hinata

プロフィールはこちら https://lit.link/hinata43z

hinata

プロフィールはこちら https://lit.link/hinata43z

マガジン

  • photograph

  • 「映身を上演する」プロジェクト制作日記

  • 劇団WARBLER13期卒業公演「春の花」制作日記

最近の記事

モラトリアム in コロナ禍

どうしても、考えなくてはならない時がある。 自分がどう生きていくのか。 どう生きていたいのか。 どう生きなければいけないのか。 向き合わざるを得ない、そんなタイミングがあるのだと思う。 最近、朝ドラの『らんまん』にハマっている。 (毎週レビューを書くくらいには好きなドラマだ) ドラマの中で、主人公・万太郎は 「この世に一つとして同じ命はないこと」 「だから自分にしかできないこと、使命があること」 を人に教わり、また自らもそう感じて、夢を追う選択をする。 今いる恵まれ

    • 熊野。

      40分間、舞台上でずっと姿勢良く立っていたから、これを機に超絶猫背を少しはマシにできるかもしれない。頑張りたい!(何の話?) 「熊野」観に来てくださった方、気にかけてくださった方、どうもありがとうございました!素敵な感想も頂けて、本当に有り難かったです。 役者に専念できるのも久しぶりだったし、とてもありがたく贅沢な環境の中でお芝居させてもらったので、色々考えたことは形に残しておきたいなあと。ただ、すごく「感覚」優位でやっていたので、言語化しようのないことがすごく多くて。結

      • 「いま、だ来ぬ」終演。

        7月中旬の延期を経て、8月6日に無事上演を終えることができました。 観に来てくれた皆さん、 7月に来ようとしてくれてた方、 気にかけてくれた方、 ありがとうございました! 観てくれた人の、「面白い」という言葉が、こんなに嬉しいんだなあと、改めて感じています。また新たなフィールドでの作品だったので、より強く。 一度は来なかった上演日、そこに生まれるはずだった時間と空間、 どこにも存在しないはずなのに、 「あったかもしれない未来」を、私たちは想像してみたりできる。 今回の戯

        • 「いま、だ来ぬ」上演日

          今週の土曜日、8/6の17:00~、大学院の春学期につくっていた演劇公演、「いま、だ来ぬ」の上演があります。 一度、7月の中旬にやろうとしていた公演の振替公演です。 今まで、幾度となく手元のチケットはただの紙切れになってきたし、作り手側としても大なり小なりコロナの影響を受けてきましたが、いったん「中止」という形は初めて。 大学施設を使った公演ということで、実質的なダメージはないのだけれど、だからこそ、この機会に「上演」というものについて考えてみたいなあと思い。 上演=本番に

        モラトリアム in コロナ禍

        マガジン

        • photograph
          1本
        • 「映身を上演する」プロジェクト制作日記
          7本
        • 劇団WARBLER13期卒業公演「春の花」制作日記
          6本

        記事

          photograph #01

          光 最近、ピントの合っていない写真たちに惹かれてしまう ブレ、 ボケ、 それが「何」であるか、分からなくなって それは光の、 点で、 線で、 波で、   運動で、 私たちには見ることのできない この世界の一面だ ***** これはおまけ、足みたいな形したおーーっきい木に出会った (※記載画像全ての無断使用を禁じます) Hinata

          photograph #01

          「映身を上演する」プロジェクト制作日記⑦

          少々日にちが空いてしまったけれど。 3/31に無事re-creation版の上演を終えました!そして昨日その映像も公開になったということで、ちゃんと振り返っておこうかなって。 この2回目の上演は(再演と呼ぶには内容がまるで変わってしまっているのだけれど、)実は初演よりも更に少ない制作時間で上演を行いまして。 でも、初演が終わってからずっとみんなが考え続けて、時折話をして、という一か月の積み重ねがあってこその制作だったから、実際に確保できた時間こそ少なくても、出来上がった

          「映身を上演する」プロジェクト制作日記⑦

          平埜生成さんWS。

          平埜生成さん開催の、実験的演劇ワークショップに参加してきました。未だに左手に握った/握られた感覚が残っていて、それがすごく、心地いい。あれだけで少し手が痛くなっているので、アイドルの握手会終わった後って相当なんだろうなーー。 自分の身体の状態に目を向けること、その場にいる人たちの様子を観察すること、その空間を感じること(音や光、床や壁とか)、そういうことを意識して過ごす時間って、なかなか意識しないと取れない現代。まずは、こういう時間を大切だと思っている人がいるということ、そ

          平埜生成さんWS。

          WARBLER卒公「春の花」制作日記⑥

          急にあたたかくなってきましたね。春が来る。 ぽかぽかとした陽気の中で観る「春の花」は、また違った味を持つかもしれないなあ、なんて思っています。こちら、ご好評&ご要望を受けて、今日まで映像配信の追加予約を受け付けることとなりました!思っていたより追加のご予約をいただけていて、とても嬉しい。ありがとうございます! というわけで、今日はネタバレなしの見どころポイントや裏話を少しまとめてみようかなと思います! 初めて観てくれる方はもちろん、リピートしてくれる方も、これを読めばよ

