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アメリカに移住して、最大級のトリプルパンチから、もうすぐ1年が経ちます。

1パンチ目くらう

2020年のファーストパンチは、世界中の皆さんと同じコロナですよね。

世界中でコロナが猛威を振るいだした時、私達は親戚の結婚式に参列する為に、メキシコに滞在していました。

https://www.instagram.com/hinas_naturallife



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帰りは猛威を振るっていたシアトル経由のチケットだった為、テキサス経由に変えてもらい帰路に着きました。
しかし、2020年の象徴にもなったトイレットペーパー問題。
勿論こういう時に限って、普段常備していた物もなく、そこをつきます。
すると聞きつけた友人たちがお店で見つけては、ドアの前に降ろして行ってくれ、どうにかこの難題はクリア出来ました。
友人達に感謝しかありません。
しかし、あの時のトイレットペーパーの値段の高さは以上だったなあ…

2パンチ目くらう

子供達はオンラインスクールに切り替わるも、スムーズにあまり出来ないまま6月から長ーい3カ月もの夏休みに突入。
日本行きのチケットもキャンセルし、ガーン…
子供達は友達にも会えないし、私達は仕事もあるし…
毎日どーしよう…
結局、人にあまり会わないキャンピングトレーラーでのロードトリップをすることに。
ちなみにこちらはグランドキャニオンです。

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私は、日本で言うポン菓子を製造して、スパーなどに卸す仕事をしていました。その為お米が大量に必要でした。しかし買占めが始まり、穀物類が特にない…
まずい…仕事が途切れてしまう…困った…運送も遅れているらしい。
と、言うわけで
片道4時間かけてトレーラーを引っ張り、自分で取りに行くことに。
そんなわけで、とりあえず第一難題はクリア!!

3パンチ目くらう

9月8日。子供達の新学期初日。
先生達もオンライン授業準備万端でした。
私達は我が家から5軒先の家を気に入り、購入手続きを始めていました。

すると、外がヘリコプターの音で騒がしくなりはじめます。
あれよあれよという間に、外には真っ黒い煙が上がりだし、我が家の裏でヘリコプターがピンクの消火剤をまいたのがみえました。
ここで逃げなければ!!となり、頭にまず購入しようとしていた家におばあさんが住んでいた事を思い出し、その家にダッシュ!
しかし、おばあさんは不在でした。

夫のトラックに飛び乗りとりあえず火が向かって来た反対方向へと逃げます。しかし、道にでてみると既に逃げる人たちで道は渋滞。

後ろから火は迫ってくる!でも車は渋滞で動かない!道路脇から火が突然発火しだした!!

どの方向に逃げるべきか、火事が広がっている場所を把握する為に、消防署の無線にラジオを合わせました。
恐ろしいほどに、次から次へと火が発生している住所が読み上げられていきます。

その日は泊まれる場所を探しながら3時間程逃げ、やっと入れたホテルで山の上のほうから撮影された映像を見て愕然としました。

私の住んでいたエリアは火の海で、まるで戦時中。

次に近所をビデオ撮影された物を見て、言葉を失い、膝から崩れ落ちました。

家、職場(機械等、全て)、車、全てを失いました。

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何故、ここまで火が広まってしまったか?
5年程前から気候変動の影響で干ばつがひどくなり、8月にはアメリカ西側のどこかしらから山火事が発生し、煙が流れてくると言う年が続いていました。

そんな中、その日は100年に1度と言われる強風な日でもあったのです。
そのため、火が一直線に真っ直ぐ広がってしまい、水道管も壊れ消火作業ができない状態。
しかも乾燥しているため、少しの火の粉が地面に着くとあっという間に発火する。
そんな状況だったのです。

これが私が食らった2020年のスリーパンチ!!

第一回目から衝撃だったかと思いますが、このパンチを受け
私の人生はまさかのゼロからスタート
しかし今振り返っても、2020年は私にとって感謝の年でありました。
沢山の事を感じ、気付きの多いい年でした。

また次回、何故私にとって2020年が感謝の年になったのか?
をお話していこうと思います。








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