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【歌詞解釈】小松未歩の『BEAUTIFUL LIFE』は本当に甘々な二人暮らしソング

隔月恒例、考察という域を超えて妄想をお届けするシリーズの第22弾。
小松未歩の1曲だけで1時間話すという企画の一環として執筆する、
下書きというかカンペとなります。

開催は来週4/30。
興味のある方は是非覗きに来てくださいませ!


BEAUTIFUL LIFEの概念

3rdアルバムの2曲目に位置するこの楽曲。
まだ小松未歩楽曲に影が落ちる前の頃の曲ということで
かなりの多幸感に包まれています。
まぁこのアルバムには『No time to fall』が含まれているので
まったく陰りがないというわけではありませんが……

「ビューティフルライフ」。よく聴く曲名だと思います。
同様に「life is beautiful」も多く見受けられます。
おそらく映画等にインスピレーションを受けてそうだなという気もします。
私の所持してる音源の「beautiful life」、すべてに「笑」というワードが含まれているんですよね。笑って過ごすことが美しい生活ということ。

それは正解に近い概念だと思います。
心なしか穏やかな曲調のものも多いですね。

はたして、小松未歩の描くビューティフルライフというのは
どういうものなのでしょう。


一歩後ろをついていく完全なる奥さん思考

出会った日を今思うと不可思議
未熟すぎる二人は何でも出来ると
愛する気持ちが ただ強くしてくれるの
そのうち その力が運命へと向かわせる

不可思議とは。随分数奇な出会い方をした模様です。
♀「なにこいつ失礼!」♂「おもしれー女w」とでもなったのでしょうか。
お互い未熟であるが故の反応ではあります。
そこから紆余曲折を経て気になる存在から愛情へと変わっていき
やがて運命だと呼べるほどにまで発展していくのです。
とっても少女漫画的。夢見る乙女です。

間違ったことをしたら どうぞ ちゃんと 叱ってね あなたから
この手の届くとこに きっと ずっと 居てくれるね
これから先 何があっても二人は一つだから

人生、生きていれば過ちを犯すこともあるでしょう。
あなたから叱ってねということは立場的には相手のほうが上に当たります。
そんなともすれば離れてしまうような距離感ながら、
この手の届く範囲にいてほしいと願うくらいには。
何があっても、の下りは
確定事項というよりは希望的観測というニュアンスを感じるのは
後期小松未歩節(諦め開き直り思考)を知った今だからこそでしょうか。

休みの日はつまらないと愚痴っても
生きていけば 諦めることとかあるから
もう少し自分のこと 大切に生きて
あなたの痛み全部 汲み取ってあげられるから

仕事に詰め詰めで休日に何していいかわからないというのは
ワーカーホリックにはありがちな思考回路ですが
諦めることとかある、と諭すのはなんだか妙な言い回しに感じますね。
何もしない日ってのもたまには無駄なことじゃないんじゃない?
ということですかね。
ここも汲み取って"あげたい"というニュアンスに感じます。
尽くしてあげる思考です。いい奥さんになりたいのかな。

私が先に目覚め キスのシャワーで起こす毎日なら
ジグザグにくねる道も 強く生きる二人のため
おはようからおやすみ言うまで いろんなあなたでひしめく

出ました、不思議なワード。「キスのシャワー」。
眠気を覚ますシャワーみたいに見覚めの良いキスでもしてくれるのでしょうか。毎日の日課という意味かもしれません。
どんなつらいことがあってもキスで勇気付けさせてあげられるからね。
だから喜んでる姿も悩んでる姿も見せていいからね、という
全幅の信頼を寄せて返して欲しい、という熱意に感じます。

朝日に輝く街は 愛や笑顔を たくさんもたらしてる
素晴らしい人生に どうぞ あなたがハナを添えてね
この未来の担い手になる 若すぎる二人だけど

私だけじゃなく世界中があなたに幸せをもたらす、そんな人生になると
精一杯の励ましの言葉。
そんな成功ハナをあなたなら必ず掴める、それを支える存在になりたい。
お互いにそんな夢を語るのには経験も少ない二人だけれど……
というニュアンスでしょうか。
前途多難、まだまだ始まったばかりの二人三脚の旅だけど
二人はきっとうまくいく、そんな希望に溢れたラブソングですね。


Afterword

なんだか希望的観測のみで張り合いのない解釈になってしまいました。苦笑
ほんとに小松未歩の歌詞を解釈した記事なのか!?
と自分でも不安になります。
まぁ4thアルバム以降に続く苦悩と葛藤の歌詞を思うと盛大な前振りにしか感じられないわけですが……なのでここは幸せ100%な歌詞がここにあってもいいいじゃないですか。きっとまだ未来を信じられていた時期なんですよ。
このあとどん底にたたきつけられることになるとは露とも知らずに

そんなわけで、幸福度満点の楽曲の歌詞解釈でした。
ほの暗い楽曲を好んで聴く自分としてはあまりない内容となってしまいましたね。だってぜんぜんマイナス思考を汲み取れない歌詞だったんだもの。
はたしてこれは聴いていて楽しいものになるだろうか……という一抹の不安を抱えつつ、発表会を待ちたいと思います。
てかこういう曲も
楽曲人気投票の上位にランクされる小松未歩の懐の広さですよね。

そんな感じで。
影響されないようにまだスピーカー記事は読んでません苦笑
書き終わったのであとでお邪魔します。

また次回更新した際はよしなに。

↓スピーカー記事↓

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最後まで長文お読みいただき誠にありがとうございました。 つっこみどころを残してあるはずなので 些細なことでもコメント残してくれると嬉しいです!