マガジンのカバー画像

ふじもとの戯言

17
ふじもとによる戯言の記録場。
運営しているクリエイター

記事一覧

twenty-six

本日、26歳を迎えました。

こんな世界になっても、否応なく誕生日はやってきて、歳を重ねます。星野源も歌ってたね。

本当なら今日、東京五輪が始まっていたはずだった。そんな日に平穏無事に誕生日を迎えられたのは嬉しくもあり、寂しくもあります。

失った日々も、あるはずだった日常も、いつか取り戻せると信じてます。僕が27歳になるまでには世界が元に戻っている事を祈りながら、今日は1日を過ごしました。

もっとみる
2020.05.30/2020.07.18

2020.05.30/2020.07.18

5月に父方の祖父が亡くなった。

私と父親、そしてその親族とは4年前から絶縁状態である。連絡先も知らないし、今回の訃報も母と妹には直接連絡が来たが、私には来なかった。それは彼処の問題ではなく、此方から拒絶しているからに過ぎない。

葬式にも母を通して呼ばれたが、祖父との最後の別れよりも、父親、そしてその家族と顔を合わせたくないという思いが強く、私は参列しなかった。

故人の事を悪く言うつもりは無い

もっとみる
最近のこと

最近のこと

最近の身の回りの事について書きます。

コロナウイルスの影響で参加予定だったライブが6つ程無くなりました。

メイプル超音楽フェス、Official髭男dism大阪、Base Ball Bear×UNISON SQUARE GARDEN対バン名古屋、YON FES、Suchmos名古屋、吉澤嘉代子日比谷野音。

延期が発表されたものの延期日程が出てないもの、延期日程が発表されたものの本当に開催出来

もっとみる
新型コロナウイルス感染拡大に伴うイベント中止・延期に対する政府による補塡を求める署名活動について。

新型コロナウイルス感染拡大に伴うイベント中止・延期に対する政府による補塡を求める署名活動について。

前回のイベント自粛に関する記事に、非常に多くの反応を頂きました。ありがとうございました。

あの記事を書いた後も、僕の中でモヤモヤとした思いは強く残っていました。何か出来ないか、僕が常々足を運んでいる音楽イベントを催してくれる人たちの危機に、何か力になれることは無いかと考えました。

今回のイベント自粛に伴い、音楽業界に関してはイベンターやミュージシャン、イベント開催に携わる多くの裏方を支える人々

もっとみる
2019年もありがとうございました。

2019年もありがとうございました。

こんまばんは。ふじもとです。皆さま、2019年の終わり、いかがお過ごしでしょうか。

今年もたいへんお世話になりました。この記事では僕の今年一年について振り返ろうと思います。

やはり、僕にとって今年一番良かったことは「音楽文」の受賞でした。

それなりに長い間、音楽に纏わる文章を書いてきた僕にとって、こうして書いた文章に対して明確な評価を頂いたことは、自分の人生の中でも最も嬉しかった出来事のひと

もっとみる
2019年8月、音楽がそこに在る歓び

2019年8月、音楽がそこに在る歓び

2019年、そして令和突入以降の日本には、幸せなニュースよりも、悲しみや怒りの感情が強くなるニュースが多かったように思う。京都アニメーションの痛ましい事件、NGT・ジャニーズ・吉本等の芸能界と芸能事務所の闇、近隣諸国との関係悪化。それらはどうしたって喜べないどころか、悲しみや怒りや、人によっては憎しみすらも心の中に産んでしまうような報道だったように思う。そんなネットニュースやそれに関するSNSの投

もっとみる
25歳を迎え

25歳を迎え

24歳の1年間は、これまでの人生の中でもかなり充実したものになった。音楽に纏わる文章を書き続けたことがいよいよ様々な形になったというか、例えば音楽文の受賞は分かりやすく形と言えるだろうが、他にも様々な形で現れてくれた。他にもTwitterで知り合った音楽仲間と月イチ程の頻度で会ってカラオケしたりライブに行くようになったり、なんとか無事に社会人1年目を終えることも出来た。120%充実した日々かと言わ

