「映身を上演する」プロジェクト制作日記④

昨日をもちまして、「ひとこと」募集が終わり、これにて言葉の募集が全て締め切りとなりました。そして、いよいよ月曜日から1週間の稽古~上演期間が始まります…!

もうこんな時期になってしまいました。あっという間だなあ。参加者のみんなが持ち寄ってくれた企画もだいぶ形が見えてきています。最終的にどんな上演が出来上がるのか、とても楽しみ。

さて、今日はzoomにて行った顔合わせについて書いてみます。

***

顔合わせではちょっとしたワークを行いました。

それは、

「自分が映身でやってきたことを絵・図にしてみる」

というもの。


どうしてこのワークをやろうかと思ったかというと、

参加者の一人と、映身での4年間を振り返って話す会、みたいなのやりたいよねと話していたことがきっかけ。

そして、舞台技術演習という授業で、イメージを絵にしたことが私の中でなんとなく印象に残っていて、そこからお借りしてきたというのもあります。

今回のプロジェクトでは詩を募集するなど、「言葉」というものが一つの主題となっている中で、あえて「言葉ではないもの」を使って表してみる、ということをやってみたいなあと思い。

私自身、絵は得意じゃない(というか大の苦手な)のですが、こういう、模写的ではない、自由に描きたいように描く、そこに上手いも下手もない絵を描くのは好きです。

「言葉」では表現できないもの、言語化されることで明確になるものはいっぱいあるけど、言語化できない、言語化のしようもないもの。そんな「曖昧」が、詰まっているような気がするから。


参加者のみんなには、描いたものを見せてもらいつつ、これまでの活動や、今回楽しみにしていることなど色々話してもらったのですが、


ほんとーーーうに、みんな違ってみんないい。


このありきたりな言葉にまとめてしまうのはナンセンスだと自分でも思いますが。でも、その違いを、私はとても愛おしく思うのです。

一人一人、映身でやってきたことも、見えている景色も、何もかも違うけれど、私たちは同じ「映身」という場所にいる。みな愛着のような何かを抱いている。

不思議だなあ。


4年間の最後、一体どんな作品が立ち上がるんだろう。

あまりに時間が限られているので怖くもあるけど笑、やっぱりそれ以上に楽しみです。


***

上演後には観客も含めたワークショップを行います。ワークショップと言っても、要は感想戦です。

今回は、創作過程から上演後におけるまで、「話す・対話する」ということに重きを置きたいと思っています。作り手・受け取り手に関係なく、面白い話ができたらいいな。

良ければ観に来てくださいね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?