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スイカフィッ・日記

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2022年2月の記事一覧

2/16 ヴィレヴァン・鮫島・KGB

中学生の頃、自分は今より人のことを信じやすかった。

地元にヴィレッジヴァンガードができて、同級生の一人に連れて行かれたことがある。彼は大真面目な顔で僕に

「ここは裏口から入らないとダメなんだ」

と言った。そんな店が居酒屋とコンビニに挟まれた駅裏の商店街に堂々と軒を並べているわけがないだろう、と今はわかるのだが、僕は信じやすかったので「そうなのか……」と納得して彼についていった。

反対側に回

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2/14  拳銃

2/14  拳銃

昔から「拳銃」は映画や演劇なんかで広くファリック・シンボルとして使われることがあります。男性性や父性の象徴、ということですね。最近はもう下火かと思いきや、2019年にも『天気の子』で使われていました。主人公である帆高や、須賀が拳銃を撃つ(ことを助ける)ことで「父になる」という描写がされていましたね。古典的です。

昨日観た舞台でも「拳銃」はキーアイテムとなっていました。國學院大學演劇研究会の卒業公

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2/5 今年の抱負:人生経験を積む

もう2022年が始まって2ヶ月目だというのになんだ、と思われるかもしれないけれど、抱負を書こうと思う。今年の抱負というのは、年の初めに決まっていなければいけないというようなものでもないだろう。少し経って、今年の見通しが多少なりとも経ったら決めるというのが、一番良いんじゃないかと思ったりもするのだ。

今年の抱負は「人生経験を積む」だ。何だそれはと思うかもしれない。

高校まではあまり、自分の人生経

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2/2 受験と國學院と哲学科

2/2 受験と國學院と哲学科

今日はうちの大学(國學院大學)で入試が行われていた。もう高校を卒業してから3年経つので、直接知っていた後輩なんかも大体が大学受験を終わらせてしまい、知っている受験生なんてほとんどいなくなってしまった。高校の同級生で三浪生がいるくらいだ。彼のことはかなり心配している。卒業と同時に音信普通になってしまったMくんのことも、かなり心配している。

そういえば、知っている高校生が「ニッコマは嫌だ」と言ってい

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2/1  佐々木チワワ『「ぴえん」という病』

2/1 佐々木チワワ『「ぴえん」という病』

1月最後に読んだ本になった。その1冊が自分と同い年(21歳)の書き手によるものだというのは、なんとなく感慨深い。宇佐美りんですら一つ上だったのに……。

まぁ、それはともかく。

ともかくと言ったのに書き手の話を続けると、佐々木チワワは15歳の頃から歌舞伎町に通い続ける現役慶應SFC生で、専攻は社会学らしい。確かに見田宗介や宮台真司から中村香住、田中東子らの名前が引かれていて、それを見るたびに「お

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