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英語版と日本語版の違いから楽しむアナ雪の世界

英語バージョンの「The Next Right Thing」を車の運転しながら繰り返し聞いていると、日本語公式の歌詞が英語とは違う情景になり、英語と日本語公式の歌詞は違うんじゃないかということに気づいてしまいました。

英語バージョンのエルサとアナのキャラクターが明らかになって。
日本語バージョンだけをみて感動していたあの時、その時とは違う【アナ雪】に対する思い入れがあることに気づきました。

アナ雪2の「The Next Right Thing」とアナ雪の「Let it go」の初めの一部の英語と和訳と日本語歌詞の雰囲気の違いをまとめました。

「The Next Right Thing」(アナ雪2)

アナが語りかけるように歌う場面。ひとつひとつの単語を丁寧に、心を込めて歌っている曲。
英語バージョンの映像を観ると、切なくて涙が出てきそうなほど悲しみに包まれる情景なのですが、日本語公式の歌詞は辛いけど今の私にできることをするというようなひたむきさがあります。そして前向きにやろうする志のようなものを感じます。

英語での情景と日本語公式の歌詞での情景がこんなに違いがあるとは思いませんでした。
より原作に近い情景を感じたい。
和訳とも違う日本語公式の歌詞。

歌の表現方法がこんなに違うということは、映画の内容も日本で公開されたものとは違う作品なのかもしれません。


左から英語・和訳・日本語公式の歌詞

なんとなく英語と和訳と日本語の歌詞の意味が通じる部分もあります。しかし日本語歌詞は訳とは異なる部分があったり、訳されていないところもありました。
英語と日本語の言葉の語数などが影響したり、キャラクターを日本人のように描かれている、そんな気がしました。



Let it go(アナ雪)

アナ雪2の主題歌も気になりつつ、アナ雪の
Let it goの歌詞について。
英語と和訳と日本語公式の歌詞の雰囲気の違いを読み取ってみました。

英語版は表現が具体的で、日本語公式の歌詞とは頭に浮かぶ景色や心情が少し違いがありました。

英語版のエルサは、[Don’t feel]:何も感じるなと言われちゃってとてもかわいそうな場面があるなかで、日本語版は悩んでいる風なだけでそこまで神経をとがらせてはいない。

日本語バージョンはオブラートに包まれた表現になっているのでエルサが追い詰められているとは感じにくい。

英語バージョンのLet it go, let it goの部分はエルサの強さを感じるところだけど、日本語版ではそういうのは感じることができない。

英語バージョンでは、至る所で決別の思いが強く、エルサが自分自身と闘っているような捉え方が多くなっている。


英語版と日本語版の言葉の雰囲気の違い

英語版はエルサがかっこいい!!そして強い。強さが全面的に表れています。

日本語版はもういいよ、頑張らないでと守ってあげたいような・応援したくなる気持ちになるように描かれています。

単語のチョイス次第で、見えてくるものが変わってくる。

英語もそのまま近い日本語で訳すこともできそうですが、その国の思考や嗜好などを鑑みるとしっくりくるように仕上がっているんだと思います。

日本人に受けるような歌詞の内容。
日本人に受けるような映画の内容だとしたら原作とは違うストーリーが描かれているかもしれない・・ですね。

英語で理解しようとすると日本語とは違うニュアンスで楽しめました。
日本語の意味や情景と異なる英語版。

The cold never bothered me anyway.


Let it goの最後の歌詞の部分。
日本語公式の歌詞では、「少しも寒くないわ」になります。
英語の和訳に直すと「寒さが私を困らせたことはない」という意味になります。

日本人に馴染みやすい表現と言語の数や口の動きなどを考えた上での表現の仕方なのでしょう。

随分前に映画で見たあの感動とは違う、もう一つのアナ雪を英語版で感じています。
あの時の感動はそっと胸に、英語版のアナ雪の世界も楽しみながら英語と日本語の違いと親しみやすさでこれからもたのしんでいきたい。


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