WARBLER卒公「春の花」制作日記⑤

劇団WARBLER13期卒業公演「春の花」。

無事、終演いたしました!

いやーーー、ここまで来れて本当に良かった。


このご時世の中最後まで完走できたこと、本当に幸運だったと思います。
ご来場いただいたみなさん、動画配信の予約をしてくれたみなさん、気にかけてくれていたみなさん、心から感謝です。本当に本当にありがとうございました。

というわけで、今回の記事は終演報告になるのかな。

(あ、まだ動画配信が残っているので、今回はネタバレなしで書いていきます)


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この制作日記の最初かな、この公演を終えた時自分がどんな気持ちになるのか楽しみ、というようなことを書いたのだけど、
ワーブラーで関わってきたどの公演とも違う、また新しい感覚に出逢っています。

一つ言えるのは、これが愛おしさから来る気持ちだということ。

それがとても、嬉しいです。


10人。
主に10人で創り上げた公演でした。

同期全員の人数としては11人。絶妙な人数だよあ、って、改めて思います。

終演後のアンケートで、私たち13期をずっと見てくれていた方のコメントや、これで最後なんて惜しいね、と言っていただける声であったり、すごく心温まるお言葉を頂きました。
とても有難いです。作品の感想だけでなく、そういった部分にもお心を寄せてくださって、みんな嬉しかったと思います。この場を借りて、ありがとうございました。


また、作・演出をした身としては、作品に対する感想たち、本当に嬉しく有難く…。
なんて言葉にしていいのやら、届いたんだなあ、受け取ってくれたんだなあ、と、すごくすごく胸が熱くなりました。
今回出演もしている兼ね合いで、作品全体の流れを俯瞰して見る・整えるということがどうしても難しかったので、その分不安もあったのですが、なんとか形になって良かった。(そういった部分でもスタッフ参加のメンバーにとても助けてもらいました。)

重ねてになってしまいますが、会場に足を運んでくださって、『春の花』という作品を受け取ってくれたみなさん、本当にありがとうございました!


本番の役者たちは、とてもいきいきとしていて。今までの稽古では感じたことのなかった感覚、そこに、その登場人物たちが生きていました。

やっぱり、お客さんの力ってすごいんだなあと改めて。

お客さんがいて初めて、演劇は完成する。演劇は演劇になれる。

ワーブラーでの公演を通して、何度も何度も実感させられてきました。

有観客で公演を行うことができて、本当に良かった。


終演後の拍手であったり、お客さんの表情であったり、そういうもので、作品が ”届くもの” であったのかどうか、っていうのはすぐにわかります。

その瞬間、報われた気持ちになるし、毎回そこに達しなければならないよな、と稽古期間は肝に銘じています。

とにかく準備期間が短い公演だったけれど、なんとかそこにはたどり着けたみたいです。共に全力で作品を創り上げてくれた仲間たちに感謝!


同期たちは、全員、演劇が大好きで。

良いものを創るために一切の妥協がなくて、そこに対する熱量だけは、ずっと変わらない。

久しぶりに集結した同期たちは、みんな少しずつ、でも確かに大人になっていて、より頼もしくなっていました。

今の10人だから、創り上げることのできた作品になったなと思います。

配信を見てくださる方にも、どうか届きますように。


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2/4にバラシ(劇場の撤収作業)をして、対面での活動は終わりだったのだけど、立春にこの公演を終えられたのがなんだか嬉しくて。


詳しくはネタバレになるので書きませんが、タイトルにも「春」が入っているように、「春」というのが作品のモチーフの一つなのでね。

そして、動画配信が始まるのは3月の頭ごろ。春が来ますね。

そのころに出逢いなおす「春の花」は、また違った色をして見えるのだろうと思います。楽しみだな。


配信の頃、気が向いたらネタバレありの記事、書いてもいいかもなあ。気分次第ですが。というわけで、「またね」ということしておこうと思います。

それでは、また。

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