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自動思考が止まった、その後に。

ネドじゅんさんのもとで自動思考が止まった方が来室された。

自動思考が止まったらカラダの痛みを感じるそうになったらしい。


ほとんどというか、全員が

生まれてから死ぬまでのあいだ

脳内で言葉をいじくっているのが人間の普通の在り方。

しかも内容のほとんどがどうでもいい代物。

それが文明を作ってきたという側面は否めないんだけど

脳内に勝手に浮かんでくる言葉が自分責めだったり

不平、不満、愚痴、悪口、泣き言などであれば

その言葉に適切な心身の在り方が創造されていく。


心身の健康という観点からは

もっとも悪さをするのが大脳緊張であり

波動が低い内容の自分責めの自動思考になる。


エレベーターの呼吸を続けて自動思考が止められたのなら

緊張や硬張りを育ててしまう在り方のベクトルが転換できたってことになる。


自動思考が止められたポイントは

エレベーター呼吸によってカラダを常に感じられるようになったから。


この記事に書いたように

「考える」と「感じる」って在り方はパラレルワールドで

同時には存在できない。


そもそも自動思考を止めたいって向き合えている人って

人生に煮詰まったり、絶望したり

もともと心身の不調和を抱えている人が多い。

自動思考が止まる=カラダを感じている

従って、自動思考が止まれば

鈍らせて感じないようにしていたカラダの異常も感じるようになってしまったというわけ。


感じられるようになった異常は

自分で緩められない硬直、緊張。

自動思考が止まって大脳緊張由来の緊張を新たに生み出したり、育てることは止んでも

眼精疲労や食べ過ぎ、冷え

生活環境や職場環境起因の緊張は残ったまま。


この異常を解消するためには

生活習慣を変えたり、環境を変えたり

そしてカラダのホメオスタシスに働いてもらう必要がある。

異常を感じることで回復要求が高まり

風邪をひいたり、発熱できるようになれば

異常は回復過程に入っていきます。


自動思考が止まって右脳優位な在り方になれば

思考に悩まされることは圧倒的に少なくなるので幸せを感じやすくなる。

また坐禅で悟れば、「わたし」すら無いことが腑に落ちてしまうので

悩むこともなくなくなる。

それでも老師の下で悟った後に難病になってしまった人や

悟った後も精神科の薬が手放せない人を知っている。

自動思考を止めることは全ての人にお勧めできる

身体知の教養だと思っている。

けれども自動思考が止まることや、悟ることは

心身の健康とイコールじゃないってことは知っておいた方がいいです。


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