見出し画像

300日後に校務分掌ICT主任を引き継がせたいアラフィフおじさんの引き継ぎ書の下書き 6 五百万円分の価値になるようにする

iPad100人分、500万円の教育効果、価値があるようにするための基盤は、管理して把握することだ。
だが、管理して把握するだけでは、500万円分の教育効果には到底届かない。せいぜい1割分、50万円程度になるくらいと考える。
100人に配付しただけでは、使っている(使わせている)人(児童生徒)は使っているが、それほど使わない人も多く、この時点では、積極的に使っている人だけが、価値分になっているだけである。

よって、ここで「活用のための事業・企画」が必要になる。
「ICT活用計画」と言ったものを考え、学校全体としてどのような方針で活用するのかを掲げ、それぞれの単位でどのような場面や活動で使うのかを示し、それを実行していく。
児童生徒の活用場面とそれを指導する教員の研修といったものを設定する。

これによって、教育的な効果、が出せるようになる。
どのような計画にして、どのような活用をしていくのかは、担当者の腕や管理職の理解、教員の意欲などに左右されるが、これによって、5割から6割ほど、価値を高めることができると考えている。

1人当たりどのくらいの量を使うのか、どの場面で何回くらい使うのか、どのような操作をしてどのようなアプリを何分使うのか、どのような結果にさせたいのかを考える。
それによって、単年度でどのくらいの価値に換算できるか、100万円分なのか、一気に500万円分にできるのか、試算しておく。

教育的な結果を価値として置き換えることはタブーなのかもしれないし、そもそもそんなことができないのかもしれない。ましてや、特別支援教育のように、成果がはっきりとこうだったと示しにくいこともあり、それが500万と対比できるのか、と言われたら、言葉に詰まるところだ。
が、それに甘えて、500万円出してもらって導入したiPadは、やりたい先生がちょっとしか使ってません(使わせてません)でした、教育的な効果が分からんので、などと言うことはできないと考えている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?