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騒ぎ立てる人たち 20.7.26

マスコミ、特にワイドニュースショーでは、「連日感染者100~200人越え! もうやめちゃおうよGO TOキャンペーン」的なキャンペーンの流れを作り出そうとしているようにも見える。

けど、マスコミがこれまで僕たちに何をしてきたかを冷静に考える必要がありそう。

水害が発生した場合、まずはヘリコプターを飛ばしたり、中継を出したり、いかに被害が甚大かを伝える。
被災状況を撮影してアップしたSNSに、「映像をニュースで使用させていただけないでしょうか。フォローしてDMでやり取りをお願いします」と殺到するマスコミのアカウント。
品川など駅前の定点観測で、「通勤する人がこれだけ増えました」と伝える。

全体として「騒ぎ立てる」ことに重点を置いてないだろうか。


例の感染症のニュースでも、地方のマスコミでは、前にも書いたように、感染者の人の職業・家族構成・詳細な行動経路が記される。感染者に対する「街の声」もセットで。
たとえ、市が施設名等を非公開にしても、「感染者が勤めているとみられる施設」の写真を歴史のある地方新聞が堂々と掲載するのだから、夏なのに背筋がゾッとする。

社会正義の名のもとに、犯罪者でもない人のプライバシーを実質暴露し、検査に協力しない人たちを草の根分けても探し出し、晒そうとする姿は(もちろん感染者の数値的なデータは、まったく必要で無いとは言わないが)戦時中のそれを思い起こさせる。

「そのたとえが使えるのは、現在70代以上の、実際に戦争を体験した人たちだけだ」との意見も見られるが、少なくとも、僕たち世代(50代)の親がそれに当たり、時折、その当時の話も聞くことがある。それに加えて、当時のニュース映像・記事からも容易に想像できる。


マスコミは、なぜこの報道において、そのような方向に向かっているのか。

NHKであれば受信料
民放・民間企業であればスポンサーからの広告料

によって成り立っていることは明白だが、「見てもらうためのニュース」を作っているような気がする。
早く言えば、視聴率的な。

それが露骨になると、不倫暴露などのスキャンダル路線へと突き進んでいく。


僕が言うのもどうかと思うが、それって、
人としてどうなのだろうか。


例のウイルスの写真をバックに、画面にデカデカと「今日も感染者最多更新! クラスター拡大! 新事実発覚」と文字を躍らせ、ある意味いつも以上に“生き生きと”伝えて――いや、騒いでいる姿を見ると、そのノリで「お金儲け」をしている疑いがどうしても捨てきれない。



 

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