見出し画像

睡眠の質(QOS)と、瞑想

睡眠の質(Quality Of Sleep)、身体の健康維持に重要な要素です。

睡眠に関する書籍なども数多く出版されており、より質の高い睡眠を求める方法なども紹介されております。そんな中、ここ最近、施療中に多く”睡眠”に関して相談をいただくことがあります。

悩みの多くはやはり、”不眠”についてです。
また同時に、寝ている時の””の話もよく耳にします。

身体的な問題で、睡眠の質が低下している場合も多くありますが、悩み事や、不安など、精神面が睡眠の質を低下させている場合もまた多くみられます。やはり新型コロナウイルスの影響もあってか、ここ2年くらいは、通常の悩みに加えて、余計なことまで考えなくてはいけなくなったのは事実かと感じております。

寝ている時の夢の内容は様々な暗示や、思考の示唆を示すことがあります。
不眠の中、よく夢の中で”昔すごく大変だった出来事、また苦労した仕事の状況”をみられる方がおられます。

夢をたくさんみることは、レム睡眠やノンレム睡眠にも影響はしていますが、やはり今の自分の状況と過去の自分の状況を心のどこかで比較していることの表れではないかと思います。
本当は、「”未来”こうでありたい自分」と「”今”そうではない自分」の葛藤を無意識に考えていることが、そこには影響しているはずです。

マインドフルネス瞑想の講座の中で、よくどんな姿勢で瞑想したら良いですか、と質問をいただくことがありますが、結果的には、どんな姿勢でもかまいません。またどんな場所でも、どんな状況でもマインドフルネス瞑想はできます。つまり寝ながら、布団に入りながらでも瞑想はできます。
マインドフルネス瞑想は睡眠の質を高めることに、すごく有効です。

ここで、先ほどの、”夢”と”不眠”の話から、睡眠時のマインドフルネス瞑想を行う際、一番効果的なのは、”呼吸の流れに集中する”、この瞑想法が一番適しています。過去を受容、または未来をイメージする瞑想方法もありますが、できるだけ思考を整理、また考える回路を繋げないようにすることで、良い睡眠につなげていくことができます。

呼吸に集中する=”今”この瞬間に自然に意識を向ける
呼吸を整える=副交感神経系を優位にする(睡眠への導入)


マインドフルネス瞑想は、心身の健康を目指した脳の習慣化をつけるトレーニングでもあります。

瞑想中余計な雑念か浮かんで来たら、いったん横において呼吸に集中してみましょう。そうすると自然と高ぶっていた感覚や感情が落ち着き、ゆっくりと睡眠へ向かっていけるはずです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?