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仕事中に聴きたい音楽ジャンルを言語化すると「Lo-fi Hip Hop」になった

仕事中に聞く音楽、何が良いのか問題。

在宅勤務やリモートワーカー、フリーランスなど、家で仕事をする人たちにとって、それは永遠の悩みなのです。

家の作業が続くと集中力を維持するのも一苦労で、プライベートな作業時間やリラックスタイムとの境目が難しくなります。

気晴らしにネットサーフィンをしていて、気付いたら数時間経っているなんてことも… ある意味幸せな時間ですが、仕事を片付けてからやりたいことをした方が精神的には良いですよね。

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私の場合は「自分が集中できないのは、音楽が合っていないからだ。そうに違いない!」と責任を音楽に擦りつけて、洋楽、邦楽、ラジオ、環境音など、さまざまな音楽を仕事中に聴いてみました。

しかし、どれも集中できなかったり、反対に眠くなってしまったり、私には上手くフィットせず。

そんなある日、YouTubeのおすすめ動画に良い感じのアニメーションが流れる音楽配信チャンネルを見つけました。

どうやら、このカフェっぽい音楽は「Lo-fi Hip Hop」というジャンルらしいぞと。実はカフェっぽい音楽は仕事に合うんじゃないかと思っていたんですが、ジャンルの名前がわからなかったんですよね。普通のジャズも良いけど、ちょっと理想とは違うなと思ってました。

その音楽がLo-fi Hip Hopと、しっかりカテゴライズされていると知ったわけです。聴き込んでみると、Lo-fi Hip Hopは仕事中の音楽として集中力を高める手伝いをしてくれました。

まずは聴いてみてください。

Lo-fi Hip Hopを仕事中に聴くことで、仕事とプライベートを切り替えるスイッチになるのです。その理由は「ちょうど良さ」にありました。

気が散ることなく、眠くならないちょうど良い音楽

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激しめのロックは思わず聴き入って集中力が途切れてしまうし、ゆったりしたジャズは昼に聴くと眠くなってしまいます。

私の仕事のうち、家での作業が必要なものは主に執筆と写真のレタッチです。レタッチはボイス入りの音楽でも問題ないのですが、執筆だとダメですね。特に邦楽を聴くと、歌詞をそのままタイピングしてしまうことがあります…

Lo-fi Hip Hopは、スレたジャズっぽい曲調に、ローテンポのビートが入った音楽です。ジャズのような親しみやすさと、懐かしいようなスレた音が安心感に繋がって、適度なビートによって眠くなりにくい。とにかく、ちょうど良いのです。

気が散らないリラックスした曲調なのに、ビートのおかげで仕事にリズムが生まれます。基本はインストゥルメンタルでボイスが入らないのも、集中力を高めますね。

原音に近い音を「Hifi」と呼ぶので、Lo-fi Hip Hopの場合の「Lofi」は、わざと汚してスレた音を表しているそう。さまざまなDJやビートメイカー(というらしいカッコいい)が曲を作ってYouTubeやSpotifyなどに投稿しています。

Lo-fi Hip Hopを聴けるYouTubeチャンネル

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Lo-fi Hip HopはYouTubeのライブ配信チャンネルがおすすめです。24時間流しっぱなしで、飽きることなくLo-fi Hip Hopを聴き続けられます。

ジブリっぽいアニメーションとビートの入ったチルアウト的音楽を流すチャンネルが多いですね。思わず、アニメーションをじっくり見てしまう。

さまざまなチャンネルがあるので聴きまくっていると、おすすめ動画にまだ見ぬLo-fi Hip Hopチャンネルが挙がってくるので、合うチャンネルは見つかるはずです。

ちなみに、紹介しているチャンネルは全てSpotifyにプレイリストがあります。Spotifyユーザーの場合は、YouTubeを流しっぱなしの重い状態にしなくて良いので、見てみてください。

Tokyo LosT Tracks -サクラチル-

日本産のLo-fi Hip Hopで、ソニー・ミュージックレーベルズが提供するチャンネル。子どもたちが遊んでいる声がサンプリングされた曲もあって、懐かしいような気分になります。

失われた町で独り暮らす、というシチュエーションがグッときますね。ロゴデザインがよく見ると「桜」になっていてオシャレ。
ただし、曲数が少ないので、ずっと聴いていると飽きやすいかも。

