子連れキャンプと日々の子育てに通ずるもの
先日、3歳の娘と5か月の息子を連れて、
ふもとっぱらキャンプ場へ行ってきました。
といっても、テント泊装備のない、
キャンプ超初心者なので、
宿泊はコテージを利用しました。
子連れキャンプは達成欲阻害の連続
午前10時半頃に現地に到着。
天気にも恵まれ、
美しい富士山も見れて、
非日常な空間に、最高に開放的な気分。
夫婦でタープテントの設置に
手間取っている間、
娘も息子も良い子で待ってくれたこともあり、
子連れ+初心者でも、
炭火バーベキューや、
パンケーキのコーヒータイムを楽しめました。
しかし、夕方、コテージに移動してから、
眠気のピークが来た娘の
コンディションが劣悪に。
泣いたり怒ったり、
わたしや夫にあらゆる指示をしたり、
息子に攻撃して泣かせたり。
出発前に、夫と立てた計画では、
コテージに移動してから、
場所を変えてもう一度テントを張り、
イルミネーションを飾り、
カセットコンロでご飯を作り、
焚き火をやり、花火をして、
美しい星空を見て、、
と、していたのですが、
荒れる娘と、息子のお世話で、
これらが、何一つ達成できませんでした。泣
夜のアクティビティも
夫婦で楽しみにしていたので、
コテージについてから、
二人の相手で何一つ進められない状況に、
わたしも夫もがっかり。
そして、一日動いた疲労でぐったり。
結局、夕飯は、ぐずる子どもを
それぞれ抱っこしながら
コテージの食卓ですませ、
子どもたちは早々に就寝。
娘と息子が寝入ってから、
かろうじて、
夫と二人で、焚き火を楽しみました。
阻害される代わりに、得ているもの
夫と焚き火をしながら、
一日のふりかえり。
子どもたちがまだ幼いと、
予想をはるかに超えるほど
計画通りに進まないし、本当に大変。
だけど、子どもたちが自分たち親と
一緒にキャンプしてくれる期間はほんの一瞬。
小学校高学年にもなれば、
一緒に行くのもいやがられるかも。
二人が巣立てば、
好きなだけゆっくりキャンプができるから、
今は子たちに振り回される時間を楽しもうか。
と、会話をしました。
日々の子育てに通ずるもの
この会話をして、
日々の子育ても一緒だなぁと気づきました。
普段の生活でも、子育てをしていると
子どもに手を止められて、
計画したことが思い通りに進まず、
達成欲を阻害されることが多いです。
子どもが起きる前にと思い
早起きして片付けをはじめたのに、
途中で子どもが起きてしまい、
結局、中途半端に終わってしまう、など、
日常茶飯事。
しかし、子どもに手を止められるのも
子たちが自分を求めてくれる、今だけ。
その期間は、長い人生のほんの一瞬。
今は物事を思い通りにすすめられない代わりに、
子どもたちに無条件で存在を求めてもらえる
貴重な時間を過ごしているのです。
子どもたちが大きくなれば、
自分が求められる機会は減り、
好きなだけやりたいことをやれるはず。
キャンプも一緒で、
子どもたちが幼い間は、
計画通りにいかないことが多いけれど、
一緒にキャンプに行ってもらえる期間は
ごくわずか。
子どもたちの気分に振り回されるキャンプも
二人がそばに居てくれる間だけ、と思うと、
なんだか尊いものに思えてきます。
なので、今は、
「計画があってないようなキャンプ」を
楽しみたいな、と思います。
大自然と子どもの笑顔は、最高の絶景
ファミリーキャンプのハードルの高さを
目の当たりにして、
一時は、心折れかけたキャンプ。
しかし、広くて青い空と、大自然の中で見る、
娘や息子のはじける笑顔は、
それら全てを含めて、絶景でした。
とくに、広い芝生で、
嬉しそうに走り回ったり、
大きな蛾を捕まえて喜んでいた
娘の笑顔が忘れられません。
体は疲れ切りましたが、
絶景とともに家族ですごす時間に
心満たされました。
また、寒さが厳しさを増す前に、
計画があってないような子連れキャンプに
出かけたいです。
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