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無性に食べたいものからわかる〜あなたに足りない栄養素とは?〜

突然無性に食べたくなるものは、足りない栄養を補給したいよ、という体からのサインです。

ダイエットをしていない方も、夏バテで栄養価が偏って不足状態に陥っていることもあるので参考にしてみてください⭐︎

①甘いもの:たんぱく質不足

・血や肉になるたんぱく質ですが不足すると、栄養が足りない!と信号が出て、手っ取り早くエネルギーに変換できる糖質を求めることがあります。
・不足すると女性は貧血にもなりやすいのでしっかりとりましょう。

✳︎摂ると良いもの:お肉、お魚、卵、大豆製品(毎食自分のひら分×3食ほどが目安量です)
特に豚肉+玄米の組み合わせはビタミンB1が豊富ですで糖質の代謝を促進してくれます。

②お米、パン:炭水化物量のコントロール不良

・糖質制限ダイエットなどで制限しすぎている方に見られます
(女性なら1食あたり自分の手の握りこぶし1個分ほどで120〜150gほどが適量です)
・骨格ストレートタイプの方(上半身に重心ある方)は、血糖を上げることで幸福感を得やすいタイプなのでご飯やパン中心の生活になりがちです。

✳︎摂ると良いもの:低GI食品を選ぶ
GI値の低いものに変えることで血糖値が緩やかに上昇するので、インスリンの分泌が抑えられて、脂肪の蓄積も抑制されます。
・白ご飯→玄米ご飯、雑穀米、もち麦ご飯
・うどん、そうめん→そば
・菓子パン、惣菜パン、クロワッサン→ライ麦パン、全粒粉パン、ベーグル
・お菓子→フルーツ、ドライマンゴー
・アイス→フローズンヨーグルト、フレーバー炭酸水

私も低GI生活を心がけていますが、これをしてから無駄に食べたい気持ちが抑えられやすいです。

③チョコレート:マグネシウム不足

・甘いものの中でも特にチョコレートばかり食べたくなる方は、マグネシウムが不足している可能性があります。
・マグネシウムは体に栄養素を届ける役割があるので不足すると疲れやすくなり、その度にチョコを食べたくなる傾向です。
・不足すると脳が酸欠状態になるので、神経過敏、抑鬱にも影響します。

✳︎摂ると良いもの:ごま、玄米、おそば、豆類、ほうれん草、ナッツ、海藻類、などマグネシウムが豊富な食材。
※マグネシウムを多く含む食品は、生成、添加、加工されていない、原料そのものです。できるだけ、自然に近い食材を調理して食べるようにしましょう。

④ポテチ、ピザ、ハンバーガー:カルシウム不足

脂質の多いスナック菓子やポテトやハンバーガーなどのジャンクフード系の脂肪の多い食品の渇望は、カルシウムを必要としています。

✳︎摂ると良いもの:乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト)、ブロッコリー、小松菜、ひじき、豆腐、納豆など、カルシウムを多く含む食品を摂ることです。

⑤コーヒー、エナジードリンク:鉄分不足

・鉄分が不足した体は疲れやすい、だるい、朝起きにくいなどがあります。
・飲むと疲れが取れた気がしたり、集中力を回復させたり、一時的に体を助けてくれます。
これはその場凌ぎ的な役割で根本的な栄養状態の改善とは違います。

一息つくごとに飲んで仕事を乗り切ったり、決まった時間に欲してしまう習慣になっている方は注意です。

*摂ると良いもの:鉄分を多く含む食品をしっかりめにとって、カフェインを控えること。
・赤身のお肉(豚肉、牛肉、レバー)、青魚(かつお、まぐろ、さば、ぶり、あじ、いわしなど)、海藻類(ひじき)大豆製品(納豆、豆腐、高野豆腐)、緑の濃い野菜(ほうれん草、小松菜など)

☆ビタミンCをいっしょにとると吸収率がUPします(サラダ、食後のデザートにフルーツなど)
☆コーヒー、緑茶、緑茶は鉄分の吸収を阻害してしまうのでノンカフェインでも食後2hは控えましょう(タンニンが吸収を抑制する要因のため)

☆補足
健康診断で貧血の数値(Hb)が問題ない方でも、女性はこの中に「隠れ貧血」と言って貧血目前の方が60%もいるんです。貧血と同じような、疲れやすいなどの症状が出やすいです。
(これは貯蔵分(血清フェリチン)が少ない状態で、ここの数値は一般的な健康診断では出ない項目なので気付けません。知りたい方は保険適用で検査できます)

⑥味付けの濃いものや塩辛いもの:ミネラル不足

・特に今の暑い季節は汗といっしょに塩分も体内から出て行きやすいのでミネラル分が不足しやすくなります。
・ストレスを抱えると副腎の機能が弱ってしょっぱいものが食べたくなります。
・お酒をよく飲む方。アルコールは、ナトリウム、カルシウム、亜鉛などのミネラルを排出してしまうので、締めにラーメンなど食べたくなりがちです。

*食べた方が良いもの:ミネラルを多く含む食品(しじみやあさりなどの貝類、わかめや昆布、ひじきなどの海藻類、納豆やお豆腐などの大豆製品、きゃべつやきゅうりなどの生野菜など)

※スポーツドリンクのとりすぎに注意!
糖分もジュースと同じくらい入っています。
運動をたくさんしている場合なら別ですが、日常生活での水分補給としては500mlを1日1本飲み切ると糖質とり過ぎです。飲む場合は薄めて補給すると良いです。

⑦辛いもの:亜鉛不足

・たまに美味しく感じることは自然なことですが、激辛料理が大好きで癖になっている方は要注意です。亜鉛不足によって味覚障害気味になっている可能性もあります。
・ストレスが多い方はそれを別の刺激でごまかそうと激辛がどんどん平気になることも。亜鉛をとって味覚を正常にすることが必要です。

*亜鉛を多く含む食品:牛肉、カシューナッツ、アーモンド、卵、納豆、チーズ、するめ、高野豆腐。(亜鉛は肉類、魚介類、穀類、種実類など比較的多くの食品に含まれています)

⑧ダイエット中の突然くる無性に食べたくなるもの

ダイエットをがんばっているけどある日突然無性に食べたくなって結局続かないです!というのはよくあること。
頑張りすぎて返って不足している栄養が出てきている証拠かもしれませんね。

☆ダイエットの減らす適正は、1ヶ月に体重の4%まで、とお伝えでしています。60kgの方なら2.4kg以上のペースで減らしていると、そのような症状が出やすいです。

そうでない方は、栄養が偏ってないかを見直して、焦らずにまた3食きちんと栄養を取り入れれば大丈夫です。偏らずにバランス良くね。

"これを食べれば"という魔法の食べ物はありません。
自分の体と日々向き合って、からだの喜ぶ栄養をきちんと補給してあげることが一番の美容と健康の近道です⭐︎⭐︎⭐︎



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