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映画「となりのトトロ」から考察する【体験の仕組み】

こんにちは心理カウンセラーのじゅんさんです。

いつも記事を読んでいただきありがとうございます(*^^*)

今回のテーマは【体験の仕組み】についてお話ししていきたいと思います。

私たちの【脳の記憶】は一般的には、【 五感】基づく体験と【言葉】【言語】で作られたり、 それを思い出したりしていると言われています。

この【記憶】ですよね。脳にプログラムされた情報は【何らかの体験】によってできているんですよね。

これからこの【体験の仕組み】についてお話ししていきますね。

1.NLPとは

NLPは1970年代にアメリカで開発された心理学的な手法です。

元々は創始者であるリチャード・バンドラーとジョン・グリンダーの二人がその当時天才と言われた3人のセラピストの研究からスタートしたと言われています。

彼ら3人の天才セラピスト達は並のセラピスト達が何年もかかって治療することができなかったクライアントすら短期間に治療したと言われています。

これは言語が人間にどんな影響を与えるかについての一連の研究からスタートしています。

NLP とは(ニューロ・リングウィスティック・プログラミング)の頭文字をとったもので、日本語では神経言語プログラミングと言われています。

N…神経を表していて五感などと捉えることが出来ます
L…言葉を指しています
P…プログラミングを意味しています


NLPは五感と言葉が脳のプログラムを作ったり起動させたりしているという風に考えることができます。

これは NLP の発祥の地アメリカでは脳の取扱説明書などと言われています

NLPは、脳に関する実践的な研究がされていて、応用範囲は人間の営みの大半に関わっていると考えることができます。


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2.映画「となりのトトロ」から考察する【体験の仕組み】


今回は映画【となりのトトロ】を例に挙げて、【体験の仕組み】についてお話ししていきたいと思います。

映画【となりのトトロ】
このジブリの有名映画。沢山の方が見ていると思ってお話しさせていただきます。

このとなりのトトロの監督は宮崎駿という、白髪の白い髭が印象的な。 有名な映画監督ですよね。

映画監督、宮崎駿は このとなりのトトロを主に、 【視覚情報】【聴覚情報】で映画を見ている【人の気持ち】【感情を創っている】んですね。

音楽は久石譲というジブリの映画音楽をほとんど担当している、有名な方が担当しているんですね。

主題歌の「さんぽ」という音楽を聴くとトトロの映画を思い出す方も多いと思います。

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ここで、となりのトトロのシーンを1つイメージしながらお話ししていきたいと思います。

となりのトトロでは、 メイちゃんという、小さい女の子がトトロと出逢う、 そんなシーンがありますよね。

なんだか不思議な存在。と交流していくっていうシーンがあるんですね。

皆さんも印象に残っている方いると思いますが、メイちゃんは何にでも興味を抱く女の子ですね。

そんなメイちゃんがドングリを追っていくと、 小さい不思議な存在に出逢う

そう、小さいトトロですよね。

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小さいトトロを発見して追いかけていくシーンがありますね。

トトロは逃げるんですね。

トトロは逃げるメイちゃん追う

追いかけっこですよね。

そして追いかけていくと大きな木の穴の所に到着するんですよね。

そしてその穴の中にメイちゃんが落ちていくシーンがあるんですね。

そしてその落ちた先にボスって、なんだか大きい柔らかそうな毛の生えている生き物の上に、 落ちるんですよね。

毛に埋まると言うか。

それはあの小さいトトロの何倍もあるトトロだったんですよね。

これ最初メイちゃんも大きすぎてなんなのか気付かなかったとおもいます。とてもびっくりしたと思います。

未知の存在とファーストコンタクトですね。

この体験を、メイちゃんと私達観客が一緒に体験しているんですよね。
映画の中で 。

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そしてですね、ごろんっと寝てる、こう、大きいトトロの鼻をコショコショとか、なんかこう、メイちゃんは触ってみる

その大きいトトロは鼻をこちょこちょされても特に怒る事もなく、あの、あくびとかしてメイちゃんを優しく受け入れているんですね 。

メイちゃんも受け入れてくれたことを感じて、そしてメイちゃんも大きいトトロのお腹の上で安心して、気持ちよくなって眠ってしまうんですよね。

そして後ろで音楽とかも流れているんですよね。

音楽というのは、バックミュージックですね。

久石譲っていう音楽家、作曲家がいて、その久石譲がとなりのトトロの音楽を担当しているんですね。

この方はジブリの映画の音楽とかをほとんど担当していて、私も好きな方なんですよね。

あとsummerという有名な曲があるのですが、これは映画、菊次郎の夏という映画で流れる曲です。

久石譲が作った曲ですが、私はこれを聴くと日本の夏を感じたいなぁと思います。

私と同じように、久石譲が作曲したsummerという曲を聴くと、日本の夏を思い出すなんて言う方が結構多いのではないでしょうか?

