平野友康 (Teleport)

新しい視点をみつけるのが好き。Sparks主宰、ハワイ在住、日本と行き来する暮らし。V…

平野友康 (Teleport)

新しい視点をみつけるのが好き。Sparks主宰、ハワイ在住、日本と行き来する暮らし。VJソフトのモーションダイブやフォトシネマ、BiNDなどを開発。昔は「平野友康のオールナイトニッポン」や坂本龍一氏のライブ中継をやってました。読者ではなく仲間をつくりたくてnoteを始めました。

マガジン

  • 小説「占い師の時代」-----探偵と純喫茶マスターと占い師

    マスター橘川幸夫の小説を連載しています。 オンライン純喫茶「キツ」 24時間営業しています。 https://miraifes.org/kitsu/

  • 参加型社会学会・ 深呼吸学部「ZoomとVR 旅芸人の一座」

    さまざまな私塾がネットワークされたYAMI大学。橘川幸夫が学部長の「深呼吸学部」もその一つです。深呼吸学部の下の特別学科の一つが「旅芸人の一座」。座長は平野友康。座付き作家は橘川幸夫。各人が、それぞれのコンテンツ力を高め、新しい時代に向けて出陣します。全員集合。 深呼吸学部・学部長 橘川幸夫 深呼吸学部・特別学科「久恒啓一の図解塾」 深呼吸学部「亀田武嗣の地域と食べ物塾」

  • 参加型社会学会・会員通信

    参加型社会学会の活動に賛同し、協力していただける方は会員登録をおねがいします。月額1000円です。ご一緒に活動に参加してください。

  • テレポート開発日記

  • 中老の男

    ロッキングオンを創刊し、その後のサブカルチャーの世界を跋扈してきた橘川幸夫(71)は、ロックとの出会いからいつか来る参加型社会を夢見てはや50年。コロナ禍の中で立ち上げた授業と称するZoomに吸い寄せられた僕、平野友康とその仲間たちをめぐる1年の物語。

最近の記事

  • 固定された記事

みんなでコロナ2年生、新しい暮らしみつけよう。

とても残念だけど、どうやら少なくとも日本のコロナ禍は今年も来年も終わりそうにない。 だからリモートで一緒にやることと、友だちとの出会いを見つけて、大丈夫なときにたまに会って、小さなことに幸せを見つけて、それぞれが自分の気持ちを守っていこう。 何度も言ってることだけど、これからくる波はこれまでよりも精神的にも経済的にもとてもキツい。 だからメンタルを健やかにキープすることが出来ればいい。それだけでもとても難しい人たちがきっとたくさん出る。身体的な苦痛はどうにもできないけど

    • 坂本龍一氏のインターネット活動の軌跡を辿るポッドキャスト、セカンドシーズン始まる

      セカンドシーズンは、ファーストシーズン(全7話)を聴いた坂本龍一氏から届いたコメントを交えて、ICCのトリビュート展で見つけた年表を片手にお届けします。 番組テーマ音楽家・坂本龍一は1995年、インターネットこそアレやんけ!と誰よりも早く気づき、自らの活動を積極的にネットで展開してきた。この番組はそのような活動に当時直接関わったメンバーが、その時、その現場で経験したことを可能な限り詳細に話して記録しておくことで、坂本龍一がインターネットにもたらした文化現象とは何だったのかを

      • 久しぶりのリアル講演、糸島と生成AI

        本日、お茶の水のデジハリ大学(大学院)で奥出直人さんと有料のリアル講演をやります! 大規模言語モデルと糸島のまちづくりの可能性について語ります。 ー私たちはAIをどう捉えるのかー 連続6回・デジタルハリウッド大学大学院公開セミナー2nd session 2024年1/17(水)19:00 開催「漂流する思考」 奥出直人/平野友康 主催:デジタルハリウッド大学大学院 メディア協賛:角川アスキー総合研究所 【開催趣意】  画像生成AIのMidjourneyや大規模言語モデ

