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値上げの波はすぐそこに

まるで砂浜に徐々に海水がしみ込んでいくかのように、値上げの波が少しずつ少しずつ押し寄せてきています。

この1年でお店に並んでいる商品の中で最も値上げの率が大きかったものが食用油。平均価格が11.5%上昇しました。
『原材料の大豆や菜種が、産地の天候不順による減産懸念に加え、ロシアのウクライナ侵攻で逼迫』
という事情からだそうです。

有名食用油メーカーは21年4月以降で6回も値上げを敢行しました。

食用油に続いて値上げ率が大きかったのが、1位の食用油を主原料とするマヨネーズ。

私はやったことが無いのですが、
『チャーハンにマヨネーズを混ぜて炒めると、ご飯がパラパラになる』
のだそうです。
今度やってみたいと思います。

22年の食品の値上げ品目は2万を超えています。
しかも
『帝国データバンクによると、23年に食品メーカー上場105社が予定する値上げは2000品目を超える見通し』
イメージ的にはほとんどの食品が値上げになると言っても、言い過ぎではないような気がします。

また、
『秋口の円安の影響はこれまでの値上げに反映しておらず、今後の値上げを検討する』
ということから、本格的な値上げを控えているものも多数ありそうです。

10月の消費者物価指数(生鮮食品除く)は前年同月比で3.6%上昇しています。
この物価高の勢いに賃金上昇がついてこれなければ、消費が下がり、値上げは再び厳しくなります。

醤油メーカーの社長はこう言います。
『日本人の生活防衛意識は先進国の中で一番強い。しょうゆを値上げしても米国の需要は底堅く推移しているが、国内では販売数量が減っている』

値上げを店頭やマスコミでの提案力で補うことで、消費者の防衛マインドが崩れ、販売数が変化し、需要を生み出すことができます。

『 』内引用、参照
2022/11/28 日本経済新聞 
11面Bizランキング【食用油、提案磨き胃袋つかむ】より
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