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韓国ドラマ『天気がよければ会いにゆきます』と原作本の小説「天気が良ければ訪ねて行きます」の感想文

私の夏休みの宿題が終わりました。
明日は、住んでいるおうちに帰る日。実家に帰省して1週間が経ちました。

小学生の時、親がつきっきりで読書感想文を泣きながら書いた記憶があります。
『がんばれひめねずみ』の読書感想文で表彰されたけど、喜びの記憶より泣いて泣いて泣いて書いた記憶がずっとこびりついてました。

韓国ドラマでは若手俳優男性主人公のソガンジュンのかっこよさと目の表情で演じた優しさを感じました。原作本ではとのように描いているのか興味があり、手に取りました。

韓国ドラマの原作はマンガが多い中で、元の原作が小説だからか情緒たっぷりで文学的で芸術的な雰囲気があるドラマに仕上がったんだと思います。

韓国ドラマのタイトルは
「天気がよければ会いにゆきます」で、
原作本の邦訳タイトルは
「天気が良ければ訪ねて行きます」となっています。
ドラマをみてから原作本を読んだので、もう一度ドラマがみたくなりました。

ドラマを見て感じたことと、原作本小説を読んで感じたこととドラマにはないような独特な世界観で描かれた作品の特徴と。

万人受けする作品ではなく、後半はサイドストーリーが忙しくなり2人のシーンが減ってしまったことは残念ですが、ヒーリングドラマがスキな方や小説を読むのがスキな方、寡黙な男性にきゅんとなる方、ソ・ガンジュンのファンならハマる、深めにハマる作品です。

逆に、わかりやすい展開が好きな人や男性主人公が好きな方はもどかしく感じてしまう作品だと思います。

原作本小説「天気が良ければ訪ねて行きます」の感想と好きな部分

◇415ページので小説で、ドラマと微妙に違うのでとばし読みができず、ゆっくりと読み進める本でした。小説の平均ページ数は300ページだとすると少しボリュームがあります。

◇心温まるストーリーで、涙のお茶にじんわりきました。

◇ひょうひょうとした態度で抱えている屈託を隠すウンソプの秘密の日記が語る彼の本音がかわいい(⋈◍>◡<◍)。✧♡

◇ウンソプの秘密の日記の中でもここが一番スキ。
「自分が自分としてしっかり生きていけば、自分自身の空間となり場所とのものとなる。自分が存在する場所こそが自分の居場所なのだ」
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
ウンソプの気持ちを代弁するブログは、詩のような文章が素敵な音楽と映像とともに流れてラストにグッと心をつかまれてしまいます。

ドラマは小説と微妙に違うので小説を読むと小説の良さを感じ、ドラマはドラマの良さがありました。

どちらも別々に楽しめる作品になっています。

韓国ドラマを観る私としては小説よりもドラマの方が、ひとつひとつの出来事をドラマティックに演出しているので感動がひと際強く感じました。小説の方は起伏が少なめですが淡々と自分の気持ちに向き合う部分はこの本の良いところだと思いました。

◇グッドナイト書店にいるかのように温かい気持ちになりました。

◇ストーリーの静かな流れがスキ。しかし後半のサイドストーリーは結構衝撃的でした。


韓国ドラマ「天気がよければ会いにゆきます」を観た感想と好きな部分

韓国で20万部突破のベストセラー小説原作。優しく・静かに・あたたかな絆を紡いでいく。田舎町で繰り広げられるヒーリングラブストーリー。

◆時間がゆっくり流れているドラマで、ものすごく人間的で映像的にもストーリー的にも映画のようなドラマ。

◆ごめん・愛してる・会いたい・後悔してる・許してくれ・もう許した・・・とお互いにとても済まなかったと思う彼らが長い間口に出せなかった言葉を初めて勇気を出して伝えるストーリー。

◆エスプレッソマシンがあるけれど、ウンソプが淹れてくれるハンドドリップコーヒーが美味しそう(⋈◍>◡<◍)。✧♡

◆静かで穏やかな感じなのに裏に結構衝撃的なストーリーが隠されていて、「えー!!!そぉだったの?」となることで、続きが気になる展開になっています。

セリフが最も少ない主人公(ドラマ)

韓国ドラマ史上最もセリフが少ない男性主人公でした。とにかく寡黙。常に落ち着いていて受け止めるウンソプ。演技力が必要なキャラクターを見事に演じ切ったソ・ガンジュン。台詞がなくてもウンソプが感じているキモチを視聴者が理解で切るほど・・・。
目の演技が素晴らしく内面を表現するような繊細なキャラクターに私あはハマりました。純粋で照れるとアタフタしてしまうところもまた、可愛いウンソプ。

作品に深みを与える・エピローグ

作品に深みを与えるエピローグに登場するウンソプのブログ。小説をめくるようにOSTとともに紹介されるシーンが印象的。優しい時間が流れている。優しい時間が流れる部分は小説もドラマも共通しているところ。

優しさは、選択だと教えてくれた。


パクミニョンの新たな魅力

これまでにないくらいのラフなファッションで、ニット帽にラフな格好が毎回可愛い(*´艸`*)。
へウォンという役は、明るくて勝気ながらも心に傷を負ったキャラクターで、複雑な心の動きを表現する演技はとても新鮮でした。
ソガンジュンと7歳差があるとは思えないほど同級生の役で全く違和感がありませんでした。

作品に込められたメッセージ

ウンソプの書店で夜に開かれる「読書会」では、それぞれのスキな本のシーンを共有してから互いの解釈を味わっているたくさんのメッセージがありました。メインストーリーとは関係がないようなシーンが作品全体に深みと温かみをもたらしている。傷ついた主人公たちが前に進んでいく様子を通じてみている人の心を癒してくれます。

癒されるOST

詩のような文章がOSTの音楽とともに映像が流れてくるので、その部分だけ繰り返し見てしまうほど好きなシーン。


ソ・ガンジュン

若手の中でも演技が上手い俳優として、注目度が上がりました。
顔が好み、イケメン♡


ドラマも小説もそれぞれの良さが光っていました。
ドラマを先に見た影響で小説よりもドラマが素晴らしかった!!のが私の印象。

韓国ドラマを観ない方は小説に癒されてください。優しい時間が流れ優しさを選択して心穏やかに時間が流れていく感覚が本を読みながら感じることができます。



ドラマは録画して中盤の6話から残っています。7話や8話でのラブシーンにきゅんきゅんしまくりでした。

ヒーリングドラマとしてはストーリーが骨太なので深くハマった作品のひとつです。

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