        • 糸島という舞台

          最近思うのは、どんなに大変で難しいことでも、それをやれば良い村づくりができるなら全然受けて立ちたいと思う。頭を使うことなら頑張って集中するし、泥臭いことなら楽をせずに汗を流せばいい。シンプルな話だ。 でもそれをやると誰のためになるのか、なぜそれをやらなければならないのかの理由が全く分からないことが世の中のほとんどを占めているようにも思えるので、結局それらのよく分からない事柄と自分をどうバランスするのか、もしくはガン無視するのか、もしくは対処するのかを考え続けてる。 答えは

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        記事

          糸島の村づくりとうちの子

          今日、ルイに僕らがつくった村づくり構想案を見せたのには理由がある。ルイはYouTube中毒なんだけど、どうも僕と似てる感じがすると思った。僕は寝る直前まで頭がぐるぐる回転してしまって寝落ちする寸前まで漫画なりくだらないことでいろんな考えを止めないと眠れないのだ。ルイも同じなのではないかと思った。で聞いてみると「頭の中にたくさんのアイディアがあってブループリントが脳みその中に詰まってる。それをどうしていいのか分からなくてどうでもいいものを見て気を紛らわしているんだ」と言う。

          糸島の村づくりとうちの子

          今勉強してること

          僕は常に現代は何かから疎外されているという思いにとらわれている。それは「現代は」ではなくて「僕が」なのかも知れないが、いずれにせよ疎外感があった。 ここで言う疎外は寂しいとかそう言う気分のことではなくて哲学的に使われてる疎外。調べると「人間が、 自己の作り出したもの(生産物・制度など)によって支配される状況、さらに、人間が生活のための仕事に充足を見出せず、人間関係が主として利害打算の関係と化し、人間性を喪失しつつある状況」とある。 ブーシットジョブで人間らしい活き活きとし

          今勉強してること

          デザイン思考を学ぶ日々

          ​​​この世の全ては、多彩で多様な5W1Hで関係されている。 ​​この5W1Hの関係が金銭による使役でワンパターンになってる社会は不幸だ。そして、この5W1Hに現れてくる具体的な血肉の通った関係性が構築できていない社会では、ふわっとした「笑顔」や「夢」とかのあいまいかつ5W1Hに入らないものを掲げることになる。そして「答えがないことが大切」とか、謎の図解やメソッドを多用する自己啓発やスピリチュアルに飛んでいってしまう。それら全てが悪いとは思わないけど、僕が人生を賭けて今から

          デザイン思考を学ぶ日々

          破壊的イノベーションってこんな凄かったのか

          人類の生活やあり方を突然変えてしまう「破壊的イノベーション」というのは、こんなにも突然破壊的にやってくるのかと本当に驚いている。全ての計画を一度落ち着いて柔軟かつ広い視野と高い視座を持って見直した方がいいと本気で思ってる。 賢い人は口に出さないだけでみんな実は心の底でそう思ってるんでしょう? ところがだ、AIって人間が試されてるから、小手先のビジネスモデルを考えてもおそらくそう長くは続かなくてすぐに意味ないものになるアイディアばかりだと思う。 安心して数年間続けられるの

          破壊的イノベーションってこんな凄かったのか

          糸島デイズ

          まちづくりの何が良いか。 集い、つながり、つくり続けるのが良い。 何かのきっかけで、人が集い、繋がる。すると「それやってみよう」「これこうしたい」「あれをどうにかしたい」というようなことを一緒に(あるいは誰かが)気づけるようになる。 すると物事が動き出す。集い、つながり、一緒に暮らしをつくり続けることで、日常が大冒険になる。 その「じぶんたちで暮らしを良くしていく状態」こそが、やりがいがあって、手応えがあるから楽しくて、結果その試行錯誤で若い人含めて人が育つから好循環に

          その山は若く、消えることのない畏怖と美しさで溢れていた

          なぜか行かなければならない気がしていた。 冬の快晴、真っ青で風もない空、富士山から程近い杉林に降りる。少し湿った土道を歩き、仲間たちといくつかの祠を参る。 僕らの道先案内人の祥一がほぼ偶然声をかけて来てくれた方が、その不思議な谷を復興させようと数十年活動していたと知る。 ある場所に来ると小さな祠が奥にポツンとある。両脇には別々の新興宗教の建てた石碑が。それらは新しい。そして奥にある祠はいつのものか分からない、村人たちが祀る古い何か。なぜかみんなで杉林の上を見上げ、しばし

