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しっかり育てる建設会社 その2

 昨日、東京に本社を置く道路建設会社の方が、卒業生の近況報告と新年度の求人説明のために来校されました。
 前日からの雪嵐で足下の悪い中お越しくださり、それだけでも感謝です。

 さて、お話の中でとても素晴らしいと感じたことがありましたのでご紹介します。

 『入社後3年間は月に1回の個人面談を行っています。』

 この面談を開始して以来ほとんど離職がなくなったとのことです。

 文章や言葉で表現すると、「へぇ〜、それは素晴らしいですね」で終わることかもしれません。
 しかし、教育に携わっている身として感じることは、
 「月1回の面談ってとても大変なこと!」です。
 我々高校教育においてさえ、生徒と月1回面談をしている先生はとても少ないと思います。
 現実的に1年間に3〜4回ではないでしょうか。
 あとは何かあったら行うという具合だと思います。

 定期に面談をする効果は、何か気になることや、悩み、不安などが大ごとになる前に分かり、共有し、早期に対応できることだそうです。

 面談は、敢えて現場の直属の上司ではない方が担当することで、現場の話をしやすくするという工夫もされているようです。

 離職は常に考えさせられるテーマですが、このように社員1人ひとりを大切にし、育てていこうとする姿勢に感銘を受けました。

 建設業の新3Kは「給与」「休暇」「希望」です。

 加えて、社員を大切にする姿勢が示されれば、離職がないのはもちろんのこと、仕事にそれぞれの価値や目標を見出し、日々が充実するのだと感じました。

 私も生徒との面談をしっかり行っていこうと強く感じました。

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