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-梅干し、梅酒、梅醤油- 今日は梅仕事。

今日は集落の恒例行事「梅まつり」でした。うちの梅も収穫してきたので、今日は梅仕事の一日。

朝から集落総出で梅の収穫。昔ながらに苦竹の棒で叩き落とします。爺さんたちが大活躍。

収穫した梅は手づくりの選別台で傷ものを除いたり、大きさ別に選別します。婆さんたちのが大活躍。

…と、いうことで朝からみんなでワイワイ梅収穫の一日でした。

昼から収穫した梅を使って梅仕事。まずは定番の「梅干し」から。梅干しは数年かかっても食べきれない量の保存がありますが、せっかくの令和元年なので漬けておきましょう。

梅干しに使う梅、うちは「完熟前の木になったまま黄色い状態のもの」を使います。青梅の場合はダンボールに数日入れておいて追熟させるといいです。さて。まずはボウルにドボン。ざっと水洗いします。

次に梅のヘタを竹串や爪楊枝を使って外していきます。一個一個。…ここ、梅仕事の一番面倒臭いところ。とはいえ我が家用なんで適当です(笑

竹串や爪楊枝だとすぐに先の部分が折れてくるので、個人的におすすめの道具はレザークラフトに使う針です。無限にヘタ取りをしてください。ヘタを取りながら虫食いや傷のあるものを外していきます。ヘタをとった梅はザルに上げて水を切っておきます。

水を切って、ふきんなどで水分を拭き取ったら梅の重さを測ります。塩加減は好みですが、うちは「梅の重さの20%の塩」で仕込みます。後日、塩もみした赤紫蘇を追加して、最終的に塩分が22%程度を目指します。昔ながらの塩っぱい梅干し。

塩が準備できたら、保存瓶を殺菌しておきます。梅酒でも使うホワイトリカーなど、度数の高いお酒を少し入れてしゃかしゃか振って、水気を切っておきます。

あとは梅と塩を交互に保存瓶に放り込んでいくだけです。最初、底に塩、梅、塩、梅、塩…の繰り替えし、最後に塩で蓋をするように、一番上の塩を多めにしてください。重石? しません。面倒臭いので(笑 うちはいつも重石は無しで漬けますが、この方法で梅酢が上がらなかったことも、カビがはえたこともありません。

あとは自然と梅酢があがってくるので、赤紫蘇が収穫できる頃まで保管しておきます。赤紫蘇は梅の重さの10%程度でいいと思います。あとは7月が来たら「土用干し」して下さいね。天日で干すから梅干しです。

次は「梅酒」。これも保存してあるのが何瓶もあるので、別に今年は漬けなくていいんですけど、せっかくの令和元年なので。梅干しのような黄色い梅でも青梅でもいいです。青梅の場合はアク抜きのために数時間水に漬けておいて下さい。その後、またヘタ取り。無限にヘタ取りです。

あとは梅干しと似たような作業です。ヘタ取りして、水切りした梅の重さを測って、「梅の重さの40%の氷砂糖」を準備しておきます。甘さはお好みで。今日は「梅1kg、氷砂糖400g、ブランデー1.8L」で「4L瓶」で仕込みました。酒はホワイトリカーでもブランデーでもいいです。焼酎はそのまま飲んだ方がいいです(笑 これで完成。半年でも数年でも、忘れるまで保管しておきましょう。途中で梅を取り出すやり方もありますが、うちは面倒なんで永久に放置して飲み終わり頃に料理などに使います。

ついでにもう一品。「梅醤油」。青梅でも黄梅でもいいですが、上記同様にヘタ取り、水切りまでしたものに切れ目を入れてお好みの醤油をそそぐだけ。分量は適当でいいです。小瓶に作っておくと、これから夏の冷奴が美味しいですよ。

と、いうことで今日は梅仕事の一日でした。「洗ってヘタ取り」までやれば後は色々と作れるので、皆さんも是非是非、梅仕事の一日を楽しまれて下さい。

でわでわ、また何かつくったらこちらに投稿します。