TAKAOHEAD

ベルギー駐在を終えて帰国したサラリーマン。 東京・世田谷の卓球クラブでペンドラとして奮…

TAKAOHEAD

ベルギー駐在を終えて帰国したサラリーマン。 東京・世田谷の卓球クラブでペンドラとして奮闘中。 日々のこと、卓球のこと、映画・音楽・本について書きます。

マガジン

最近の記事

欧州卓球観戦記:ファンと一体!ドイツ名門クラブ施設の充実ぶり

ベルギーのブリュッセルから、ドイツのデュッセルドルフは実は車で2時間。ということで、卓球ブンデスリーガの名門・強豪クラブ「ボルシア・デュッセルドルフ」のホームマッチを観戦に行きました! クラブは専用の施設となっており、レストランなど充実。 肝心の試合会場はこんな感じ↓↓ 会場のキャパはそれほど大きく無いですが、台と観客席が非常に近く、オーバーしてきたボールもどんどん飛んできます。 試合相手は、現在ブンデスリーガ5位のクニックスホーフェン。監督は元青森山田の板垣さんが務

    • 「推し活」とTリーグ

      今朝(3日)の朝日新聞朝刊が「推し活」の特集をしていた。推し活をしている人の心理、誰かに何かを託す、もしくはその対象を自分の分身として応援していくことで、自分の人生も何とかやりとりしていくー。そんなことが書かれていた。 この際、「推す」のは誰でも対象になりうる。アイドル、アーティスト、スポーツチームなどなど。プレミアリーグで、お腹も出た素行不良の中年フーリガンのおじさんたちがパブでビールを飲みながら、自分のチームの勝敗に一喜一憂するのも、広島カープを応援する「カープ女子」も

      • 欧州卓球観戦記:ペンドラ・小西海偉選手がオフチャロフを破る。

        ヨーロッパチャンピオンズリーグに出場する、我らがペンドラの星、小西海偉(旧姓:吉田)選手の試合を見るために、駐在しているベルギーから車で6時間かけてドイツへ行った。 相手チームは、ドイツの「ノイ・ウルム」。台湾の林昀儒、スウェーデンのモーレゴード、ドイツのオフチャロフが所属する、まさに世界トップレベルのスーパーチームだ。対するのは小西選手がこの秋から所属するポーランドの「ジャウドヴォ」。ポーランド・スーパーリーグではトップを走っているが、やはり相手のドイツチームの方がはるか

        • ベルギー卓球修行・リスタート

          そんなこんなで、今年の夏以降、ベルギー含む欧州では国民の過半数以上がワクチン2回目接種を打ち終わり、ロックダウンは解かれ、ノーマルな生活が戻ってきました。 去年は勇んでこのブログで卓球奮闘記を始めたものの、すぐに第2波がベルギーにも訪れ、クラブ活動はおろか長い長いロックダウンに入ってしまったので、すぐさま休止に追いやられました(今年もそうならないといいのですが;) とにかくこの9月からベルギーでは新学期が始まり、我がクラブ「Logis Aurderghem」も再始動し、新

        欧州卓球観戦記:ファンと一体!ドイツ名門クラブ施設の充実ぶり

        マガジン

        • 気になる
          1本

        記事

          書評:「人新世の『資本論』」

          昨年から話題を呼んでいる流行本を読んでみた。なんといっても作者が同世代ということで、自分と同い年でこんなことを書ける人が現れてくることに少し焦りを感じつつも読んだ。 私たちが当然のものとしてみなしている経済成長と資本主義って本当に素晴らしくて、これからも続けていいものなんだっけ?という問題提起。資本主義や成長を追い求めることは、自分たちの生活圏とは遥か彼方の途上地域の犠牲に成り立っており、これまではその地域にツケを払わせておけばよかったのが、いよいよ限界を迎えつつあり、資源

          書評:「人新世の『資本論』」

          書評:「アフター・ヨーロッパ」、パンデミックが加速化させる欧州の解体

           本書は、あまり明確な答えは提示してはくれない。ただ、移民やグローバリゼーション、EU官僚に対する反感によって増幅したポピュリズムなど、ヨーロッパないしはEUを分裂・解体させかねない要素があちこちに散らばっていることを、東欧・ブルガリア出身者の視点で訴えかける。  グローバリゼーションと移民によって、社会から忘れ去られ、取り残されかねない人々が、右派ポピュリズム政党を勢いづかせ、さらには2015年ごろからパリやブリュッセルで立て続けに発生したテロは、イスラム教や移民を排除さ

          書評:「アフター・ヨーロッパ」、パンデミックが加速化させる欧州の解体

          「普通の人」は政治には関われないのか(批評:「なぜ君は総理大臣になれないのか」)

