上の能力発揮による学力向上的な面の違い、になるかと考えている。
どちらも特別支援教育においては重要であるが、批判覚悟で言うならば、学力向上の面を最重要視していないのが、特別支援教育の界隈なのではあるまいか。
GIGAが始まり、小学校、中学校では、盛んに情報活用能力、個別最適化、協働的な学びと言
300日後に校務分掌ICT主任を引き継がせたいアラフィフおじさんの引き継ぎ書の下書き 18 AT/AAC→ICT②
今の若い先生たちに、ATやAACを知っているかと聞いたら、知らない、よく分からない、という答えが多かった。
そうか、逆にそれを知っているというのは、すっかりと前世代の人なのだと感じた次第だ。
つまり、ATやAACはすっ飛ばして、ICTから始まっているわけだ。
別に悪いことではないし、そういう流れなのだろうとは思うのだが、ではなぜ、ATやAACはすっ飛ばされるようになったのだろうか。
実は、完全
300日後に校務分掌ICT主任を引き継がせたいアラフィフおじさんの引き継ぎ書の下書き 17 AT/AAC→ICT①
特別支援教育をやっていて、AT(アシスティブ・テクノロジー)やAAC(拡大代替コミュニケーション)を学び、使いこなせるのは、必須だったはずだが、意外にもちゃんとできる人は限られていたように思う。
肢体不自由教育に携わっていれば、ATとしてスイッチ教材を学んだ人はいるだろうし、重度重複の子どもたちに携わればAACは必然的に使うものだ、という認識だ。
特殊教育、とよばれていた頃から、情報関係の校務
300日後に校務分掌ICT主任を引き継がせたいアラフィフおじさんの引き継ぎ書の下書き 16 校務分掌係会
会議ネタの続編。
全体的な会議での話だったが、今回は、ICTの係の会議の話。
通常は、校務分掌の係会であれば、管理職なり、教育委員会からの決定事項や、調査などの事項の伝達の場となる。
年に数回くらいは、新規事業あるいはこれまでに行っていた事業の修正を議論することはあるだろう。
まあ、そうはいっても、係長・主任がたたき台を作っておいて、「これでいいですか?」と確認、同意を求める、というくらいかと思
300日後に校務分掌ICT主任を引き継がせたいアラフィフおじさんの引き継ぎ書の下書き 15 会議
起案までできているなら、会議は茶番とまではいわないが、それまでの経緯をまとめたものとして、公に伝える場になる。
会議の機能としては、
議論する場なのか、報告・公表する場なのか
の概ねどちらかと言っていい。
議論する場としての会議は、侃々諤々するべきだ。
だが、そのような議論ができる人間は、ほとんどいないだろう。自分の感情をベースにしながらも、ロジックで論を投ずることができる人がいたなら、その人
300日後に校務分掌ICT主任を引き継がせたいアラフィフおじさんの引き継ぎ書の下書き 14 起案
起案はおおむね4種類の対応があるかと思う。
A:管理職から指示された報告など
B:前回執行済みで、今回再度行うもの
C:管理職から、新たな事業としてやってと言われたもの
D:こちらから新しい提案するモノ
A:管理職から指示された報告など は、シンプルに情報をまとめて、出せばいい作業出せばいい作業。別に根回しなど必要なく、粛々、淡々と行って、起案出して、報告提出すれば終わる。提出先が、どこなのか
300日後に校務分掌ICT主任を引き継がせたいアラフィフおじさんの引き継ぎ書の下書き 13 起案前のロビー活動
本来の形であれば、起案→議論(会議)→承認→決裁→執行 というフローになる。
が、実際は、「起案」の前に、根回しとすり合わせ、もっと言えば、ロビー活動として、関係者内での雑談をしておいて、コンセンサスが得られそうか、空気を読んでおく必要がある。
会議は、議論の場、というよりは、起案前の根回しやすり合わせ事項の確認の場という意味合いとなっていて、場合によっては、事前すり合わせ事項の報告、ということに
300日後に校務分掌ICT主任を引き継がせたいアラフィフおじさんの引き継ぎ書の下書き 12 調査
学校の地味な仕事で意外に多いのが、「調査」。
教育委員会から、いついつまでに調べて提出してって、突如ぶっこまれる。
ICTだけではないが、忙しい時に限って、ぶっこまれる仕事である。(議会関係で急ぎ、なんてこと、あるあるのひとつ)
ICT関係の調査はおおむね3種類。
一つ目は端末、各種デバイスやライセンス、システムの調査。何を何個持っているのかとか、いつ買ったのだとか、どこに置いてあるとか、いく
300日後に校務分掌ICT主任を引き継がせたいアラフィフおじさんの引き継ぎ書の下書き 11 マニュアル作成
ICT担当で結構多い仕事が、マニュアル作りだろうか。
すぐに「マニュアルを作ってほしい」と言われること多く、新しいアプリだとかシステムだとかが出るたびに、マニュアルを作ってきた。
操作の手順だけを文字で書いたマニュアルではなく、ちゃんと画面のキャプチャを入れたマニュアルにしている。
文字だけで書いても、「分からない」と言われるからだ。
まあ、画像入りのマニュアルを出しても、「分からない」と言われ
300日後に校務分掌ICT主任を引き継がせたいアラフィフおじさんの引き継ぎ書の下書き 10 校内規程作り
「ルール」をどう設定するのか、これもICT担当の腕次第、センス次第の仕事だ。
上位規程に従う。
当たり前だが、上位規程を読み込んで、正しく解釈しておく。
それに基づいて、下位規定を書ていく。
上位規程のこの条文が、下位規定のここにリンクされているように書く。
なので、脈絡のない「〇〇規程」というのは作れないし、上位規程と矛盾するわけにもいかない。
つまり、思い付きで考えない、ということなのだ。
300日後に校務分掌ICT主任を引き継がせたいアラフィフおじさんの引き継ぎ書の下書き 9 IT業界用語への翻訳
IT関係の業者さんや、メーカーのサポート担当の方は、学校でのITのことは、分からない。
逆に、教員は、IT関係の業者さんの仕事内容や、メーカーのサポート担当ができることが、分からない。
畑がまるで違うので、話そのものがかみあわない。
日本語で話をしているが、まるで別に国の人と話をしている、音として言葉は聞こえ話はできているが、内容がお互いに理解できない。
という、認識を持っておくことだ。
「共
300日後に校務分掌ICT主任を引き継がせたいアラフィフおじさんの引き継ぎ書の下書き 8 最新を知りアップデートすべし
500万円の3割分を支えるものとして、メンテナス技術を修めるべし、と考えている。
では、どのようにして、「修める」べしか。
まずは、最新のテクノロジーに触れ、最新の情報を知ることだ。
今、世の中には、どのようなテクノロジーがあり、それにかかわるプロダクトやサービスがあるのか、それによって、社会はどのような影響を受けているのか、社会が変わっていく可能性があるのか、知ることである。
「特別支援教育
300日後に校務分掌ICT主任を引き継がせたいアラフィフおじさんの引き継ぎ書の下書き 6 五百万円分の価値になるようにする
iPad100人分、500万円の教育効果、価値があるようにするための基盤は、管理して把握することだ。
だが、管理して把握するだけでは、500万円分の教育効果には到底届かない。せいぜい1割分、50万円程度になるくらいと考える。
100人に配付しただけでは、使っている(使わせている)人(児童生徒)は使っているが、それほど使わない人も多く、この時点では、積極的に使っている人だけが、価値分になっているだけ