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デザイン系読み返したいもの

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#エッセイ

勇者になれない僕は、武器屋の親父を目指した。

勇者になれない僕は、武器屋の親父を目指した。

2019年3月。僕はデザイナーをやめた。

直接のきっかけは職場での肩書きがデザイナーからディレクターに変わったことだけど、ずっと前から向いてないなと思っていた。向いてないと自覚しながら、それでもデザインが好きで好きでしがみついてきた。その結果、何十年努力し続けようと森本千絵や佐藤可士和にはなれないと諦めていた。

このまま業界の片隅でひっそりと生きていくことはできる。でも大好きなデザインという世

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「ボケる写真を撮る人は、ボケた人です」耳の痛いフレーズの裏側に

「ボケる写真を撮る人は、ボケた人です」耳の痛いフレーズの裏側に

タイトルは、note主催のスマホ写真ワークショップにて、講師の鈴木心さんが繰り出した言葉だった。

なにを隠そう、私はボケが大好きだ。

開放万歳、F値1.4ラブ。背景なんてみんな溶けてしまえばどこだって美しい写真が撮れるし、玉ボケはキラキラしててかわいくて正義。そう信じて疑わずに生きてきた。今日のボケボケなアイキャッチ画像も、私が撮った写真だ。

Twitter上で「開放でしか撮れないやつはクズ

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