ニューヨークに住む日本の人たちに会って。
ブルックリンでの最初の朝は、太陽の光に誘われて、目がさめた。そして、ホストのデボちゃんと犬のゆうきとなんともすがすがしい散歩へ。コーヒーまで一緒に外で飲めて、出だしからなんだかHAPPYだ↓↓
そして、デボちゃんの家に戻ると友達のYさんも少し遅れて起きたので、用意をして出かけることに。もちろん、しっかり朝ごはんを食べた私はきっちりトイレにも行ってw。
今日の予定は、まったりピクニック。Yさんが友達たちも声をかけてるからと、ワインやら、パンやフルーツなどを買って公園へと繰り出す。もちろん、公園は朝も行った、近くて広いプロスペクトパーク。でもたぶん、12時に集合って声かけたけど、みんなゆるーくくると思うからということでちょっと近くをブラつくことに。近くには素敵な図書館もあって、少し中にもお邪魔する。(中でお茶をしながら、本を読めるスペースなんかもあって、滞在中には数回お世話になった。)
そして、友達のYさんは前にも書いたのだが、とても素敵な物を作り出している。アーティストかデザイナーかと聞かれれば、詳しくはなんと答えていいかわからないが、きっと両面を持ち合わせていると思う。しかもそもそも、アパレルにいながらアーティストとデザイナーの違いをきちんと理解していなかった私は反省し、調べてみる。すると色々とでてきたが、
アーティストとは、自己表現のために物を作る者のことである。それに対してデザイナーとは、クライアントに依頼されたり、自己表現以外の目的があって物を作る者のことである。
と出てきた。(もちろん他にも色々な解釈や記事があるが、私が認識していた感じだな〜と勝手に共感したためこちらを載せた。)
そしてやっぱりYさんは両方の面があると思った。
「本当に作りたいものをメインで作ってるし、ただ、お店やクライアントさんから言われて、作るものもやっぱりある。極力は自分の作りたい物だけを作りたいけどね!そして、その自分の作りたいものを気に入って扱ってくれるところとは長いお付き合いをしているよ」
と言っていたから。
うーむ、物づくりにも色々あるんだなぁと感心しながら、私はきっとそれを気に入って買う側なんだな〜なんてふわっと思う。そんな物づくりのためインスピレーションを受けにNYにきているパワフルなYさん。
でも、いきなりビザはとれなくて、語学学校に通い学生ビザで、ニューヨークにいる。
私はビザに関して詳しくないが、アーティストビザを取るためには、自分の活動や作品などを認めてもらう必要があるからすぐには取れないらしい!
物づくりができたり、才能があるからといってすぐにビザが降りるわけじゃないんやと、そんな基本的なことを、初めて知って驚いた。
だから、私がNYに行きますねと言っていた当初は学校があるので、土日は一緒で、平日はだいたいお昼すぎか、夕方から合流しようというながれだったのだが、いく、1週間まえくらいに、
「ポン子、学校がつぶれた!!」
と連絡があった!
「えっ!! そうなんですが、、学校ってつぶれたりするんですか?!」
とかなり驚いた。
どうやら、通っていた学校が本当に急になくなったらしい。 何の前触れもなく、つぶれますということが掲示板にはりだされたらしく、学生たちが騒いでいるからなにがあったのかと聞くと、今週で学校がつぶれるから違う学校を探さないといけないよ。との内容!
もちろん、語学学校で海外からたくさんの人達がきていた学校だったから、結構大騒ぎ。そりゃそうだ。(ニューヨークではよくあることなのか??)
「それは大変ですよね!!その時期にニューヨーク行っても大丈夫ですか?」と聞くと
Yさんは、
「その分、平日も学校探す以外は、一緒にいれるし、逆に良いタイミング。来て来て!」
なんて、ポジティブなお言葉。
(まぁ確かに、今となれば世の中本当に何が起きるかわからないから生きてることに感謝だけども)
そんな甘いお言葉に身を任せ、そのままニューヨークにやってきた私。そして、今日は日曜日ということもあり、学校探しもなく午前中から動きだしているところ。
そして程なく近くを回って公園につくと、案の定だれも来ていないw。 というか、どんな方たちがどれくらい来るのかという情報を、何一つ知らない私は、海外時間かな〜なんて思いながら、散歩する。Yさんは広場の芝生スペースにシートを引いてまったりしとくということで、私は朝来た公園だけどまだ見ぬ場所が多かったそのパーク内をウロウロ探索。家族づれやら、カップルやら、読書に浸る人、寝転がってる人をみながら、なんとも休日な感じの風景だなぁ〜なんて人ごとみたいにふんわり思いほっこりする。
そして、公園を3.4周ほどしてふと、Yさんのほうへの視線を向けると数人が集まっていた。おっと、これはそろそろ戻ろう。
なんやかんかで、みんなが集合したのは結局3時くらいだけど、集まりたい時に集まって、帰りたい時に帰る。そんなペースが心地よかった。
そして、どんな方たちが集まってたのかというと。。みんな日本人でニューヨークで働いている人たち。それもかなり長い。(ほとんどが、10年ビザを取得している模様。)Yさんつながりということもあり、ファッション関係の人が多かった。服のデザイナーや、ショップで働いている人、カフェで働きながら物づくりをしている人、など様々だ。そーいや、YOU TUBEやってるよという人がいて、私はその当時、ほぼYOU TUBE自体みてなかったのだが、この記事を書きながら思い出し、見てみる。
あっ、いたいた、
「ボウズとロン毛とニューヨーク」
(の、ボウズの人)
そーいや、もうすぐ10年のビザも切れるし、その後は日本に帰るってゆってたな〜なんて思いだしながら。きっと今は沖縄なのかな。
もう1人服のデザインをしている人も、ビザがもうすぐ切れるらしく、日本に戻るか迷っているといっていた。ビザの更新も難しいらしいのだ。私の中では、もうすでにニューヨークでデザイナーとして生きてても、すんなりビザが降りないということになりより驚きだ。
20年はhiphopに恋い焦がれ、ダンスをやりたい一心で、ニューヨークに来ていたけれど(といっても旅行ですw) 、生活して行くという部分では、また違うんだろうな。でも、そんなビザを取るのが難しい国で、物価も高いその国で、何かをやっていきたいと思って訪れるパワーは、やっぱりハンパじゃないから、あの街は活気があってまた人が集まってくるんだろうな〜なんてふと思う今日このごろ。
そして、そんなみんなの話しに刺激をたくさん受けながら、英語をちょっとでも喋りたい私は発音が難しい単語は何か?なんて、きっとどうでも良いくらいに思われる質問をしたら、数人が声をそろえて
「Manhattan 」
だという。マンハッタンのンは心の中で言うのがいいらしい!
それに驚いて、ちょっと笑った。ニューヨークと聞いてすぐに思い出すのは
「Manhattan 」だ。
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