          WARBLER卒公「春の花」制作日記⑥

          「映身を上演する」プロジェクト制作日記⑥

          先日、上演の幕を閉じることができました! 完全な状態で上演することができず悔しいですが、まずは上演を行えたこと、その幸せを噛みしめています。そして必ず、何らかの形で全てのプログラムを上演しようと決めているので!タダでは転びません。 というわけで一旦にはなりますが、参加してくれたみんな、観に来る事を選んでくれた皆さん、観に来ないという決断をしてくれた方、この企画を気にかけてくれたみなさま、本当にありがとうございました。 *** 私が作品づくりをする時にいつも持っていたこ

          「映身を上演する」プロジェクト制作日記⑥

          「映身を上演する」プロジェクト制作日記⑤

          本日、対面稽古2日目でした!ひゃ~~~楽しい!!! 私も、参加しているみんなも、なんだかびっくりしています。とても楽しい。 今回、1週間で稽古→上演という珍しい形を取っていますが、(実際に間に合うのかという問題はさておき、)ものづくりの面白い部分をギュッッと凝縮したような、そんな濃い時間を過ごしています。 この面白さって、例えば時間のなさに焦ってしまったり、自分の思う正しさをつい押し付けてしまったり、簡単に崩れてしまう危険をはらむもので。 参加しているみんなが、周りへ

          「映身を上演する」プロジェクト制作日記⑤

          「映身を上演する」プロジェクト制作日記④

          昨日をもちまして、「ひとこと」募集が終わり、これにて言葉の募集が全て締め切りとなりました。そして、いよいよ月曜日から1週間の稽古~上演期間が始まります…! もうこんな時期になってしまいました。あっという間だなあ。参加者のみんなが持ち寄ってくれた企画もだいぶ形が見えてきています。最終的にどんな上演が出来上がるのか、とても楽しみ。 さて、今日はzoomにて行った顔合わせについて書いてみます。 *** 顔合わせではちょっとしたワークを行いました。 それは、 「自分が映身

          「映身を上演する」プロジェクト制作日記④

          「映身を上演する」プロジェクト制作日記③

          こちらの日記はお久しぶりになりましたが、無事にもうひと作品の幕を閉じることができ、いよいよこちらのプロジェクトに本腰を入れていきます! 今は、参加してくれるみんなのアイデアを集めてまとめている段階なのですが、私の想像を遥かに超えた広がりを見せていて、やっぱり映身生たちは面白いなあ、魅力的だなあと、参加メンバーのアイデアを見てわくわくしています。 そして、やはりこのプロジェクトの鍵になってくるのが、絶賛募集中の「言葉たち」だと再確認。 一人でも多くの方の感性がこの上演に加

          「映身を上演する」プロジェクト制作日記③

          WARBLER卒公「春の花」制作日記⑤

          劇団WARBLER13期卒業公演「春の花」。 無事、終演いたしました! いやーーー、ここまで来れて本当に良かった。 このご時世の中最後まで完走できたこと、本当に幸運だったと思います。 ご来場いただいたみなさん、動画配信の予約をしてくれたみなさん、気にかけてくれていたみなさん、心から感謝です。本当に本当にありがとうございました。 というわけで、今回の記事は終演報告になるのかな。 (あ、まだ動画配信が残っているので、今回はネタバレなしで書いていきます) ** この制

          WARBLER卒公「春の花」制作日記⑤

          WARBLER卒公「春の花」制作日記④

          本日、入り期間4日目。気が付けば本番1週間前です。 ひー時間がない!! 自分の脳みその限界と闘う毎日です。 久しぶりの入り期間(あ、実際の劇場で準備できる期間のことです)を過ごしていて、思い出した感覚がいくつもあって。 この公演が終わった時、私はどんな感覚を抱くんだろう。 良い意味で想像ができなくて。楽しみです。 ** 演出の役割というのは、ひたすらに選択をし続けることです。 作品を創り上げるために、ベストを選び続けること。 その責任を、背負うということでも

          WARBLER卒公「春の花」制作日記④

          「映身を上演する」プロジェクト制作日記②

          本日、出演者・スタッフ募集の締め切りということで。迷ってくれている人、まだいるのかな。 参加する一人一人によって色が変わっていくというか、色が幾重にも重なり合っていくというか、そういう作品になる気がしているので、最終的にどんなメンバーが集まるのか、どんな言葉たちが集まるのか、とても楽しみなのです。 ** 今回は、この企画のヒントにもなった「ポストドラマ演劇」なるものについて少し書いてみたいなと。 「ポストドラマ演劇」とは、ざっくり説明すると、 戯曲に書かれた物語を再

          「映身を上演する」プロジェクト制作日記②

          WARBLER卒公「春の花」制作日記③

          今日も今日とて稽古でした! 昨日は同期全員が集合したり。今日はがっつり稽古したり。目まぐるしいスピードで進んでいっています。 気が付けば、入り期間前の稽古も残すところあと1回。 稽古をしていると、時間って有限だよなあと思わされます。 ** さて、今日は演出について少し書いてみようかなと。 私の一個上の学年には、”カリスマ演出家” がいました。 演出の基礎、みたいなものはその先輩から(直接なり、盗むなりして)学んだから、一生超えられない壁だなあ、なんて思います。

          WARBLER卒公「春の花」制作日記③