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そしてこのシーンを少し振り返っていきたいと思います。

【となりのトトロ】
①小さいトトロ大きいトトロ居たんだな【視覚情報】
②トトロってやわらかそう、あたたかそう【視覚情報】
③トトロは優しい存在。怖くない【視覚情報】
④久石譲の音楽が印象的【聴覚情報】


①これはメイちゃんが小さいトトロを追っていくと大きいトトロにたどり着いたシーンですよね。ここでトトロの違い認識しているんですね。

②メイちゃんがそのトトロのお腹にボスっと埋まったシーンですよね。トトロって柔らかそうだなぁとか、優しそうとか、もふもふしてそうであったかそうとか。これも全て【視覚情報】から伝えてくれているんですよね。

③メイちゃんとトトロの交流。未知の存在とのファーストコンタクトですね。コミュニケーションシーン

これはトトロの鼻ですね、猫の鼻みたいな鼻をこしょこしょしたりするシーンですね。

トトロの反応は優しかったですよね。メイちゃんを拒否したり、拒絶せず、受け入れているんですね。 あくびしたりとか、警戒心はないんですよね。トトロはメイちゃんを受け入れて二人で眠ってしまうんですね。

この様なメイちゃんとトトロの初のコミュニケーションをするシーンを私達は観て【未知の存在トトロ】=【優しくて安心安全な存在】なんだと私達の脳は体験しているんですよね。

④そしてバックミュージックですね。久石譲の音楽だったりそういった楽曲担当の政策陣が作った音楽が映像と共に流れてることによって、そのシーンを【聴覚】からも私たちの脳が体験しているということですね。


これがですね、仮にその鼻こしょこしょシーンでこれ、トトロが噛み付いてきたりとか、あのメイちゃんを威嚇してきたりとか、なんかそんな攻撃的なシーンをしようものならこれはどのようになると思いますか?

私たちの体験はこれは一気にホラー映画を見た時のような体験になってしまうんですよね。

一見安全そうにしていたのに危険だったっていう風に脳が体験すると、もう一気にこの【トトロもう怖い存在】だなとか、そんな風になってしまうんですね。

よって、【体験の正体】【見ること】【聴くこと】そして【感じること】などの【5感体験】です。

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ここで1つ質問させていただきますね。
あなたのトトロのベストシーンはどこですか?

そうそう。

色々なシーンが思い浮かんだとおもいます。

例えばですね、バス停でさつきちゃんというメイちゃんのお姉ちゃんが、眠ってしまったメイちゃんをおんぶして、そしてその隣で傘をさしてるトトロがいるというシーンがあったりしますよね。あのシーンも印象的でした。

大トトロは初めての傘が嬉しくて、トトロがジャンプして雨の音を傘で受け止めて楽しむとかそんなシーンを思い浮かんだ人もいると思います。

後は猫バスですよね。足がいっぱい生えていて。ネコバスに乗っているシーンも印象的ですよね。歌や楽しそうな音楽が流れていて、夜の街中をかけていくっていう。

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私のベストシーンは夜のシーンですね。

さつきちゃんとメイちゃんのお父さんはちょっと職業忘れてしまったんですけど、物書きか何かやっていて、夜デスクで仕事してるシーンがあって。

庭では、さつきちゃんとメイちゃんとトトロ達が種からですね、どんどん芽をを出して、グングングングン伸ばしてって、伸びてってくれっていう風に踊って、森を創っていくシーンですね。

空飛ぶコマみたいのを、ブーンって出してくれるんですね。

それにトトロが乗ってさつきちゃんとメイちゃんはトトロにしがみついて飛んでいくっていうシーンがあるんですけど、その時に流れている音楽とかもいいですよね。

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このようにですね、多くの人が共通して【トトロ=優しい存在】脳にプログラムしているんですね。

これらは宮崎駿、映画監督が この映画を見てそのように【感じてほしい】という前提があって、最初から、【トトロ=優しい存在だよ】っというプログラムがあったと考えられますよね。

またこのとなりのトトロを例えば外国の方が観たら全くまた別の体験をしている可能性もあるんですね。

それは私たちは【日本で育っているという体験】+【となりのトトロの体験】をしているからですよね。

日本で育ったという体験とトトロの映画を見ている体験。

この【二つの体験】を認識して私達はとなりのトトロを記憶しているんですね。

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このように【一つの体験】というのは、それぞれの【過去の体験】【経験によって作られている】とも考えられています。

なので【トトロ】という【言葉を聞いたり言ったり】すると、私達が【体験】した記憶からトトロをイメージさせているんですね。



今回は【体験の仕組み】についてお話しさせていただきました。

また最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それではまたお逢いしましょう(^-^)

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