ひらと歩

フリーのライター・小説家・お絵描き屋・ハンドメイドもやってる何でも屋さん。元音響マンで…

ひらと歩

フリーのライター・小説家・お絵描き屋・ハンドメイドもやってる何でも屋さん。元音響マンでホール管理人そして公官庁の非常勤……とにかく設定が多いとは、自分のこと。小説より奇なり。

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

前略、ひらと歩です。

前略、辟音歩(ひらとあゆむ)です。 気付けば、このペンネームとの付き合いも、人生の半分以上になったことに気付きました。 高校生の時からこのペンネーム。縮めて"辟歩(カベアルキ)"で参加してたこともあります。 それはさておき、自己紹介……と思いきや、紹介しようにも、設定が多い…… ……いや、現実に生きてるんだから、設定ではないんだけど。 いはやは、小説より奇なりとは、自分のことでした。 箇条書きしよう。 ・小説、校正のフリーライター ・18禁2次創作小説を18才以下なの

    • 障がい者支援を受ける―障がい者として働く・暮らすということ11―

      こんにちは、ひらと歩です。 今回は障がい者の就労支援について、お話ししたいと思います。 障害者就労支援とひとくちに言っても、自治体・社福・ハローワーク、NPOなど体系はいろいろありますが、支援内容もいろいろあります。 障がい者自身の生活相談、生活支援のみの場合もあれば、 職場まで赴いてくださり、障がい者と職場の両方の相談にのってくださる場合もあります。 例として東京都の場合ですが、豊島区は職場訪問もありますが、荒川区は職場訪問はしないと回答しています。 障がい者として

      • 最愛の祖母

        自分と祖母、顔や体つきどこが似ているだろうか? そんなことを思いながら、普段なら通勤で乗っているであろう電車に乗り、頭の痛くなる新幹線に飛び乗り揺られていた。 祖母の父は岐阜の農家の出身で、末子というのもあり、大阪に出て大正ロマン衣装のひとつである帽子屋を営んで、一財築き、 同時に土地を買って、今に続くまで子の子に安らぎの場を与えている。先見の明があった人であった。 祖母は9歳ほど離れた祖父に女学校の終わりに嫁ぎ、本家で数年家風を仕込まれた。 祖母から、姑の愚痴も祖父の愚

        • “サバイバー”になりました(下)

          こちらは(“サバイバー”になりました(上)|ひらと歩)の続きになりますので、ご注意ください。   2021年8月末、 ずっと家族が隠してきた『母親が酔っぱらうと娘に暴力を振るう』という事実がやっと公になりました。 (辟音はバイセクシャルですが、体は女子です) 祖母にも、 長い付き合いのある友達にも、 飲みにつれて行ってくれる元先生にも、言わなかったことです。 もうずっと諦めていました。 自分の人生の半分以上、母親が飲んだくれで、 いい加減な食事と兄のお下がりの服か制服し

        • 固定された記事

        前略、ひらと歩です。

        マガジン

        • 障がい者として働く・暮らすこと
          10本
        • 家族について考える
          3本
        • こころのエッセイ
          2本
        • セクシャルのエッセイ
          2本

        記事

          “サバイバー”になりました(上)

          ご無沙汰しています、辟音歩(ひらとあゆむ)です。 突然ですが、わたくし "サバイバー" になりました。 え、サバイバーって何のこと? という方に簡単に説明しますと、昨今の家族間DVから、逃れた人・生存し続けた人のことをそう呼ぶそうで、 最近の子どもを取り巻く問題 "ヤングケアラー" などと相まって、この "サバイバー" も新聞などメディアで使われ始めた言葉です。 しかしながら、ひと・ふた昔前までは「しつけ」と称して、親が子どもを殴る・蹴る何ぞ当たり前だった訳で、 かくい

          “サバイバー”になりました(上)

          配慮か差別か―障がい者として働く・暮らすこと―9

          バリアフリーやユニバーサルデザインという言葉が、日本に浸透して久しくあります。 いずれも、使う人を選ばない、誰でも、どのような人でも等しく使える状態や物を指します。 それらは、障がい者配慮されたものでもあります。 障がい者配慮とは、言葉のとおりですが、 障がい者にも使い勝手がいいよう配慮・考慮されている、状態や物を指します。 先の話でもしたように、障害者雇用には、 その被雇用者にあたる障がい者さんが、 働きやすい環境とはどういったものかを事前に告知する『障害配慮事項』

          配慮か差別か―障がい者として働く・暮らすこと―9

          自分らしく生きること―障がい者として働く・暮らすこと―8

          ※センシティブな表現を含むため、苦手な方は今回は飛ばしてください。 ================ 『ちぃちゃん、逝くのは順番やで』 高校生の時、祖母が突然両手を握って言いました。 いつもの顔、いつもの調子、なのに自分は、祖母に見透かされたのだと思いました。 自分は、中学生の頃には、 ばく然と "死" について 考えていました。 でも同時に、自分で自分に止めを刺せないことは分かっていて、 ふとした瞬間に掠める "何か" になっていました。 鬱病になって、 死はば

          自分らしく生きること―障がい者として働く・暮らすこと―8

          気遣いしたらおかしいですか?―障がい者として働く・暮らすこと―7

          その日自分は、いつもの部長と、 なぜか人事担当ではなく、同じ部署の正社員さんと、面談(?)をする羽目になっていました。 「つまり辟音さんは、今後は権限のある人から話をしてほしいということで間違いないですか? 」 「決定権者じゃない人が、命令というか、指示出ししてるのはおかしいですよね?決定権者が正社員さんと言うなら、正社員さんから、ご連絡頂きたいです」 ……と答えたものの、事を遡れば、全然違う話なのです。 毎度の事ながら、自分は 『どうしてこうなった!?』 と心の中で思

