「映身を上演する」プロジェクト制作日記②

本日、出演者・スタッフ募集の締め切りということで。迷ってくれている人、まだいるのかな。

参加する一人一人によって色が変わっていくというか、色が幾重にも重なり合っていくというか、そういう作品になる気がしているので、最終的にどんなメンバーが集まるのか、どんな言葉たちが集まるのか、とても楽しみなのです。

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今回は、この企画のヒントにもなった「ポストドラマ演劇」なるものについて少し書いてみたいなと。


「ポストドラマ演劇」とは、ざっくり説明すると、

戯曲に書かれた物語を再現するため、だけじゃない演劇の在り方・可能性、みたいな。(ちなみに、物語を再現する演劇のことを「ドラマ演劇」という)

例えば、演劇からストーリーというものを引き算してみたとして、そしたら何も成り立たなくなるかと言うと、きっとそうではなくて。

「うわー、この舞台美術すごいな~」とか、

「この照明綺麗だな」とか、「今の音心地よかったな/不快だな」とか、

「この人の動きとんでもないな」とか、

「まったく理解できなかったけどどういうこと!?」って考えたりとか、

決してゼロにはならない。いっぱいのものが生まれている。


そういう、演劇を構成している全ての要素にもっともっと色んな可能性が詰まっているよね、大事にしたいよね、というのが、「ポストドラマ演劇」です。(とてもふんわりとしたまとめ方なので諸々ご容赦ください)



今回の「映身を上演する」プロジェクトはずばり、ストーリーを再現することが一番にあるわけじゃない上演です。(というかそもそも「演劇」という枠に収まらないものになりそうだけども)

一体どんなアプローチがしていけるのだろうなと、わくわくだし、武者震いもします。

今まで気が付いていなかった、見えていなかったものに出逢えるかもしれないなあ~。


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なんだかとても伝わりづらい文章になってしまった気がするけど、なんとなく、このままで出してみようと思います。

あ、一応書いておくと、ドラマ演劇も大好きです!

最近はドラマ演劇とポストドラマ演劇を並行して進めてるから頭パンクしそう。嬉しい悲鳴。

ここからしばらくはもう片方の作品で忙しくなるので、こっちの制作日記はお休みになるかなあ?もう1回くらいは更新できるだろうか!


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