The Jazz Hop Café

良質なLo-fi Hip Hopを数多くピックアップしたチャンネル。ここでは「Jazz Hop」といわれているようですね。ジャズベースの音楽が多い印象です。

とにかく曲数が多く、マンスリーで新たな曲に更新されるので、飽きにくいのが特徴。1日で何ループもする、なんてことはなさそうです。

アニメーションもオシャレです。海外にいる気分になれる。

Lofi Girl

有名なLo-fi Hip Hopチャンネルなので、このアニメーションに見覚えがある人もいるかもしれません。フランスのチャンネルです。

こちらも曲数が多く、毎日曲の更新がされるのが強み。他のチャンネルよりも落ち着いたテンポの曲が多い印象です。配信動画のように、勉強中に流しても合う曲ばかり。夜だとさらに動画の雰囲気と合いますね。

良い音楽は、良い仕事をつくる

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音楽の良さは、気分のスイッチを変えてくれるところです。

激しい曲を聴いたらテンションが上がってくるし、切ない曲を聴いたら感傷的な気分になる。結構、耳と心はリンクしているんじゃないかな。

だから良い仕事をするには、集中力を高める良い音楽を。あなたにとっての良い音楽は何でしょうか。それがLo-fi Hip Hopであれば良いなと思ってご紹介してみました。

良い音楽環境づくり、こだわっていきましょう!

おまけ:プライベート時間に使いやすい音楽系サービス

私が仕事中に聴くのはLo-fi Hip Hopが主ですが、プライベートの作業時間、ダラダラする時間も何かしら音を流しています。 

最後に私がよく使っている音楽系サービスをご紹介してみます。洋楽、邦楽など通常の音楽も最高ですが、変わり種もぜひご検討を。

Forest Notes(森の自然音ライブ配信)

オーディオメーカーのケンウッドが提供する、森の自然音ライブ配信サービス。会員登録が必要ですが無料です。

実際に国内の数カ所に設置されたマイクから音を拾って、24時間配信しています。さも高性能なマイクなんだろうってぐらい、生の森の音です。

ライブ配信以外にも収録音源のコンテンツがあって、こちらもクオリティが高い。しかし、どれも再生時間は短いので、ライブ配信の方が生っぽさがあって飽きにくいです。

設置場所に雨が降っているときの雨音は最高に心地良い。雨の日はついアクセスして確認してしまいます。

Noisli(環境音のBGM)

環境音を組み合わせて、好きなBGMを聴けるサービス。雨や川、火などの音を音量を調整して組み合わせます。Chromeの拡張機能もあるので、サイトを開かなくても使えて便利。

外での作業時には、特にカフェ音をおすすめしたいです。ノイズキャンセリングのイヤホンを使っていても、音量を上げない限りは人の声って結構聞こえてきますよね。

そういうガヤガヤにはカフェ音をBGMにすると、外の声はBGMに紛れて聞こえにくくなります。これが凄く良い。

ただ、長らく愛用していたのですが、いつからかのアップデートで有料会員以外は1日の再生時間に上限が付くようになりました。このクオリティだから仕方ないと思いつつ、あんまり使わなくなっちゃいましたが…

Sound Forest(環境音)

サービスというか、またもやYouTubeチャンネルですが。お気に入りなのでどうしても。

高音質な環境音を組み合わせたBGMを配信しています。

同じく環境音のNoisliは、音の組み合わせを自由にできるメリットはありますが、生っぽさが物足りないときも。その点、こちらの動画は本物の音を収録した素材を使っているので、生っぽさが違います。

動画のひとつひとつにストーリーが込められていて、実際にその場にいるような気分になれます。海が見える和室とか、最高すぎませんか。

WNYC(ニューヨークのインターネットラジオ)

最近、英語学習に力を入れているので、英語に触れる機会を増やそうと、ニューヨークのインターネットラジオを流しっぱなしにして、家の中を擬似海外の環境にしています。

結構BGMとしてもおすすめできます。英語力上がったら、内容が理解できるようになって気が散るようになるのかな。待ち遠しいような、そうでないような…

時差があるとはいえ、ラジオなので向こうの真夜中の時間でも、結構普通に番組やってます。歌も少なめで、ずっと英語音声が流れている感じ。

こちらのサービスは、新井リオさんの著書「英語日記BOY」に出てきました。英語学習の具体的な方法が書かれていて、実践しやすい内容だったので、英語学習者には本もおすすめです。

Cadena SER(スペインのラジオ)

スペイン国内のラジオをストリーミング再生できるサービス。

スペイン移住目指している身なので、英語ラジオを聴くならスペイン語ラジオも探そうと、気分転換に流してます。

英語だと気が散る人はスペイン語がいいかもしれないですね。スペイン語の発音って、結構クセになって耳に心地よく入るんです。他の国の人もスペイン語の音が好きという話、よく聞きます。

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Lo-fi Hip Hopと音楽系サービスの組み合わせで、暮らしがより豊かになりました。音楽と気分はダイレクトに繋がっているものだなと思います。

また新たなチャンネルやサービスを知ったら、ご紹介していきます。

(All Photos by Hiro Hasuike



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