          その山は若く、消えることのない畏怖と美しさで溢れていた

          実感の本性を掴みたい

          現在の暮らしや働き方を改良したり最適化するのでは、今の300年に1度とも思われる変革期には全然足らない。何をやっても「なんかちがう感」があるのは、そこだ。 人間の脳の世界の認知の仕方についての理解を出来る限り深めて、これまで地味すぎて見過ごされてきた暮らしや働きの中での喜びや手応えを生むために、予想もしなかった何かを発明するのだ。 そしてそれはカタチにしてしまえば特別に斬新なものではなく、ひとつひとつを解きほぐしていくと、なんのことはなく昔々から人間が感じていた手応えが、

          実感の本性を掴みたい

          まずは耳からはじめよ。

          教授のコンサート24時の回を聴いた。 ちゃんと感想を言語化したことなかったかもなので書いてみる。 坂本龍一は打楽器のひとつであるピアノを主に弾く。弾くのだけど、本人は「聴いている」と感じている。コンサートの時、誰よりも自分が「聴いている」と言う。 今日のコンサートの冒頭の数曲は、まさに「響きを聴く」という感覚。本人が「聴く」や「弾く」ことですらない忘我の域に行ってしまったように思えた。凄い。凄いが、演奏なのか、これは。完全に僕の音楽体験を超えてしまった。僕はただそれを目撃

          まずは耳からはじめよ。

          もしもネットワーク版ハイパーカードがあったら?

          昔話とこれからの話。 1980年代の伝説の「Hyper Card」は、のちのインターネット=「HyperText」のコンセプトの基礎にもなりました。 若いころお世話になった「Director」はCD-ROMやキオスク端末を開発するのに欠かせませんでした。たくさん稼がせて貰いました。 リレーショナルデータベース「ファイルメーカー」は、複雑なDB構築と入力と閲覧をGUIで開発可能にしました。 「ページメーカー」はDTP業界の誕生を支えて、とPowerPoint登場までの間、

          もしもネットワーク版ハイパーカードがあったら?

          初期衝動とはつまりアレやんけ

          人はどんなにささやかであろうとも「自分の世界が広がること」自体に大きな喜びを感じるし、その喜びを他の人と共有できる。 僕のこの2年の裏テーマは「年齢の関係ない青春」なのだけど、最初、変化・成長することが青春の正体なのかと思っていた。 ところがどうやら「知らなかった自分と出会うこと」が、人間が生きていく上での豊かさらしい。 先月から坂本龍一さんのインターネットの文化を振り返るポッドキャストを竹中直純さんと中村祥一さんの3人でコツコツと趣味でつくってるのだけど、そこで何度と

          初期衝動とはつまりアレやんけ

          僕に見えている景色

          意識なる謎のものがある。 それは、いつのまにかわたしという赤ん坊の生命の中に生まれて、知覚を使い徐々に世界を認識し構築していく。自分で気づいたときには、もう、そこにある。そしてある時それは肉体の終わりと共に消えてなくなる。自分でその終わりを見届けることはできない。 誰からも見えないのに、誰からも触れることができないのに、なぜこんなにも壮大で儚いものが、ここにあるのだろうか? 私たちひとりひとりの脳と神経と血液の中に「それぞれの世界」が広がっている。これは本当に驚くべきこ

          僕に見えている景色

          セルモーターとワルモーター

          中老の男(72)を最初に見かけた時に僕の心を鷲掴みにしたのが「4人で世界は変えられる」だった。そしてそういうムーブメントを興す奴らのことを「セルモーター」と呼んでいた。参加型社会を生み出すのはセルモーターの存在なんだ!と画面の向こうで叫んでいた。なんだこいつ、面白すぎると思った。そもそもなんで橘川幸夫を知ったかと言えば、浅田さんとの熱中小学校の講師だったからなのだが、そこに打算的なものがなかったかというと、打算だらけだった。 伝説の雑誌「ロッキングオン」の創刊メンバーであり

          セルモーターとワルモーター