もっとみる
「死にたいなら1人で死ね」の前に

「死にたいなら1人で死ね」の前に

「死にたかった」「死刑になりたかった」。そんな言葉をニュースで時たま耳にする。有名なところだと池田小事件の宅間、最近では川崎の交番襲撃なんかもそれに近いだろう。
本日起きた川崎の小学生を狙った事件の犯人は、凶行を起こした後に首に包丁を自ら刺し自殺、死亡した。これが果たして「死にたかったから犯行に及んだ」かどうかの真相は、犯人が亡くなった事もあり、(今後それっぽい理由が解明されることはあれど)本質的

もっとみる
マスコミが悪者なのは分かったけどさ

マスコミが悪者なのは分かったけどさ

令和元年、5月8日。滋賀県で交差点で交通事故を起こした車が散歩中の保育園児の列に突っ込むという、痛ましいでは済まないような事故が起こった。まずは被害に遭われた方へお見舞いを申し上げると共に、亡くなった児童のご冥福をお祈り申し上げたいと思う。
池袋の件といい、こうも交通事故による幼い児童の死亡事故が立て続けに発生すると悲しくもあるし、怒りも込み上げる。日本が現在抱えてる少子高齢化問題も込みで、こうし

もっとみる

カードダスとサービスカウンター

いつもは内勤の僕だけど、今日は仕事で買い物に出た。目的地は田舎のスーパーにくっついている100均。買うものはファイルスタンドとA4用紙用のラック。ウチは文具屋で、勿論この手の事務用品は自店でも取り扱いがあるにも関わらず、「店のものを卸すと店長がうるさい」という理由で100均に買いに走らされる。自分の店で扱ってるものを自分たちが使わずに売ろうなんて、或いは自分たちの天敵であるはずの廉価店を自ら積極的

もっとみる
東京に憧れている

東京に憧れている

中学生か、高校生か、もしくは小学生か。それくらいの頃からずっと東京に憧れている。

小学生になる直前、横浜から愛知に引っ越してきた。
当時の僕はバカが付くほどの電車好きで、電車を見ればコレが何線でアレが何線だと口うるさく叫んでいた。関東の列車の色分けで路線を区別している感じが好きだった。10両以上連結された列車が長く長く続いていく姿が当時の僕の目にはカッコよく映っていた。

愛知に引っ越して来

もっとみる

ネット時代だからこそ質の高い文章には需要がある

テレビがYouTubeに取って代わって久しい現代日本。テレビをつけても40~50代向けのクイズ番組か「あの頃は良かった」系番組、じゃなけりゃ健康番組のオンパレード。「水ダウ」「夜ふかし」のように、若者にもウケる番組は確実にあるけれど、大半の作り手がそういう番組を作る気が無いのが悲しくなる。

テレビと同じように、書籍・雑誌もまた斜陽である。紙の出版物販売額はピーク時の半分まで落ち込んだ。 ネット時

もっとみる

学生諸君、図書室は使っておけ

仕事柄、色んな学校の校内に入ることが多い。
学生を見ているとちょっとセンチな気分にもなる。小学校ならリコーダーの音や校歌を歌う幼い声。中学校なら女生徒のセーラー服の紺色スカーフに男子生徒の黒い詰襟。体育の時間に校庭を通りかかれば男子達の大きな笑い声(を通り越して最早バカ騒ぎ)が聞こえてくるし、廊下で女子の生徒さんとすれ違えば丁寧にお辞儀して挨拶してくれる。そんな「学校」を形成するひとつひとつの要素

もっとみる

陰キャラと陽キャラってなんだろう

「ふじもとは陽キャラじゃん」
先日、久々に高校時代の級友たちと集まり、鍋を突いていた時に言われた一言に僕は少したじろいでしまった。

「陽キャラ」。陽気で、外向的な性格、キャラクターを指すその言葉が僕に向けられてることに物凄い違和感を覚えた。
話すことは好きだ。自分の体験したこと、面白かったことを相手にひけらかすのは苦じゃない。むしろそれで笑ってくれるのならば嬉しいとすら思う。気の合う友人と爆笑し

もっとみる