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若返りと健康の鍵を握ると言われる、ミトコンドリアって何?

現在、「HEAD STRONGシリコンバレー式頭がよくなる全技術」の要約・解説をしていますが、その中でもとても重要とされている体の器官に「ミトコンドリア」があります。このミトコンドリアを知ることはこの本を理解する上でとても大切です。
 若返りや病気の予防にも今大注目されています。
そんなミトコンドリアは、これから確実にトレンドになってくる情報でもありますので、以前もお話していましたが、今日はもう一度ミトコンドリアについてお話をしていきます。

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ミトコンドリアとは?

ミトコンドリアは、細胞小器官の1つです。

細胞小器官

 1つの細胞内に数百〜数千個のミトコンドリアが存在しており、ミトコンドリアの総重量は体重の約10%程度あります。60kgの人で言えば、6kgはミトコンドリアということです。そして、そのミトコンドリアは、よりエネルギーを必要とする場所に多く存在します。
それは脳、目、心臓、卵巣です。
 筋肉では、遅筋と言われる持久運動に使われる筋肉に多く存在します。速筋はミトコンドリアが少ないため、持久力に欠けますが、糖をエネルギーとして瞬発力を発揮します。

ミトコンドリア

ミトコンドリアは独自のDNAをもつ

 ミトコンドリアは、元々は独立した生物だったと言われています。
原始の地球では、空気中に酸素はなく、二酸化炭素などが多くありました。そこで生まれた生物は酸素を必要としない生物でしたが、植物が誕生し、二酸化炭素を取り込みエネルギーを生成し、酸素を排出するようになると、地球上は酸素が多くなりました。今度はその酸素を取り込み、エネルギー生成し二酸化炭素を排出する生物が現れます。その1つがミトコンドリアの祖先です。
 その生物が、酸素を必要しない生物と共存を始め、今では細胞小器官として存在しています。そんなミトコンドリアは細胞のDNAと別に独自のDNAを持っています。

太古の地球と現在の地球

このミトコンドリアのDNAは100%母親から引き継がれています
父親のミトコンドリアは、精子の尻尾部分にあって、卵子と出会うまでにエネルギーを使い果たしてしまい、殆どを失います。残ったミトコンドリアも卵子のミトコンドリアに取り込まれます。


ミトコンドリアの特徴

ミトコンドリアには以下の特徴があります。
・エネルギー造工場
・アポトーシスのコントロール
・免疫機能
・記憶媒体・意識
・活性酸素

エネルギー製造工場

 ミトコンドリアは、細胞のエネルギーであるATPを、体内で生成される全エネルギーのうち約90%を生成しています。
 糖質、タンパク質は1グラムに対して4kcalのエネルギーですが、脂質は1グラムに対して9kcalのエネルギーを発生します。

 細胞は酸素を使わず、糖質のみでエネルギーを生成します。細胞でのエネルギー生成は瞬発力はあるのですが、生成されるエネルギー量が少ないので、体全体に必要な分のエネルギー生成が出来ません。(下図:ATPが2個生成される)

 ミトコンドリアは酸素+脂質・糖質を使いエネルギー(ATP)を生成します。細胞内のエネルギー生成よりも、一度に多くのエネルギーを作り出すことが出来ます。(下図:ATPが36個生成される)
 更に糖質よりも脂質を使用した場合は、2倍以上のエネルギーを作り出すことが出来ます。

細胞内のエネルギー代謝

アポトーシスのコントロール

 アポトーシスというのは、細胞にプログラムされている細胞の自己死のことで、プログラム細胞死とも言います。
アポトーシスは、ウイルスに感染した細胞がウイルスを増殖させる前に自己死することで、細胞の感染の拡大を防いだり、古くなったミトコンドリア、細胞や、DNAエラーを起こした細胞や、ガン化した細胞など異常細胞を排除して、正常な細胞の新陳代謝を促します。
 ミトコンドリアは、このアポトーシスをコントロールしており、1日に数千億〜数兆個の細胞をアポトーシスさせています。

アポトーシス

免疫機能

 ミトコンドリアは、ウイルス感染が起こると、ウイルスを排除するための指示を出したり、ATPを生成する際に発生する活性酸素を利用して病原体の排除を行います。その際に生成されたATPは、免疫細胞のエネルギーにもなります。
 また、免疫細胞の暴走(サイトカインストーム)を抑制する働きもあります。

ミトコンドリアの免疫機能 出典:サワイ健康推進課

記憶媒体・意識

 彗星捜索家であり、3度の死亡体験で有名な木内鶴彦さんは、物理学者の保江邦夫さんとの対談の中で、死亡体験中に1個の細胞の中に入って、細胞の仕組みを学んできたそうです。

 その時、脳細胞は集合体(体全体)の情報を演算していて、CPUの働きをしている。記憶媒体(パソコンやスマホで言うハードディスク、ストレージ)は一個一個の細胞のミトコンドリアだということを知ったそうです。
そして、意識はどこにあるのか?を調べると、ミトコンドリアにあることが分かったそうです。
(あの世飛行士 未来への心躍るデスサーフィン参照)

 全身の細胞一つ一つに存在するミトコンドリアが意識を持っている。そしてその集合体が自分だと思うと、とても壮大な物語ですね!
 臓器移植によって、ドナーの趣味嗜好が伝染るというのも、その移植された臓器のミトコンドリアの意識や記憶から来ているとすると、腑に落ちます。

あの世飛行士 未来への心躍るデスサーフィン

活性酸素

 ミトコンドリアは、酸素と脂質からエネルギーを生成する際に、水と二酸化炭素、ATPと活性酸素を作ります。
この活性酸素は、マクロファージなどの免疫細胞が、体内に侵入した病原体や異物の排除、古くなった細胞の掃除の際に使用しますが、体内に増えすぎると、正常な細胞も破壊してしまいます。特に、脳細胞に影響が出やすく認知機能の低下の原因とも言われています。
 ミトコンドリア自身も活性酸素酸素によって破壊される恐れもありますが、正常なミトコンドリアは抗酸化物質も持っているので、それにより、活性酸素から身を守っています。

ミトコンドリア

まとめ

・ミトコンドリアは生命にとって必要不可欠
・元気の源
・ミトコンドリアが意識であり、記憶装置
・免疫の鍵も握る
ミトコンドリアがいかに、大切かということがわかったと思います。
このミトコンドリアが元気ならどうなるか?逆に元気が無いとどうなるか?増えるとどうなるか?減るとどうなるか?
病気の8割はミトコンドリアにあるとも言われます。次回は、また本の要約・解説に戻っていきますが、この記事を踏まえて見ていただくといいと思います!

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