          (注意:ネタバレを含みます) 公式サイト:http://www.nazekimi.com/ 小川淳也という衆院議員について、名前と顔こそ一致するものの、僕はほとんど知らなかった。 彼を見て思うのは、彼は真面目な熱血漢ではあるが、正直どこにでもいそうな普通の人だということだ。ここでいう「普通」とは、ほどほどのバランス感覚があり、自分で物を考え、人並みの倫理観を備えて、社会貢献は大事だと考える一市民という意味でだ。 この作品は、そんな「普通の人」が、引き継ぐ地盤もなければ

          「普通の人」は政治には関われないのか(批評:「なぜ君は総理大臣になれないのか」)

          ベルギー公式戦デビュー!

          去る先週金曜(11日)、ついにベルギーの首都・ブリュッセルの卓球リーグの公式戦デビューを果たしました。 私が所属するのブリュッセルの「Division 4D - Prov. BBW」です。 わかりやすく言えば、4部のDリーグ(BBW地域)という感じです。 一つの部の中でもABC順に分かれているので、相当細かく分類されているなぁという印象です。 そして上を見上げれば、3部、2部、そしてプロリーグである「Super Division」があります。卓球連盟に登録された選手は、前

          ベルギー公式戦デビュー!

          日本より実は活発!?小国ベルギーの卓球事情

          今回は、ベルギー(主にブリュッセル)での卓球事情についてご紹介します。 ベルギーで有名なスポーツといえば、「サッカー」と「自転車」です。 なので、ヨーロッパでも盛んなドイツやフランスと比べるとベルギーはそこまで卓球人口は多くありません。 しかし、かつては世界ランク一位に輝いたジャン=ミシェル・セイブ選手もベルギー出身であり、男子の世界ランキングは25位と、強豪国にはかなわなくてもそこそこの中堅国といった感じでしょう。 そんなベルギーで僕が所属しているのは、「Logis

          日本より実は活発!?小国ベルギーの卓球事情

          ベルギー・ペンドラ奮闘記はじめます

          こんにちは。TAKAOHEADといいます。 今年(2020年)の3月からコロナ真っ只中のベルギーに海外赴任しました。 これから3年間こちらで暮らすつもりですが、このシリーズでは、趣味である卓球をベルギーで挑戦することについて、これからの奮闘を記したいと思います。 僕はペンドラです。中高まで公立校の卓球部でしたが、まったくうまくありません。 社会人になってから復帰して、東京・世田谷の卓球クラブに所属しては、日々練習して、月1回程度大会に参加してきました。 正直に言って実力

          ベルギー・ペンドラ奮闘記はじめます

          日本を離れて感じること

          スイスには海が無い。 でも、綺麗な湖が数多く存在する。ヨーロッパ人にとってもスイスは観光地としてポピュラーであり、特にウィンタースポーツ目当てで訪れる人が多いらしい。 今回は夏休みとして、初めてスイスを訪れたわけだが、夏でもこちらの人は湖に面した公園で水着で寝そべったり、本を読んだり、そしてたまに泳いだり。浜辺は無いけど、そう、これがスイス人の夏の過ごし方なのだ。 今回スイスを訪れて、というかヨーロッパに暮らして5ヶ月が過ぎて色々と感じることがある。もちろん、コロナで今

          日本を離れて感じること

          書評:「遅刻してくれて、ありがとう(上)」:ぼーっと生きてんじゃねぇーよ!

          「遅刻してくれて、ありがとう(上)」トーマス・フリードマン著/日本経済新聞出版社2018年 オススメ度:★★★★☆ (コメント) 「フラット化する世界」でもおなじみ、ジャーナリストでニューヨークタイムズのコラムニストであるトーマス・フリードマンの著作。タイトルは原題をそのまま訳したとおりで、その理由は冒頭を読んでもらえるとわかります。上下巻と分厚い本ですが、その主旨はただ一つ、「いま私たちが生きている世界がこれまででは考えられないほど加速化(技術革新や気候変動、国の相互依

          書評:「遅刻してくれて、ありがとう(上)」:ぼーっと生きてんじゃねぇーよ!

          【書評:「子育て経営学」子育てパパ必見】

          「子育て経営学」宮本恵理子著/日経BP社2018年 オススメ度:★★★☆☆ https://www.amazon.co.jp/dp/4822256669/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_bIbzCbDJCW1DV (コメント) 子育てを経営学として、と連想させるが、要は経営者や代表を務めながらも子育てに積極的に関わっている30-40代のパパ達のお話です。子育てをめぐってもそれぞれ多種多様な価値観があるので、掲載されていることが全てでも正解でもないですが、「

          【書評:「子育て経営学」子育てパパ必見】