WARBLER卒公「春の花」制作日記③

今日も今日とて稽古でした!

昨日は同期全員が集合したり。今日はがっつり稽古したり。目まぐるしいスピードで進んでいっています。

気が付けば、入り期間前の稽古も残すところあと1回。

稽古をしていると、時間って有限だよなあと思わされます。

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さて、今日は演出について少し書いてみようかなと。

私の一個上の学年には、”カリスマ演出家” がいました。

演出の基礎、みたいなものはその先輩から(直接なり、盗むなりして)学んだから、一生超えられない壁だなあ、なんて思います。


その先輩がやってくれた演出ワークショップで、演出に必要な2つの視点という話が印象に残っていて。

「ミクロ」な演出と、「マクロ」な演出。

「ミクロ」は、場面ごとであったり、もっと言えば台詞一つ一つの言い回し、間、体の使い方といった「細かい」演出、

「マクロ」は、全体の流れ、テンポ感、緩急であったり、音や照明とかもここに入るのかな、「大きい」範囲の演出。場面転換の流れとか。


演出をやる上ではとても根本的な2つの柱だけど、ちゃんと意識しておかないとどちらかに偏ってしまったりするから、時々ここに立ち返るようにしています。

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それで言うと、今日の稽古は「ミクロ」な稽古でした。

これまでどちらかと言うとマクロ寄りな稽古が続いてたから、今日一日じっくりミクロな方の調整ができてひと安心。

みんなで話して、意見を出し合って。とても有意義でした。


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カリスマ演出家な先輩が、いつかの公演終わりに言ったこと。


演出は、ドーナツの穴なんだ。(中心にいるけど)みんながいないと存在できない。


他にもっといい例えがあるかもしれないけど、私は好きな例えです。


WARBLERという場所で過ごした時間の全てが、こうやって今に繋がってるんだよなあと思ったりしています。

「春の花」、いいものにするぞ!







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