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ここ数年間で学校が良くなった点

『学校は時代遅れ』としばしば批判されます。たしかに学校は様々な面で古くて社会とギャップが目立ちます。しかし、ここ数年で学校が良くなった点もあります。ようやく時代に追いつき始めたといった具合でしょうか。ここでは、その一部を紹介します。

デジタル化が進んだ

校内に様々なデジタル関連品が整備されました。例えば、Wi-Fi、電子黒板、HDMIケーブル、タブレットなどです。

全ては子どもたちの学習支援のためです。今までは教師が背負ってプロジェクターを教室へ持ち込まないと視覚教材は利用できませんでした。今では、教室に行けば電子黒板にすぐに端末を接続して、授業で子どもが映像などを見ることができます。また、Wi-Fi環境のおかげで教室にいても手軽に調べ学習を授業で行えることができるようになりました。教科書とノート以外にも、様々なものを学習に活用して効率よく学べるようになりました。

エアコンが設置された

夏の猛暑を少しでも和らげて子どもたちが集中して学習できる環境を整えるためにエアコンが設置されました。今までは一部の私立校やOBOGに力のある学校にしか設置されていなかったエアコンですが、今ではほぼすべての公立学校に設置されました。しかし、各クラスに設置はされても、生物実験室や音楽室などの特別教室にはエアコンが未設置である、電気代がかさみ続けているなど、課題は場合は多いです。

服装が柔軟になった

高校では服装の規定が緩やかになりました。指定の制服があった学校でも、制服を着るか私服を着るかを選べるようになったり、女子の制服のスカートとスラックスを選べるようになったりなど大きく変わった学校があります。ジェンダーへの配慮、家庭の経済的負担への社会的関心が高まったことが要因と考えられます。

部活の強制加入が減った

一昔前では部活は全員加入制という学校は珍しくはありませんでした。一年生には全員部活加入を義務付けるなど、校則では明示されていなくても校内でのルールになっている場合もありました。しかし、過酷な練習を課す運動部で生徒が心身ともに疲弊するなど、ブラック部活の問題に焦点が当てられるようになるにつれて、学校側が姿勢を改め理不尽な強制加入はほぼ無くなりました。生徒は放課後の自由な過ごし方を得られるようになりました。

まとめ

時代に合わせて学校は少しずつ良くなっていると思います。しかし、逆に悪化している点も多くあるのは事実です。次回以降では、今の学校で悪くなった点についてまとめる予定です。

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