          気遣いしたらおかしいですか?―障がい者として働く・暮らすこと―7

          中学生日記……?―障がい者として働く・暮らすこと―6

          実は、精神疾患には "完治" という考え方はありません。 ストレスによって、失われたり壊れたりした脳の構造は元に戻らないからだと、私は理解しましたが、 研究者の方はもっと上手く説明してくれるかも知れません。 では、"完治" ではなく何と言うかというと "寛解" と言います。 脳の伝達物質抑制薬を必要とせず、比較的普通に暮らせることになる状態を言います。 寛解しても、例えば パニック障害が残ってしまった 不整脈がすぐ出る ショートスリーパーになった 頭痛持ちになった

          中学生日記……?―障がい者として働く・暮らすこと―6

          "障がい者"としての意見か?"普通の人"としての意見か?―障がい者として働く・暮らすこと―5

          今までのバックナンバーはこちらになります。 =============== 1.私、障がい者になりました! 2.障害者雇用が始まりま……した? 3.障害者にカテゴライズされるということ 4.被害者ズラされると困る? =============== 就労支援相談員というのは、役所の障害福祉課など、障がい者窓口になっている部署が設置している福祉相談員です。 (ただし、社福関係の資格を持っているとは限りません) 就活の助言や履歴書や病状説明書の添削、就職してからのアドバイス、職場

          "障がい者"としての意見か?"普通の人"としての意見か?―障がい者として働く・暮らすこと―5

          被害者ズラされると困る?―障がい者として働く・暮らすこと―4

          『障害者として働く、暮らすということ2』 で 任命書と言っても、そこには『国家』という文字も『公務員』という文字も『官職名』も『省庁名』もありません。 自分の名前と任期と日額、任命者名だけでした。 とは書きましたが、 「じゃあ、貴方は一体どういう立場で霞が関で働いてるの?」 と思っている方もいるかも知れません。 自分の立場は "国家公務員非常勤" といわれるものです。 国家公務員法や人事院規則にも、正式に記載のある"官職" です。 しかしながら、通常の国家公務員さ

          被害者ズラされると困る?―障がい者として働く・暮らすこと―4

          障害者にカテゴライズされるということ―障がい者として働く・暮らすこと―3

          ところで、鬱病って、どんな病気だと思いますか? 一般的には精神病で、大きく心の負担になることは、避けるように。 と言われています。 しかし、それは "なった後" のことで、 "なぜ?""どうして?"鬱病の状態になるのか? には、答えてません。 自分の場合、鬱病の原因が他者に起因するものだったので、 余計に「なぜ?どうして?自分は病気になったの?」 「自分の体のなかで、一体何が起きてるの?」 という思いが強かったです。 図書館で鬱病の本を見つけて開いても、 鬱病のメカニ

          障害者にカテゴライズされるということ―障がい者として働く・暮らすこと―3

          障害者雇用がはじまりま……した?―障がい者として働く・暮らすということ―2

          時系列を少し頭に戻します。 鬱病になった当時、自分は一般雇用の無期契約職員でした。 鬱病になって、一番最初に困ったことは、投薬からくる眠さでした。 有給はみるみる減り、職場(当時は役所の外郭団体)に精神病であることを、カミングアウトせざるを得なくなりました。 カミングアウト翌日、出勤すると毎朝自分の机にくるはずの、担当職務の書類がありません。 スタッフに聞くと、上司が「今度から○○さんに」と指示したと言います。 すぐに上司の机に行くと 「辟音さんは、病気だから」 「病

          障害者雇用がはじまりま……した?―障がい者として働く・暮らすということ―2

          私、障がい者になりました!―障がい者として働く・暮らすということ―1

          突然ですが、自分は3年ほど前から障害者です。 障害の名前は『精神障害』 病名は『鬱病』 原因は、 役所から出向してきている上司に当たる人が、無断でプライベートを犯したこと。(勤めていた役所の外郭団体ではパワハラに該当) さらに、それをパワハラとして団体内で訴えたところ、密室で団体長に2時間超怒鳴れ続けたこと。 その時、自分はもう味覚を失っていて、おかゆとバランスミートでご飯を済ましていましたが、 ある日目覚めた時に 「今日はいい天気だ。絶好の■■日和だね」 自分で

          私、障がい者になりました!―障がい者として働く・暮らすということ―1

          HSPと"繊細さん""敏感さん"

          『いま流行(?)らしいHSPについて』で、HSPとは何ぞや、誤解されていること、自分の体感についてお話しさせて頂きました。 そちらでも、お話ししましたが、今の日本の現状ですと 「繊細さん」「敏感さん」が独り歩きをしていて、なかなか本当のHSP理解に繋がっていません。 というのも、日本人は元来、他国よりも「繊細であれ」「敏感であれ」という教育をされてる人が多いからだと思います。 四季折々の変化を感じ、それにあった調度や服装を整える"繊細さ"。 「場の空気を読む」「空気を掴

          HSPと"繊細さん""敏感さん"

          "好き"に理由は必要?

          どうも、辟音歩(ひらとあゆむ)です。 本日も性的マイノリティのお話。 以前にトークのお仕事で 「同性の、女の子の、どこを好きになるの?」 と聞かれたことがあります。 …………何だって? 声には出さなかったものの、一番最初に思ったことは、そんなことでした。 え?理由なんているの?同性愛だから?? は?え?? 考えてください。 友人・知人、同性・異性限らず、あなたは嫌いな人とお付き合い(人付き合い)しますか? 答えは「ノー」のはず。 利害やビジネスシーンは別とし

          "好き"に理由は必要?