「いま、だ来ぬ」終演。
7月中旬の延期を経て、8月6日に無事上演を終えることができました。
観に来てくれた皆さん、
7月に来ようとしてくれてた方、
気にかけてくれた方、
ありがとうございました!
観てくれた人の、「面白い」という言葉が、こんなに嬉しいんだなあと、改めて感じています。また新たなフィールドでの作品だったので、より強く。
一度は来なかった上演日、そこに生まれるはずだった時間と空間、
どこにも存在しないはずなのに、
「あったかもしれない未来」を、私たちは想像してみたりできる。
今回の戯曲で、私は、「いずれ来るかもしれない未来」を劇中に設定しました。でも、そこに立ち上がってきたのは、その世界の「今」に居る人たちでした。
積み重なっている過去を手放すまいと、それを望んでいなくとも、「今」を生きるしかなくて、そしてずっと「今」にいたくても、未来はここに到来してくる。
ロフト1という場所に、4作品それぞれの時空間、稽古の時間、来なかった上演日、そして本番の「今」、色んな時間が重なり合っていて。
ヒリヒリした!
本当に色の異なる4作品だし4人だったので(良い意味でね)、それが絶妙なバランスを保って、なんとか一つの作品として立つことができたなあという感覚があり。良かった。
そして改めて、「人に届ける」ということについて考えています。
ずっと考え続けるんだと思う。
演劇は観客なしに成り立たないけど、稽古はお客さんがいなくても成り立つ。観客は、演劇を観なくてもきっと生きていけるけど、それでも劇場に足を運ぶ。
ずっと、その事実を見つめていなきゃな、と。
というわけで、「いま、だ来ぬ」無事終演です!
個人的に私の作品は、8月6日という日に上演させてもらえて良かったなあと思っています。
何が起こるか分からないから、人は未だ来ぬ時を待っている。
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